「蒐集家・池長孟の南蛮美術」:神戸市立博物館 特別展 開催中! −井草晋一−

写真:神戸市立博物館(Wikipedia より)

神戸市立博物館 特別展

「蒐集家・池長孟の南蛮美術
言葉から紡ぐ創作(コレクション)」

◎ 特別展:2025年4月26日(土曜)
~ 2025年6月15日(日曜)

特別展「蒐集家・池長孟の南蛮美術」神戸市立博物館_2025年4月26日(土) ~6月15日(日)

神戸市立博物館では、

「蒐集家・池長孟の南蛮美術
言葉から紡ぐ創作(コレクション)」

の特別展を開催中です。

見どころは、1920年に「隠れキリシタンの里」茨木市の千提寺の民家で発見された「聖フランシスコ・ザビエル像」(常設展示、レプリカ展示あり)を含む、蒐集家・池長孟の南蛮美術の数々です。

この機会に、お誘い合わせて特別展に赴かれますよう、お勧めいたします。

(上のポスターの画像をクリックすると拡大します)

開催案内より

「池長孟肖像写真」 @神戸市立博物館蔵

  神戸市立博物館では特別展「蒐集家・池長孟の南蛮美術―言葉から紡ぐ創作(コレクション)」を開催します。
神戸市立博物館の美術コレクションの核といえる神戸の蒐集家池長孟(いけなが はじめ/1891-1955)が収集した南蛮美術の数々。
現在、そのコレクションには、国指定重要文化財の「聖フランシスコ・ザビエル像」、狩野内膳「南蛮屏風」、「泰西王侯騎馬図屏風」をはじめ、今日美術史を語る上で欠かすことのできない作品が含まれています。

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会期:2025年4月26日(土曜)~6月15日(日曜)

「聖フランシスコ・ザビエル像」  @神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)

※会期中、一部の作品は展示替えがございます。
休館日月曜日、5月7日(水曜)
※ただし、5月5日(月曜・祝日)は開館開館時間9時30分~17時30分
※金曜と土曜は20時まで開館
※展示室への入場は閉館の30分前まで

入場料一般1,500円(1,300円)、大学生750円(650円)、高校生以下無料
※本展観覧券にて、2階コレクション展示室も入場いただけます。
※( )内は20名以上の団体料金。

※神戸市内在住で満65歳以上の方は、当館窓口にて証明書の提示により当日一般料金の半額。
※障害のある方は障害者手帳などの提示で無料。
※大学生以下の方は、学生証・生徒手帳などをご提示ください。

狩野内膳筆「南蛮屏風」 @神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)_左隻
狩野内膳筆「南蛮屏風」 @神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)_右隻
「泰西王侯騎馬図屏風」 @神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)
「池長孟自筆備忘録」のうち「日常」「面白い日記」(部分)  @神戸市立博物館蔵

(注:写真は、特別展期間中の「広報用写真」として、神戸市立博物館より提供を受けています。写真の転載は禁止いたします。)

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* <参考> SALTY連載
『キリシタン史からのメッセージ』 久保田典彦(高山右近研究家)

「キリシタン史からのメッセージ」 全 40回

写真:茨木市立キリシタン遺物史料館   @shinichi igusa
・「聖フランシスコ・ザビエル像」が発見された民家の西側にある資料館

  

「茨木キリシタン遺物」:キリシタン遺物発見の歴史から、隠れキリシタンたちの語った秘められた信仰、遺物の美術史的な価値についてなど、茨木のキリシタン遺物をさまざまな角度からわかりやすく解説している貴重な資料(書籍)です。

「キリシタンから現代に生きるあなたへ」(カラー版)久保田典彦著
SALTYで40回にわたって連載された「キリシタン史からのメッセージ」が電子書籍とPOD版(プリント・オンデマンド=印刷本)で発行されています。

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