世界軍人キリスト者の会(AMCF)の「東アジア大会」が開催!

*写真:8/31(土)「派遣礼拝」— 説教:朝岡勝牧師(徳丸町キリスト教会)

世界軍人キリスト者の会(AMCF)の「東アジア大会」が開催!

 8月29日(木)から31日(土)にかけて、横浜(桜木町)で、世界軍人キリスト者の会(AMCF)の「東アジア大会(日本宣教大会)」が開催されました。

テーマは、「平安があなた方にあるように(ヨハネ 20:20)」です。

石川信隆 JMCF会長
石川信隆 JMCF会長

 今回は、日本の「防衛関係キリスト者の会(JMCF・コルネリオ会)」(会長:石川信隆 防衛大学名誉教授)が主催し、韓国(32名)、台湾(11名)、モンゴル(10名)、中央アジア各国、(カザフスタン:2名、キルギスタン:2名、タジキスタン:1名)、アメリカ(5名)、スリランカ(2名)、日本(40名近く)の、100名ほどの参加。

 横浜オンヌリ教会(西山慎一牧師)を会場に、8/29(木)と8/30(金)の夜の「宣教大会」は、約160年前にヘボン宣教師が来られてスタートし、日本で二番目に創立された横浜指路教会(藤掛順一牧師)で行われました。

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10月に大阪と東京で SALTY第1回公開講演会 を開催します

キリスト者と政治

日本キリスト者オピニオンサイト SALTY 「第1回公開講演会」

 

 ここ数年のいわゆる慰安婦問題や、同じく、徴用工問題に対して、また、今後の日韓の関係回復について、キリスト者としてどのように理解し、取り組むことが求められているのか、さらに、社会福祉や介護の課題については?・・・・
 
 上皇明仁陛下の譲位と改元、今上天皇徳仁陛下の即位に伴い、10月22日(火曜日・祝日)には、「即位礼正殿の儀」が各国の元首や政府代表の列席のもとで行われます。
 
 ここ5年ほどの間の状況を振り返っても、日本の政治課題に対する、キリスト者のあり方や教会、あるいは連合組織としての見解の表明、取り組み方などについて、あらためて問いかけられている昨今です。
 
 このような時代背景の中で、この度、日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- では、大阪と東京で 「SALTY 第1回 公開講演会」 を開催いたします。
 
みなさま、お誘い合わせの上、どうぞご来場ください。
主催者、関係者一同、心よりお待ちしています。

韓国変質、登場したアンチ反日 −西岡 力−

 

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト
-SALTY- 主筆
モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授

● 8月23日(水)の「産経新聞<正論>」に掲載された、韓国情勢と文政権に関する拙文です。
(産経新聞 2019.8.23.)

韓国変質、登場したアンチ反日

 8月15日、韓国ソウルで、大規模な反文在寅デモがあり、そこで親日スローガンが叫ばれたことは、ほとんど日本で伝えられていない。韓国は反日一辺倒ではない。むしろ、最近の特徴はこれまで表に出ることがほとんどなかったアンチ反日が多数出てきたことだ。保守派は、現在の韓国の反日が「親北反日」になっているとしてアンチ反日の声を高めている。

「親日」デモを読み解く

 デモ参加者の多くは韓国の国旗・太極旗と米国の国旗・星条旗を持っていたが、日の丸を持っている人もいた。「今の反日は親北容共で韓国に有害だ」「現在の日本は敵でなく、共産主義と共に戦う味方だ」という演説が相次いだ。壇上からの「日本は友人」「敵ではない」「反日は愛国ではなく反逆」という呼びかけに参加者が抵抗なく唱和した。

日本で多数報じられた「NO安倍」プラカードを掲げた反日デモは、面積や密度からして「親日」デモより動員数は少なかった。

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「その時に備えて」に備えて(9) 何故「平成天皇」は誤りなのか? −田口 望−

仙洞御所醒花亭
田口望
田口望

 

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

気になる言い回し

 「その時に備えて」の冊子の中には次の表現は見当たらないのですが、5月に天皇の代替わりが行われてから、わずか2か月足らずの間に、以下のような大変不適切な表現に私は既に3回も遭遇しています。みなキリスト教関係団体の講演や文書ではあるのですが、日時や場所、発言のでどころもみんな違います。その表現とは

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週の真ん中ストレート(13) ユーロコミュニズムを巡る暗闘 −田口 望−

ウィキペディア
田口望
田口望

 

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

真逆のこと言うインターネット百科事典?

 前回はイタリア、スペイン、フランスなどの共産党と日本の共産党とでは、民主集中制(党内独裁)があるかないかで、全然その様相が違うということをお話ししました。
しかし、ネット検索をすると、インターネット百科事典ウィキペディアの「日本共産党」の項目には、民主的で意見の多様性を認める「ユーロコミュニズム」の政党であるとあります。(2019年6月13日現在)
一方で、「ユーロコミュニズム」の項をウィキペディアで調べてみると(2019年6月13日現在)、日本共産党はユーロコミュニズムの政党ではないと書かれています。これはいったいどうしたことでしょうか? “週の真ん中ストレート(13) ユーロコミュニズムを巡る暗闘 −田口 望−” の続きを読む

『キリスト教と日本』 ー 日本福音主義神学会西部部会「2019年度春季研究会議」開催ー

『キリスト教と日本』
ー 日本福音主義神学会西部部会「2019年度春季研究会議」開催ー

 大阪市旭区の神学校、大阪聖書学院で6月10日(月)に開催された研究会議には、110名の牧師や神学生が集い、時節にかなった基調講演や研究発表、パネル・ディスカッション、そして、熱心な質疑応答(Q&A)がなされました。
当日の運営担当者から伺った話では、当初、50名くらいの登録が、直前になって参加者が急に増えてきたとのこと。

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「その時に備えて」に備えて(8)福音主義でも立憲主義でもないこの冊子 −田口 望−

日本福音同盟社会委員会「その時に備えて」
田口望
田口望

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

福音主義でもなければ立憲主義でもない人たち

『「その時に備えて」に備えて』はこのシリーズ内で案内していた順番を変えて今回もっともクリティークなことを論述しようと思います。すべては私の遅筆に起因します。ご容赦くださいませ。

 私は日本福音同盟社会委員会が出してしまった小冊子「その時にそなえて」が、福音主義、立憲主義にも立脚していないことに関して私は大変な恐怖を覚えています。

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週の真ん中ストレート(12)共産党の日仏比較ー田口 望

フランス共産党旗(左)と日本共産党旗(右)
田口望
田口望

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

ヨーロッパの共産党

前回、私は、左のすべては悪いわけではなく、共産主義と名が冠していてもキリスト教主義に立脚しようとしているものすらあることを案内しました。

「週の真ん中ストレート(11)良い左、ダメな左」

実際に世界に目を転じてみましょう。資本主義陣営、西側諸国にあり「共産党」で政権与党入りした国だってあるのです。小沢一郎氏が昨今提唱する野党の比例代表統一名簿作戦「オリーブの木」はもともと、イタリアがその典拠です。

イタリアの左派連合政権で、その中核をになったのは左翼民主党でその前身はイタリア共産党でした。また、フランスでも1997年の保革共存政権で社会党のジョスパン内閣にフランス共産党は2名の閣僚を送り込んで政権の一翼を担いました。こういう事例を見ると日本でも日本共産党と組んで選挙協力、はたまた共産党を含めた連立政権ってありに見てくる人もいるのでしょうが実際はどうなのでしょうか?

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週の真ん中ストレート(11)良い左、ダメな左ー田口 望

写真:絵画フランス革命「テニスコートの誓い」(Wikipedia より)

田口望
田口望

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

左は全部悪いのか?いや、わたしこそが左だ

 私は本誌の週の真ん中ストレートにおいて、度々日本共産党の危険性について指摘し、その本質は、キリスト教と似て非なるものであり、「キリスト教の異端」「フォイエルバッハ急進派」と呼んでも差し支えないとまで申し上げました。
しかし、それは、私が右翼であるとか、現政権を支持していることを意味することではありません。また政治的に左の考えを持つこと自体がキリスト教倫理において罪だと言っているわけでもありません。むしろ、私自身のキリスト者としてのあり様をいくから披歴するならば、私こそが、左なのです。 “週の真ん中ストレート(11)良い左、ダメな左ー田口 望” の続きを読む

キリスト教界の反日的な傾向(2)~その原因を探る~ −中川晴久−

 

 

 中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員

 

 前回のキリスト教界の反日的な傾向(1)について、「反日的」というタイトルに対する批判を数人の方から頂きました。ただ、「反日的」という言葉については「予めご了承願います。」とお伝えした通り、この記事は世間から問われる「なぜキリスト教は反日的か?」の問いに答えるためのもの、となっています。この問いに真正面から答えることをしなければ、キリスト教会への「誤解」は、益々大きくなるばかりです。特に、真面目に福音宣教(伝道)活動を行っている日本の多くの教会や牧師たちのみならず、韓国系キリスト教会への風評的被害が拡大するだろう、と私は懸念しています。
 私たちはキリスト者として、一般社会のキリスト教に対する正しい理解へ向け、丁寧な弁明が必要ですし、日本の教会の兄弟姉妹とともに、同じ信仰を持つ韓国の(特に在日の)兄弟姉妹をも守っていかねばなりません。改めてタイトルの「反日的」という言葉の使用について、ご理解を賜りますようお願い致します。
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