今上天皇陛下の「即位礼正殿の儀」をお祝いし、心よりお喜び申し上げます。
皇室のみなさま、そして日本国民、世界の国々の人々の上に、神様の祝福と平安が豊かにありますよう、お祈りいたします。
2019年(令和元年)10月22日
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-
代 表:後藤献児朗
主 筆:西岡 力
編集長:井草晋一
編集会議・論説委員一同
祝福された集会となりました!
大きく左傾化したように見える、日本のキリスト教界の動きを憂うキリスト者たちが、2015年に始まった facebook グループの「社会問題を語るキリスト者のひろば」に集い、意見交換や提言、情報交換を続けてきました。そのような交流の中から、有志たちにより 2018年4月1日、『日本キリスト者オピニオンサイト SALTY-』の立ち上げが実現し、更には「ネットの世界から現実の世界に出た活動を」との声が上がりました。
10月14日月曜日、あの「大東宣言」(*1)を出された大東キリストチャペルにおいて、「第1回公開講演会 in 大阪」が開催されました。
日本キリスト者オピニオンサイト SALTY 「第1回公開講演会」
田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員
「その時に備えて」の冊子の中には次の表現は見当たらないのですが、5月に天皇の代替わりが行われてから、わずか2か月足らずの間に、以下のような大変不適切な表現に私は既に3回も遭遇しています。みなキリスト教関係団体の講演や文書ではあるのですが、日時や場所、発言のでどころもみんな違います。その表現とは
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員
前回の「キリスト教界の反日的な傾向(1)」について、「反日的」というタイトルに対する批判を数人の方から頂きました。ただ、「反日的」という言葉については「予めご了承願います。」とお伝えした通り、この記事は世間から問われる「なぜキリスト教は反日的か?」の問いに答えるためのもの、となっています。この問いに真正面から答えることをしなければ、キリスト教会への「誤解」は、益々大きくなるばかりです。特に、真面目に福音宣教(伝道)活動を行っている日本の多くの教会や牧師たちのみならず、韓国系キリスト教会への風評的被害が拡大するだろう、と私は懸念しています。
私たちはキリスト者として、一般社会のキリスト教に対する正しい理解へ向け、丁寧な弁明が必要ですし、日本の教会の兄弟姉妹とともに、同じ信仰を持つ韓国の(特に在日の)兄弟姉妹をも守っていかねばなりません。改めてタイトルの「反日的」という言葉の使用について、ご理解を賜りますようお願い致します。
・ “キリスト教界の反日的な傾向(2)~その原因を探る~ −中川晴久−” の続きを読む
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員
キリスト教界からなぜ反日的な声明がでるのか
元号「令和」の発表や天皇の皇位継承「御代替わり(みよがわり)」における昨今の世相を見ていると、皇室皇統が日本国民からとても大切に思われていることが分かります。譲位された上皇陛下御夫妻は、日本国民からとてもよく愛されていたことが改めて確認できました。
人が大切にしている事柄を否定して、物事が上手くいった試しはありません。
.残念なことに、私たちのキリスト教界からは様々な声明や宣言が表に出され、その多くは一般的な日本人の感覚からは「反日」的と言われても仕方ないものとなっています。
私たちキリスト者は、時代が要請する問いに回答を用意せねばなりません。また「真理」を体現するものとして自己批判を持ち、時に身を危険にさらしても語るべきは語らねばなりません。それがキリスト者の精神と心得ています。ゆえに、あえてここで「反日」という厳しい言葉を使用するのも、世間が要求する問い(この場合「なぜキリスト教界は反日的か?」)に対して、回答を用意する必要があるからです。この点については予めご了承願います。
31年間、国民に寄り添い共に歩まれた両陛下の足跡は、国民の心に刻まれ、譲位された後も幾多の慰めと喜びとともに思い起こされることでしょう。
憲法の定める国民統合の象徴としての天皇皇后両陛下のご公務とお働きは、国民の様々な宗教的背景や信条、立場の違いを超えさせ、日本国民としての一致と一体感をより強固になさしめるものです。
皇室を戴く私たちの国日本は、「和」の文化の継承において、世界の人々と共に生きる喜びをもたらし、受け継がれてきた「武」の精神は、文字通り鉾(戈)を止めるという意味合いにおいて、世界平和の成就に貢献していくことでしょう。
また、皇室の悠久の歴史と伝統の中に伝えられてきた「愛されたごとくに人を愛する」という永遠の命令に、全身全霊をもって仕えて来られた歴代の天皇皇后両陛下のお姿は、人々の心を慰め和らがせる祭司の姿そのものと言えましょう。
私たち日本国民は、尊敬と敬意をもって新たな天皇徳仁陛下のご即位を喜び、令和の時代を共に歩みたいと念願いたします。
新天皇 徳仁陛下と雅子皇后陛下のこれからのご公務とお働きの上に、また、皇室の皆様の上に、神様からの豊かな慈しみと守りがありますようにと、心よりお祈り申し上げます。
(*写真:宮内庁ホームページより)