SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催!(その3)

写真:中川晴久牧師(左)と西岡力教授(右)

SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催!(その3)

「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-」の『2025年 SALTY特別講演会<東京>』の動画(3-3)です。 (全体で3個の動画)

*講演_2:中川晴久 牧師
対談_2:西岡力 × 中川晴久(講演)・・・ 3-3 の動画

・(3-3) • 2025 0811 SALTY 3-3 Tokyo
https://youtu.be/5zLKbzmUhG8?si=9zCd0E8tdyEYUYEv

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「血肉に対する戦いではなく」論 −アリマタヤのヨセフ−

写真:ギリシャ正教会(カペナウム)

「血肉に対する戦いではなく」論

アリマタヤのヨセフ

終戦80周年の年です。
戦争やキリスト教弾圧について考える大事な節目でしょう。

「キリスト教弾圧記念集会」のような集会に行くと(あるいは動画等で見ると)感じることですが、戦前戦中迫害されたのはキリスト教だけのような妙な錯覚にとらわれます。例えばホーリネス教会だけが悲劇の主人公で、≪キリスト教VS天皇制&国家≫という構図だけで世の中が動いているような錯覚にはまり込み、他が見えなくなってしまいがちです。

しかし「カメラのズーム」を引いて見てみると、弾圧されたのは先ずは共産党でした(「治安維持法」というのは、そもそも共産党対策だったのです)。その法律が徐々に「拡大解釈」され、宗教もターゲットになって行ったのです。「大本教」の弾圧は規模も大きくかなりひどいものでした。「ひとの道教団」(PL教団)も「灯台社」(「エホバの証人」の前身)もやられました。そしてキリスト教は最後の方で、特に再臨を強調するホーリネス系やブラザレン系の教会が弾圧されたのです(他のキリスト教会は情けないことに「妥協」しています)。

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信教の自由の観点から旧統一協会の解散命令請求に反対します-田口 望-

※絵画(サムネイル)は、ポール・アレクサンダー・アルフレッド・リロイ作 『ハマンとモルデカイ』

田口望

 

 

田口 望
我孫子バプテスト教会牧師

 

信教の自由の観点から旧統一協会の解散命令請求に反対します

世界平和統一家庭連合(旧世界基督教統一神霊協会、以下「旧統一協会」という)に対する解散命令請求に関して、私は信教の自由の立場から反対します。こう表明すると、旧統一協会を擁護しているかのように誤解され、陰で「壺牧師」などと揶揄されるかもしれません。キリスト教メディアを含め、キリスト教界では「旧統一協会は解散すべし」と大合唱しており、その中で異を唱えることは、狭いキリスト教界のムラで干される危険を伴います。また、現代日本社会を覆う言いようのない「空気」に逆らうことになり、それは大きな恐怖であり、私にとって何の得にもなりません。(もちろん、旧統一協会から金品を受け取って反対を依頼されたわけではありません。)

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