第1回『SALTY神戸宣教会議』開催!
開催:2023年4月10日~12日
会場:神戸しあわせの村 会議室
「日本キリスト者オピニオンサイト-SALTY」創立5周年にあたり、4月10日(月)から12日(水)にかけて、神戸市北区の「しあわせの村」を会場に、二十数名の参加により『第1回 SALTY神戸宣教会議』が開催されました。
第1回『SALTY神戸宣教会議』開催!
開催:2023年4月10日~12日
会場:神戸しあわせの村 会議室
「日本キリスト者オピニオンサイト-SALTY」創立5周年にあたり、4月10日(月)から12日(水)にかけて、神戸市北区の「しあわせの村」を会場に、二十数名の参加により『第1回 SALTY神戸宣教会議』が開催されました。
写真:WEA の公式ホームページより
日本キリスト者オピニオンサイト-SALTY-代表
有限会社サーブ介護センター 代表取締役
WEA(世界福音同盟)のHPに、オリベット大学敷地内にWEAの事務所が開設されたという記事がアップされた。
2022- 6/8
日本にもJEA(日本福音同盟)という福音派の教会(教団)等が名を連ねる超教派組織があるが、JEAもまたWEAに加盟している。JEAはWEAの下部組織ではないと言っても、関係が深いことには違いない。
関係者の方々にとって、大きな関心事である「クリスチャントゥデイ カルト疑惑問題」によって、クリスチャントゥデイにカルト疑惑を抱いていた方々が、今大きな瀬戸際に立たされていると言っても過言ではありません。
“オリベット大学に世界福音同盟の事務所開設! 〜えっ?、異端・カルトの本拠地と言われた敷地内に?〜 −後藤献児朗−” の続きを読む
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
「バイデン米政権の中東外交 ― オバマ時代の再現か?(1)」の続きです。前回は、西欧式の人権外交を中東に振りかざしてしまうと、イスラム過激派を勢いづける話をさせていただきました。
そこで筆者が、中東地域に和平が進むかどうかを見極める指標としているのが、私たちの信仰の兄弟姉妹である、現地のキリスト教徒たちの動きです。今月初めに、ローマ教皇がイラク訪問をしました。イラクは、バビロンやアッシリアのあったところで聖書考古学の宝庫であり、また初代教会から綿々と続く、キリスト教の伝統を持っています。
そのキリスト教徒たちは、あの悪名高いサダム・フセインの統治下では案外、平和に暮らしてきたという意外な事実があります。なぜか?というと、フセイン政権は「世俗政策」を取って来たからです。しかし、米軍の侵攻によって倒れると、国内はイスラム色が強まり、そのためにキリスト教徒が迫害されてきました。そしてイスラム国がイラン国内で発生し、教会に対する大迫害が起こったのです。
この流れは、エジプトでも同じです。欧米が、2011年に起こったアラブの春で民主化の波が起こっていると喜んでいた時に、中東のキリスト教徒は恐怖に包まれていました。強権の指導者が倒されたら、かならずイスラム過激派が台頭し、自分たちは迫害されるからです。 “バイデン米政権の中東外交 ― オバマ時代の再現か?(2)−明石清正−” の続きを読む
*写真:「ゴルゴダの道」_宮地聴 作_1985・日展入選作品
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
<第3回(最終回)>
・3回の連載で掲載いたしました。(SALTY編集部)
<第2回>より <—– クリック!
「中国キリスト教の躍進に学ぶ」
(C)中国キリスト教躍進の要因分析と日本キリスト教の学ぶべき点
中国宣教は、世界の教会の悲願でしたが、無神論共産主義に阻まれ、宣教の門は閉じられていました。多くの欧米のチャイナ・ミッションは中国から撤退させられたのです。しかしその閉鎖状況の中に、教会は大きく成長していたのです。まさに神の恵みであり、人間的には奇跡と言うほかありません。同時に、人間的視点からその発展の要因を探る事も、無意味ではないでしょう。以下わたしの要因分析を述べます。
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
<第2回>
・3回の連載で掲載いたします。(SALTY編集部)
<第1回>より <—– クリック!
(c)改革開放時代
1990年代、文化革命による、社会の破壊と荒廃から再建するため、1989年の天安門事件を経て、鄧小平が“改革開放”を唱え、政治の共産党支配、経済の資本主義市場導入を計りました。その結果、欧米との国際交流が盛んとなり、1990年以降宗教ブームが生じ、キリスト教会も中国駐在のビジネスマン、外交官、学生等のキリスト者の礼拝のため、北京、上海に「国際教会」(International Christian Fellowship,ICF) を認可、ホテル礼拝、やがて会堂が建てられ、パスポートを提示し外国人信徒の礼拝が認められました。これは共産党政府下の「特区」としての市場開放、宗教開放策でした。しかし中国人への伝道は禁止され、中国人キリスト者との交流も認められませんでした。
・写真:ネコヤナギの花
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
<第1回>
・3回の連載で掲載いたします。(SALTY編集部)
“戦前の中国のキリスト教徒は、ライス・クリスチャンと呼ばれ、宣教師がお米をくれるから教会に来ていた。だから今は無神論の共産党支配になってしまい、教会は消滅したと思う”、わたしが半世紀も前に戦前の中国の教会を知る先輩牧師からお聞きした話です。
しかしこの予測は見事に裏切られました。2025年、中国キリスト者数は1億6千万人を数え、2030年には2億4・7千万人に成長し、アメリカを抜き世界一のキリスト教人口になると予測されると言う(Fenggang Yang、米国バーデユ大学教授)。
そこで危機感を抱いた中国政府は、強力な規制をキリスト教にかけていると言う。わたしはこの奇跡的な現象に関心を抱き、さらには省みて日本のキリスト教不振に比べて、中国キリスト教から学ぶべき事がないか、牧師として切実な思いを持っていました。
・写真:ビオラの花
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
執筆:2021年1月13日
<第1回>
・4回の連載で掲載いたします。(SALTY編集部)
こんなに長期戦になるとは思っていませんでした。新型コロナ・ウイルスとの戦いです。戦争ならどこか遠くに戦線があって、夕食のTVニュースを見ながら心を痛めているのですが、この戦いは私たちの日々の生活が最前線で、私の様な後期高齢者にはいつ弾が当たって感染、死に至る病になるか戦々恐々です。医療者、経済界、教育者、政治家、ジャーナリスト等、様々な観点から意見や、行政の取り組みに批判を述べています。中には宗教界からも、コロナ封じの御祈祷の勧めがなされています。まさに総力戦の観を呈しています。私も今まで、その時々に意見を述べてきましたが、ここにキリスト教福音派の視点で神学的な考察を試みてみます。なお参考資料の「拙著」は電子図書で刊行されています。
・写真:あべのハルカス
大橋秀夫牧師の『新型コロナウィルス感染拡大と教会』の<第2回>です。
世界各国の危機的な状況の中で、日本の教会が直面している課題を明らかにしつつ、今後の歩むべき道を問いかけ指し示しておられる内容です。
皆様、ぜひ、ご一読くださいますよう、ご案内いたします。
・第1回 より <—– クリック!
● 3回の連載:<第2回>
大橋秀夫
「日本教会成長研究所」
(現、JCGIネットワーク)
コメンテイーター、理事、全国講師
日本福音自由教会
クライストコミュニティ教会 顧問牧師
ではキリスト教会の対応はどうなのか。コンコーダンスによると、「疫病」と言うウイルス性の感染症を表すだろう言葉は66回ある。そのうちの1回だけが新約聖書ルカの福音書21章11節にある。そこには次のように書かれている。
「大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい光景や天からの大きなしるしが現れます。」と。これは終末の前兆を知りたがる弟子たちの求めに対して語られたのであるが、他の福音書はもとより、ヨハネの黙示録の終わりの日に下される災いの中にも「疫病」は含まれていない。今回、終末論に結び付けて対応するという過去の間違いを踏襲しなかったのは、教会の成長と言えるかもしれなない。
・写真:武庫大橋と皇帝ダリア
この度、大橋秀夫牧師が、SALTYからの執筆依頼に快く応じてくださり、『新型コロナウィルス感染拡大と教会』の一文を寄稿されました。
世界各国の危機的な状況の中で、日本の教会が直面している課題を明らかにしつつ、今後の歩むべき道を問いかけ指し示しておられる内容です。
3回の連載として掲載いたします。
皆様、ぜひ、ご一読くださいますよう、ご案内いたします。
● 3回の連載:<第1回>
大橋秀夫
「日本教会成長研究所」
(現、JCGIネットワーク)
コメンテイーター、理事、全国講師
日本福音自由教会
クライストコミュニティ教会 顧問牧師
それは2019年11月末の新聞の国際面一番下に15行前後の小さい記事だった。 新しいタイプの「ウイルスか?」と言うような見出しだった。WHOは、毎年その年のインフルエンザウイルスを特定するために中国へ調査団を派遣している。しかし、この新型ウイルスを発見したのは、WHOの調査団ではなく、中国の医師だった。
私は、これはきっと大きな問題となるに違いないと思い、その後も新聞に目を凝らしていた。案の定、12月に入ると中国で感染拡大のニュースが広がった。新たな事態をSNSで拡散させたとして、周医師は拘束され、自身が感染して亡くなってから、中国は国際的な非難を避けるために同氏を「英雄」に仕立て上げた。WHOがパンデミックを宣言したのは3月12日だった。この時にすでに感染はヨーロッパからアメリカへと拡大していた。