オリベット大学に世界福音同盟の事務所開設!  〜えっ?、異端・カルトの本拠地と言われた敷地内に?〜 −後藤献児朗−

写真:WEA の公式ホームページより

 

 

 

 

日本キリスト者オピニオンサイト-SALTY-代表
有限会社サーブ介護センター 代表取締役

オリベット大学に世界福音同盟の事務所開設!
〜えっ?、異端・カルトの本拠地と言われた敷地内に?〜

 WEA(世界福音同盟)のHPに、オリベット大学敷地内にWEAの事務所が開設されたという記事がアップされた。

2022- 6/8

“WEA & Communion of Churches in Korea Meet to Discuss Closer Collaboration for Mission, Dedicate New WEA Office”

日本にもJEA(日本福音同盟)という福音派の教会(教団)等が名を連ねる超教派組織があるが、JEAもまたWEAに加盟している。JEAはWEAの下部組織ではないと言っても、関係が深いことには違いない。

関係者の方々にとって、大きな関心事である「クリスチャントゥデイ  カルト疑惑問題」によって、クリスチャントゥデイにカルト疑惑を抱いていた方々が、今大きな瀬戸際に立たされていると言っても過言ではありません。

現在、カルト疑惑を立証すべくキリスト教メディア「クリスチャン新聞」の元編集長である根田氏が、クリスチャントゥデイから名誉棄損で訴えられ係争中となっているが、私は立場を明確にせず裁判の行方を見守るつもりでいたのだが、6月20日のWEAの記事を見て気持ちが大きく揺らいだ。

根田氏は、WEAという組織の独裁的体質や組織力の脆弱性を指摘し、むしろJEA(日本福音同盟)の組織力(結束力)を強調しており、JEAとしてもオリベット大学の創始者であるダビデ張氏の危険性を、WEAに対して訴え続けてきたと言っていた。けれども、福音主義教会の世界的連合体であるWEAが、組織力の高い筈のJEAの注意喚起に耳を貸さず、カルト疑惑がもたれているダビデ張氏の開設したオリベット大学敷地内にWEAの事務所を構えるというのは、一体どういうことなのか?

異端・カルトに対して世界の福音主義教会は警戒しているはずだし、疑いのある組織や団体との関りにも注意するはずであるのに、WEAは注意どころか喜んで協力している。
見方を変えれば、世界の福音派教会は、ダビデ張氏及びその関係組織に対して「カルト疑惑を抱いていない」と言うこととなり、日本だけが、もっと言えば日本の一部のクリスチャンだけが騒いでいるようにも見える。

2013年、ダビデ張氏の異端カルト疑惑をブログで訴え続けていた救世軍士官であり牧師でもあった山谷氏が、クリスチャントゥデイから名誉棄損で訴えられ、異端カルトとして断定するには証拠不十分として、41か所のブログ記事の削除及び95万円の損害賠償命令が下された。控訴しないまま山谷氏はブログの世界から姿を消した。しかしながら、その後も山谷氏に代わり当時クリスチャン新聞の編集長であった根田氏は、ダビデ張氏の異端カルト疑惑を、「元信者の方々の証言」を集め訴え続け、そして再びクリスチャントゥデイから名誉棄損で訴えられたという経緯です。

WEA(世界福音同盟)は、ダビデ張氏に対する疑念どころかむしろ協力の必要性を意識し、ダビデ張氏と手を組んだ。山谷裁判から10年以上経過した今、世界と日本の動きが真逆に動いているのはなぜか?
JEA(日本福音同盟)は、WEA(世界福音同盟)を疑い、敵に回そうとしている。これで本当に「世界宣教」という大きなビジョンに対して、日本と世界各国は、足並みをそろえることができるのか、どこまでも中立的視点から名誉毀損裁判の経緯に注目する必要がありそうだ。

いずれにせよ、日本のキリスト教界は様々な側面で世界から「孤立」してしまう危険がある。そして世界の諸教会(諸教団)から、見放されてしまう危険を感じる。

本当にこれで良いのか?! 日本のキリスト教界!!

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・写真:WEAの 公式ホームページ 参照
(リンクをクリックしてください。)

 

・写真_1
The Korean delegation together with the WEA Secretary General and WEA staff, and leaders of partnering organizations in front of Philadelphia House.
(Photo © EP, WEA)

フィラデルフィア・ハウス前で、韓国代表団とWEA事務総長、WEAスタッフ、パートナー機関のリーダーらが集まった。

 

・写真_2
Bp. Dr. Schirrmacher meets with CCIK representatives Rev. Kim and Rev. Song. (Photo © EP for WEA)

Bp. Schirmacher博士がCCIK代表のKim牧師とSong牧師に会う。

 

・写真_3 「フィラデルフィア・ハウス 前でのテープカット」2022-6/8
Ribbon Cutting in front of Philadelphia House, from left to right:
Rev. Marian Rebro (President, Dover Greens), Rev. Mark Spisak (General Secretary, World Olivet Assembly), Rev. Dr. David Jang (Founder, Olivet University), Rev. Taeseop Song (President, CCIK), Bp. Dr. Thomas Schirrmacher (Secretary General, WEA), Rev. Timothy Goropevsek (Chief Communications Officer, WEA), Rev. Dr. Rebecca Goropevsek (Coordinator, WEA Children’s Network), Dr. Joanna Bartovic, CPA (Director of Finance, WEA)
(Photo © EP for WEA)

マリアン・Rebro師(ドーバー・グリーンズ会長)、マーク・スピサク師(世界オリヴェット総会事務局長)、ダビデ張師(オリヴェット大学創立者)、Taeseop・ソン師(CCIK会長)、トーマス・シュルマハー師(WEA事務局長)、ティモシー・Goropevsek師(WEA Communications責任者)、レベッカ・Goropevsek師(WEA Children’s Networkコーディネーター)、ジョアンナ・Bartovic師(CPA財務部長)