写真:「第3回 SALTY特別講演会」の会場
第3回『SALTY特別講演会』開催のお知らせ
開催日と会場は、以下の通りです。
・東京:8/11(月・祝日) 午後
会場:お茶の水クリスチャンセンター 礼拝堂(297名)
・大阪:9月23日(火・祝日)夜
会場:大阪市中央公会堂 小集会室(90〜150名)
講師:
西岡力(SALTY主筆、国基研企画委員兼研究員)
中川晴久(SALTY論説委員、東京キリスト教神学研究所幹事)
ゲスト講師:<東京・大阪 計画中>
写真:「第3回 SALTY特別講演会」の会場
開催日と会場は、以下の通りです。
・東京:8/11(月・祝日) 午後
会場:お茶の水クリスチャンセンター 礼拝堂(297名)
・大阪:9月23日(火・祝日)夜
会場:大阪市中央公会堂 小集会室(90〜150名)
講師:
西岡力(SALTY主筆、国基研企画委員兼研究員)
中川晴久(SALTY論説委員、東京キリスト教神学研究所幹事)
ゲスト講師:<東京・大阪 計画中>
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「芦屋福音教会」名誉牧師
「聖書を読む集い」牧師
2025年4月23日
生涯現役の個人史
85才で現役バリバリの経営学者、島田恒先生が集大成と言える新著「生涯現役が贈る人生の道標」(企業・コンサル・大学・NPOの現場を生きた85歳、キリスト新聞社)を出された。その出版記念講演会にご招待の上、御著作を恵贈頂き拝読しました。
半世紀近くお近づきを得ている者として、ビジネス、教育、NPO、教職等、先生の人柄と業績を慕う方々の集う大盛会のご講演と相まって、半世紀にわたる先生のキリスト者経営学者としての業績・提言を是非、ビジネスに生きる福音派の皆様にもご紹介したく筆を執ります。
写真:阪神淡路大震災・地下鉄サリン事件_(Wikipediaより作成)
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「芦屋福音教会」名誉牧師
「聖書を読む集い」牧師
『100年、80年、30年』の記事(SALTY 掲載:2025-3/9 )の続編になります。「大震災より怖いもの」とはいったい何か?
1995年1月17日5時46分52秒に激震が走った。そう30年前の阪神淡路大震災は直接の体験者として、トラウマが筆者のこころに深く刻まれており、日頃は全く忘れた様に生活していますが、毎年の様に記念日のTV番組が当時の生々しい映像を放映するのを見ると、グツと内側から感情がこみ上げて来て自制するのが難しい事があります。確かに大変でしたし、よくここまで立ち直れたものだと、助けて頂いた全国の方々に感謝の思いでいっぱいです。
しかし、時系列でいうと1月17日の震災後の厳しい対応のま最中の、3月20日関東で “オウム真理教による地下鉄サリン事件” が発生。東京地下鉄での猛毒サリン散布の犯人が、宗教団体だったと言う報道に、大変な衝撃を受けました。牧師の筆者にとっては、その後の展開を見るとこちらの方が、あえて誤解を恐れずに言えば、震災よりはるかに怖ろしいものでしたし、今もそうです。
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
SALTY-論説委員
・2025年3月25日、東京地方裁判所は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対し、解散命令を下す決定を下しました。この判決に至る経緯は、複数の重大な問題をはらんでおり、法治国家としての公正性に疑問を投げかけています。
・事の発端は、2022年7月8日に発生した安倍晋三元首相の暗殺事件です。容疑者である山上徹也が家庭連合への個人的な怨恨を動機として挙げたことで、メディアと世論の関心が一気に教団に集中しました。これにより、家庭連合と自由民主党との関係が過度に問題視され、政治的な圧力が急速に高まりました。当時の岸田文雄首相は、こうした空気の中で、宗教法人法第81条に基づく法人解散の要件に関する法解釈を一夜にして変更。非公開の宗教審議会を経て、文部科学省は解散命令請求を裁判所に提出し、審理も非公開で行われました。この異例のスピードと秘密裏のプロセスは、客観的な法手続きよりも政治的意図が優先されたとの批判を免れません。
・文科省は解散請求の根拠として、平均して30年以上前に提起された32件の民事訴訟を挙げました。しかし、裁判過程で、文科省による証拠の捏造が複数発覚し、提出された資料の信頼性が大きく揺らぎました。さらに、これらの訴訟の原告の半数以上が、拉致監禁による強制棄教、いわゆる「ディプログラミング」の被害者であることが明らかになっています。
写真:ソウル市鐘路区にある憲法裁判所庁舎(Wikipedia より)
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
写真:大阪高等裁判所(Wikipedia)
2025年3月25日 「同性婚を認めないのは憲法違反である」
という判決を出した。
アリマタヤのヨセフ
アメリカ長老教会(PCUSA)は3月12日、性的指向や性自認に基づく差別を禁じる教会憲法の修正案が正式に承認されたと発表しました。以下が、このことを報じる記事です。(*2025年3月21日付 Christian Today より)
アメリカ合衆国長老教会(PCUSA)は12日、性的指向や性自認に基づく差別を禁じる教会憲法の修正案が正式に承認されたと発表した。承認された第24-A号修正案は、PCUSAの憲法第2部「教会規定」(英語)の「多様性の中の一致」の項目にある差別禁止をうたう文章の中に、性自認と性的指向を含める内容。同項目には、「神は、人種、民族、年齢、性別、障がい、地理的条件、神学的信念にかかわらず、洗礼によって人々を結び付ける」と書かれており、この中に「性自認」と「性的指向」が新たに加えられることになる。
同修正案は昨年開催された第226回総会で既に可決されていたが、正式に承認されるにはPCUSAの166中会の過半数である84中会以上から賛成を得る必要があった。長老派のLGBT擁護団体である「長老派カベナント・ネットワーク」(CNP)の集計によると、20日までに94中会が同修正案に賛成し9中会が反対している。PCUSAの発表によると、過半数の中会が賛成したことで、同修正案は7月4日に発効する。
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
令和7年3月31日
3月25日、東京地裁は世界平和統一家庭連合(旧統一協会)に対して宗教法人としての解散命令を下した。家庭連合は即時抗告をするというので、上級裁判所の判断を待つことになる。だが、今回の決定で、わが国の信教の自由は大きく制限されたと思う。家庭連合の教義には全く同意できない。しかし、数十年間、この国で宗教法人として認められて宗教活動を行ってきた団体が、政府の突然の法人解散要件の変更とその遡及的適用で解散請求がなされ、地方裁判所が請求を受け入れる事態に、恐怖を感じざるを得ない。
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「芦屋福音教会」名誉牧師
「聖書を読む集い」牧師
100年、80年、30年
今年は “昭和100年、戦後80年、阪神淡路大震災後30年” となります。2018年は明治150年の年と呼ばれ、明治新以来の日本近代化の歩みが回顧されました。こういう大きいスパンで歴史を眺めてみると、日々目前の出来事に一喜一憂するだけでなく、時代の大きな方向付けにどう先人たちが対処したかが分かり、参考になるものです。
写真:「歴史認識問題研究会」のサイトより
2023年3月16日、歴史認識問題研究会訪韓団と
懇談する柳錫春元教授(写真左から2番目)
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
写真:拉致被害者御家族等との面会 (有本明弘さん:前列の右)
令和6年3月4日(首相官邸のサイトより)
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長
2月15日、家族会の創設メンバーである有本明弘さんが逝去された。
明弘さんは奥様の故嘉代子さんとともに、家族会・救う会ができる前から、拉致被害者救出運動に取り組んできた先駆者だった。その有本さんご夫妻がついに恵子さんと抱き合うことがかなわなくなってしまった。一緒に戦ってきた者として、悲しいし、悔しい、そして申し訳ない。
明弘さんは90歳を過ぎても新聞とテレビでニュースを見て国内外の政治情勢について考え、恵子さんをはじめとする拉致被害者をどのように助けるのかについてご自身お考えをまとめて、私たちや、首相や担当大臣を始めとする政府、有力国会議員に伝えてきていた。
昨年12月、林芳正担当大臣に政府がどのような道筋で被害者を助けようとしているのかを明らかにせよと強い調子で迫っていた姿を思い出す。
ご逝去の翌日の16日、私たち家族会・救う会は合同会議を開き「時間がない、政府は親の世代が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ」という新運動方針を決めたところだった。
残る家族会メンバーの親世代は横田めぐみさんの母の早紀江さんお一人になってしまった。私たちは新運動方針に沿った国民運動を全力で展開していく決意を新たにするものだ。
令和7年2月17日