『キリシタン史からのメッセージ』
高槻・Ukon:第2回
久保田 Ukon 典彦
阿武山福音自由教会 教会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰
「 集団改宗 」と “ 五人組制度 ”
「 集団改宗 」 していった人たちも、江戸時代は、信仰どころでは なかったのではないでしょうか。
キリシタンの時代、それまで 仏教や 八百万 ( やおよろず ) の神々を信じて 拝んできた人たちが、それらから 180度 離れて、天地創造された デウス(主なる神)を信じていくというのですから、これは、大変な回心 ・ 心変わりであって、単なる 「 転宗 」 ではなくて、人にはなしえない ・ 神のわざ であったわけです。
このことは、個人的に 一人一人に起こることですが、それだけではなくて、この 神の恩寵・恵みは、ある一定の時代や 民族 ・ 地域において 「 集団的 」 に与えられることは、歴史が実証していることです。