SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催!

写真:中川晴久牧師(左)と西岡力主筆(右)

SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催! (その1)

この度、2025年「SALTY特別講演会」<東京 8/11>が、お茶の水クリスチャンセンター 礼拝堂で80名を超える参加者の列席で開催されました。

テーマは、『信教の自由を脅かす解散命令』〜旧統一協会信者強制改宗の闇を暴く〜  で、西岡力 SALTY主筆と中川晴久牧師の講演と対談、そして、参加者の質疑応答の時間も含めて、真剣な傾聴と熱心な、かつ心さぐられる集会となりました。

集会の冒頭では、SALTY代表(会長)の木下春樹牧師によるフルート演奏で始まった講演会は、司会者(西岡力 主筆)による開会の趣旨説明と井草晋一牧師による開会祈祷、木下会長の挨拶で始まリました。


フルート演奏:木下春樹


開会祈祷:井草晋一


SALTY会長あいさつ:木下春樹


ゲスト講師:砂川竜一

ゲスト講演者の砂川竜一牧師は、沖縄で米国軍人の父と日本人の母との間に生れた心の葛藤、アメリカでの父との再会とキリストを信じるに至った背景などを証しされました。近年、家庭連合(旧 統一協会)の問題に触れ、また、産経新聞の『正論』の西岡力・中川晴久両名の対談を読む中で、「統一協会に出された解散命令は、まさに、信教の自由を損なうものであることに気づかされました。」とのこと。

・「SALTY特別講演会<東京 8/11>」(その1)<YouTube動画>
*開会のフルート演奏と西岡力主筆の趣旨説明、井草晋一牧師の祈り、木下春樹代表の挨拶、砂川竜一牧師の講演

下段をご覧ください。または、以下をクリック)
https://youtu.be/ybE8T1lVLKA

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以下は、「司会者挨拶の全文」です。

司会挨拶 (西岡力 主筆)

「日本キリスト者ピニオンサイトSALTY特別集会

信教の自由を脅かす解散命令」を開会します。
司会を担当します日本キリスト者ピニオンサイトSALTY主筆の西岡力です。
まず、主催団体である、日本キリスト者ピニオンサイトSALTYについて簡単な紹介をいたします。
2018年4月に日本国内のプロテスタント基督教の様々な教団に所属する牧師、信徒が集まって「キリスト者の闊達(かったつ)な言論空間」にしようと作ったオピニオンサイトです。初代代表の後藤献児朗さんが書いた創刊あいさつの一節を紹介する。

〈キリスト者の中にも様々な価値観があります。当然のことです。しかしその価値観を「絶対視し、聖書のみ言葉を用いて正当化する」動きは、キリスト者の中だけではなく、社会の中においても混乱を招くこととなります。
 キリスト者の中にも「様々な考え方がある」と言うことを知って頂くことを目的とし、キリスト者有志によってオピニオンサイトを創刊するに至りました。
 私たちが考えることが「神の御心であるか否か?」は神にしかわかりません。只々、皆様と共に神の御心を探し求めて参りたいと思います。
 様々な立場にあるキリスト者の皆さんの、様々な角度から、時には鋭く時に温かく、そして時には淡々と語る、そんな「キリスト者の闊達(かったつ)な言論空間」を目指します〉

 今日の特別集会も「キリスト者の闊達(かったつ)な言論空間」の一環です。主体はキリスト者です。そこで、まず言わなければならないことがあります。

 キリスト者の立場からすると、特別集会のテーマである家庭連合(世界平和統一家庭連合)は率直に言って友好的になりがたい宗教です。家庭連合は、元は世界基督教統一神霊協会と言う名称でした。基督教と名乗っていたのです。文化庁『宗教年鑑 令和5年版』では「キリスト教系単立の宗教団体として分類されています。しかし、その教義は明らかにキリスト教とは異なっています。そのため私たちキリスト教信者は家庭連合をしばしば「異端」であると言ってきました。
 だから、一人のキリスト者として私は家庭連合信者に対してイエス・キリストを信じることを勧めたい気持ちがあります。それをキリスト教用語で伝道と言いますが、もちろんどの宗教を信じている人にも伝道したいのですが、特に過去に「基督教」を名乗る宗教を信じている人に対しては余計そのような気持ちがわきます。
 しかし、それには大前提があります。家庭連合という宗教に私が信じるキリスト教と同じように信教の自由が認められていることです。伝道は強制を伴っては絶対になりません。相手にもその宗教を信じる自由があるということをまず認めなければならないのです。
私たちキリスト者がなすべきことは伝道と社会的責任だと最近の神学は教えています。私はその立場に立っています。
3年前安倍晋三元首相が憎むべきテロリストに暗殺された後、突然、家庭連合批判が日本社会を覆いました。明らかに信教の自由が脅かされています。そのことに沈黙することはキリスト教信者がなすべきことではありません。
 私たちSALTYはそう考えています。これまで、SALTYのサイトに信教の自由の観点からわが国政府の行っていることを批判する論考を繰り返し掲載してきました。その延長が今日の特別集会です。ですから、今回の家庭連合に対する解散命令についてキリスト者はこう考えていると言うことを発信することが今日の集会の趣旨です。したがって、登壇者は全員キリスト者です。
 ここには家庭連合信者の方や他の宗教信者の方もいらっしゃると思いますが、この趣旨をご理解頂き、キリスト者が何を言うのかぜひじっくり聞いて帰ってくだされば幸いです。

 

続く  —–> 「2025年_SALTY 特別講演会<東京>」(その2)>