映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」を観て ~ 明石清正 ~

明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

私は、日本での上映前に、既に二度、本映画を視聴しました。一つは、試写を、関係者の方から勧められました。ぜひ鑑賞の感想を書いてほしいと頼まれました。実は、留まっていました。忙しかったのですが、実は、もう一つの思いがあります。それは、「あまりにも、現代に通じる」そして、「この自分の身に迫って来る」ということです。

© 2024 Crow’s Nest Productions Limited

あまりにも、現代的、個人的なメッセージ

もう一つ観た機会は、ドバイから東京に飛ぶエミレーツ社の飛行機の中においてです。イスラエルからドバイに飛び、乗り換えました。 “映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」を観て ~ 明石清正 ~” の続きを読む

高市政権は永住者の急増を止めよ −西岡力−

写真: 法務省

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員

 

高市政権は永住者の急増を止めよ

2025.10.20 (月)

 今年6月末現在の在留外国人統計が公表された。在留外国人数は395万6619人で、過去最高を更新した。昨年末に比べ18万7642人増加した。この趨勢だと、今年末には400万人を超える。国別で見ると、1位が中国で90万738人(在留外国人の22%)だ。ついに在留中国人が90万人を超えた。2位ベトナム66万483人、3位韓国40万9584人、4位フィリピン34万9714人、5位ネパール27万3229人だ。

在留資格別では、永住者が93万2090人で一番多い。永住者の国別内訳を見ると、やはり中国が1位で35万722人、2位フィリピン14万2745人、3位ブラジル11万7232人だ。なお、戦前から在留する韓国・朝鮮人などの特別永住者はこの他に27万292人いる。

キリスト教会牧師として、最も言いたくないことを発言します。「異端カルト弾圧を『明日は我が身と思え』」 ~ 明石清正 ~

(アイキャッチ画像:米国務省のサイトから)

明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

以下は、キリスト者のオピニオンサイト「ソルティー」の論説委員でもある、田口望牧師が、書かれた記事です。私も個人的に、同じ危惧を抱いています。

信教の自由の観点から旧統一協会の解散命令請求に反対します-田口 望-

私も、彼と同じように、この投稿をするのは、とても勇気が要ります。同じように、教会で、牧師としての働きの中で、統一協会系の異端からの救済に、間接的に関わってきたからです。

おそらく、日本の多くの教会関係者は、安倍首相暗殺よりはるか以前に、(以前は状況がはるかに酷かったので)この問題に取り組み、また、元信者の方の多くが、キリストの恵みによって救われているので、一般社会以上に、私たち教会の人たちのほうが、この感情は根強く、強いでしょう。

全体主義の空気を感じる、今の民主主義国

けれども、言わなければいけないと思います。その最も大きな一つは、私自身が、信教の自由が制限されている国での宣教経験があることです。その国と、民主主義国家であるはずの国々が似通ってきている、という問題があるからです。欧米諸国で多く起こってきており、韓国でも起こっていることを耳にし始めています。 “キリスト教会牧師として、最も言いたくないことを発言します。「異端カルト弾圧を『明日は我が身と思え』」 ~ 明石清正 ~” の続きを読む

韓国保守の極右化を憂う −西岡力−

写真:韓国 国会議事堂(Wikipedia より)

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員

韓国保守の極右化を憂う

 

 ■世界にはびこる自民族優先主義
 韓国で極右勢力が保守野党を乗っ取った。
 私は、昨年12月3日の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領による戒厳令宣布から始まった激動により、韓国政治の座標軸が右に寄り、右翼全体主義勢力、極右勢力が出現したと主張してきた。

 ついに国会300議席のうち100超の議席を持つ保守野党「国民の力」の代表に、尹氏弾劾に反対し不正選挙陰謀論を擁護する極右候補、張東赫(チャンドンヒョク)氏が選ばれた。

 一方、与党「共に民主党」の代表には過激な左派である鄭清来(チョンチョンネ)氏が選ばれた。鄭氏は「国民の力」を尹氏による内乱に加担した非民主主義政党とし、憲法に基づき解散させるべきだと主張している。「国民の力」が極右に乗っ取られた結果、政党解散要件を自ら準備した結果になったと、常識的保守の代表である趙甲済(チョガプチェ)氏は語っている

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SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催!(その3)

写真:中川晴久牧師(左)と西岡力教授(右)

SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催!(その3)

「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-」の『2025年 SALTY特別講演会<東京>』の動画(3-3)です。 (全体で3個の動画)

*講演_2:中川晴久 牧師
対談_2:西岡力 × 中川晴久(講演)・・・ 3-3 の動画

・(3-3) • 2025 0811 SALTY 3-3 Tokyo
https://youtu.be/5zLKbzmUhG8?si=9zCd0E8tdyEYUYEv

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SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催!(その2)

写真:西岡力教授(右)と中川晴久牧師(左)

SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催!(その2)

「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-」の『2025年 SALTY特別講演会<東京>』の動画(3-2) と(3-3)です。 (全体で3個の動画)

*講演_1:西岡力 教授
対談_1:西岡力(講演)× 中川晴久・・・ 3-2 の動画

・(3-2)• 2025 0811 SALTY 3-2 Tokyo
 https://youtu.be/o0UY8JdGHow

 

*講演_2:中川晴久 牧師
対談_2:西岡力 × 中川晴久(講演)・・・ 3-3 の動画

・(3-3) • 2025 0811 SALTY 3-3 Tokyo
<準備中>

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・(3-1)の動画  • 2025 0811 SALTY 3-1 Tokyo  https://youtu.be/ybE8T1lVLKA?si=DbHh115VlUbuzSBg

・(3-2)の動画  • 2025 0811 SALTY 3-2 Tokyo  https://youtu.be/o0UY8JdGHow?si=fbCncbh2IS8o4zkQ

・(3-3)の動画  • 2025 0811 SALTY 3-3 Tokyo
<準備中>

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『SALTY特別集会  9.23 大阪』開催のお知らせ

写真:「SALTY特別集会<大阪>」のチラシ

『SALTY特別集会  9.23 大阪』開催のお知らせ

「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-」では、8/11<東京>に続いて、9/23(火・祝日)に『SALTY特別講演会 9.23 大阪』を 開催いたします。

開催日時と会場は、以下の通りです。
お誘い合わせの上、ぜひ、ご参加ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。

・大阪:9/23(月・祝日) 午後(開場:18:15 / 開演:18:30〜 )

テーマ 『信教の自由を脅かす解散命令』
     〜宗教法人解散命令に異議あり〜
     〜旧 統一協会信者強制改宗の闇とは〜

特別講演(対談)
講師
 西岡 力  SALTY主筆、麗潭大学 特任教授
      「救う会」(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための
       全国協議会)会長
 中川晴久 SALTY論説委員、主の羊クリスチャン教会 牧師
       東京キリスト教神学研究所幹事

参加費 1,000円

会場:大阪市中央公会堂 小集会室(3階)

SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催!

写真:中川晴久牧師(左)と西岡力主筆(右)

SALTY 特別講演会<東京 8/11>開催! (その1)

この度、2025年「SALTY特別講演会」<東京 8/11>が、お茶の水クリスチャンセンター 礼拝堂で80名を超える参加者の列席で開催されました。

テーマは、『信教の自由を脅かす解散命令』〜旧統一協会信者強制改宗の闇を暴く〜  で、西岡力 SALTY主筆と中川晴久牧師の講演と対談、そして、参加者の質疑応答の時間も含めて、真剣な傾聴と熱心な、かつ心さぐられる集会となりました。

集会の冒頭では、SALTY代表(会長)の木下春樹牧師によるフルート演奏で始まった講演会は、司会者(西岡力 主筆)による開会の趣旨説明と井草晋一牧師による開会祈祷、木下会長の挨拶で始まリました。

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対イラン攻撃は「テロとの戦争」−西岡力−

写真:外務省ホームページより(海外安全情報 6/23)

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員

 

対イラン攻撃は「テロとの戦争」

 イスラエルと米国による対イラン攻撃は、米国のブッシュ(子)政権が始めた「テロとの戦争」の延長線上で見るべきだ。2001年9月のイスラム過激派テロ組織アルカイダによる米国への同時多発テロに対して、ブッシュ政権は犯罪を扱う警察ではなく、敵の攻撃に応戦する軍隊を動員した。警察が対応する場合はテロリストにも一定の人権を認めて様々な配慮がなされるが、軍隊が対応する場合は無関係の者をなるべく巻き込まないという配慮はするものの、テロリストに対しては容赦ない攻撃が加えられる。

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中立調査機関から見える、日本の偏り −明石清正−

(上:Pew Research Centerのロゴ

明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

ピュー・リサーチ・センターという、不偏不党をうたっている調査機関が米国にあります。最近の調査で、日本について興味深い内容が二つありましたので、ご紹介します。

先進国では断トツの反イスラエル

よくイスラエルを支えているのは西側諸国でグローバルサウスと言われるアフリカなどでは人気が低いと言われますが、こちらの調査では全くの逆で欧米でのイスラエル人気は低く、逆にアフリカとインドでは人気が高くなっているのが判明しました。

Most in surveyed nations have negative views of Israel(Pew Research Center)より

南アフリカは最大与党ANCやメディアが徹底してイスラエル批判を展開しているにもかかわらず不人気が52%で抑えられているのはかなり意外です。

なお日本は世界トップレベルにイスラエル嫌いが多い国になっています
https://x.com/onigari_ijousya/status/1930563596901388331

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