日本民族アーカイブ

写真：日本国憲法（国立公文書館デジタルアーカイブ）

西岡力

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆

歴史認識問題研究会会長・モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授

　わが国が主権を回復して７０年になる。ところがロシアの侵略戦争を前にしても憲法を改正して国軍を持つという主権国家なら当然なすべきことを未（いま）だにできないでいる。その根本的理由は日本民族「性悪説」の檻（おり）に閉じ込められ、精神における主権回復ができていないことだと、私は考えている。

井草晋一
SALTY 編集長
日本メノナイトブレザレン教団
武庫川キリスト教会協力牧師

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に対する感染防止の取り組みについて、西洋社会の一角、それも、２０世紀以来の福祉国家と言われる、スウェーデンの「集団免疫政策」の報道を知り、驚きを禁じ得ません。

しかし、日本の場合は、発熱者、体調不良の自覚者のみを検査し、軽症以上の人を自宅待機、指定されたホテルでの自主隔離、また、重病の方や重症化の危険性のある方のみを入院させるという方法は、この「スウェーデンの集団免疫政策」に近いのかも知れません。（４月末現在）