慰安婦問題の認識が韓国で逆転した日 −SALTY−

写真1:向かって右から李宇衍氏、西岡力会長、金柄憲氏

 

以下は、日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- の 西岡力 主筆 が代表を務める「歴史認識問題研究会」の 3月25日の記事です。

SALTY として転載いたします。

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慰安婦問題の認識が韓国で逆転した日

私たち歴史認識問題研究会(以下、歴認研)は3月15日から3月20日まで韓国内の歴史認識を調査するために訪韓しました。第一日目となる3月15日は毎週水曜日に日本大使館前で行われる水曜デモを見学しました。

戦時中に朝鮮人女性を軍命令で強制連行して性奴隷にした日本は元慰安婦に謝罪して賠償しろと主張する水曜デモは1992年から行われていました。強制連行も性奴隷も現在では根拠のない説であることは明白になりましたが、韓国内ではそのように異議を唱えることはタブー視されてきました。『反日種族主義』の共著者である李宇衍・落成台研究所研究委員は2019年12月、嘘と分かっている歴史を妄信して韓国の政治を動かしては韓国という国が滅びてしまうと危機感を募らせ、たった一人で水曜デモに反対する「一人デモ」を始めました。当初は李氏に対する暴言や暴力、嫌がらせ行為が行われていましたが、『赤い水曜日』の著者金柄憲・韓国国史教科書研究所所長ら李氏と同じく慰安婦問題の通説に疑問を持っていた人々が次第に集まり、アンチ水曜デモが形成されていきました。

 

写真2:2023年3月15日のアンチ水曜デモの様子

 

そして、私たち歴認研が訪韓した日は、歴史的な日となりました。これまでは水曜デモの方が人数が多かったのですが、2023年3月15日はアンチ水曜デモの人数が上回ったのです。正義連(元挺対協)主催の水曜デモの人数が約30名に対し、慰安婦詐欺清算連帯主催のアンチ水曜デモの参加者は約90名にのぼりました。韓国でも歴史の嘘に気がつき、嘘に基づいた主張に反対する人々が増えていることを証明しています。この日のアンチ水曜デモは、歴認研訪韓団が参加することが事前に知らされていたためもあって、参加者の多くは韓国国旗と共に日の丸を堂々と振っていました。

 

 

写真3:集会の様子を見守る歴認研一行と李宇衍氏案内一行

 

 

本研究会の西岡力会長も登壇して以下のような演説を韓国語で行い、大歓声を浴びました。演説の要約は以下の通りです。

「慰安婦の詐欺は朝日新聞が1991年から2年にかけて捏造した不良品です。その朝日はわれわれの批判を受けて2014年に誤報を認めて謝罪しました。また、捏造記事を書いた朝日記者は私を名誉毀損で訴えましたが、最高裁まで行って私が完全勝訴しました。ところが、まだ正義連をはじめとする韓国の反日運動体、政治家、マスコミは日本製の詐欺製品を売り続けています。詐欺と闘って真実を取り戻すことが日韓の真の友好への道です。」

写真4:アンチ水曜デモで登壇に立つ西岡会長

参加している韓国の人々は日本と韓国の国旗を掲げています。集会は12時から2時近くまで開催され、大いに盛り上がっていました。それに対して、水曜デモは12時50分ごろには解散してしまいました。

 

写真5:12時50分ごろに解散する正義連の水曜デモ

 

 

 

写真6:無許可で水曜デモを行う韓国人学生たち

 

 

日本国内でも未だに慰安婦の強制連行や性奴隷説を主張する人々が存在します。慰安婦問題は歴史の嘘を妄信する勢力と歴史の真実に気づいた人々とに分かれる構図となっています。私たち歴認研は今後も韓国の真実派の人々と連携し、歴史の真実を世界に発信してまいります。

 

(写真は全て歴認研が撮影したものです。)

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●「歴史認識問題研究会」の 3月25日の記事 より転載