トランプ大統領の米朝首脳会談中止決断を支持する -西岡力-

拉致被害者救出のためにこの道しかない

平成30年5月25日


西岡力(「救う会」会長)
日本キリスト者オピニオンサイト −SALTY−  主筆

 

 トランプ米大統領が5月24日夜(日本時間)金正恩に「現時点では会談を行うのは不適切だ」とする書簡を送り、6月12日に予定されていた米朝首脳会談を拒否することを通告した。

同書簡でトランプ大統領は、会談拒否の理由として、北朝鮮が最近、米国に対して「猛烈な怒りと露骨な敵意を示してきた」と書いた。 “トランプ大統領の米朝首脳会談中止決断を支持する -西岡力-” の続きを読む

なぜ朝鮮学校への補助金に反対するのか −西岡力−

 

 

西岡力

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
「救う会」 会長
(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)

なぜ朝鮮学校への補助金に反対するのか

 私は北朝鮮に拉致された日本人を救う国民運動のリーダーとして、朝鮮学校への地方自治団体からの補助金を中止すべきだと訴え続けてきました。今年(平成30年)の「家族会(*1)」・「救う会(*2)」の運動方針でも、「朝鮮学校に対する自治体補助に対して、拉致に関する教育内容の観点などから反対する。各自治体への運動を継続強化する。朝鮮大学校の各種学校認可取り消しを求める運動を行う」ということを決めました。

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「集団改宗」と “ 五人組制度 ” − 久保田 Ukon 典彦 −

『キリシタン史からのメッセージ』
   高槻・Ukon:第2回

 

 

 

 

久保田 Ukon 典彦
阿武山福音自由教会 教会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰

「 集団改宗 」と “ 五人組制度 ”

 「 集団改宗 」 していった人たちも、江戸時代は、信仰どころでは なかったのではないでしょうか。

 キリシタンの時代、それまで 仏教や 八百万 ( やおよろず ) の神々を信じて 拝んできた人たちが、それらから 180度 離れて、天地創造された デウス(主なる神)を信じていくというのですから、これは、大変な回心 ・ 心変わりであって、単なる 「 転宗 」 ではなくて、人にはなしえない ・ 神のわざ であったわけです。
このことは、個人的に 一人一人に起こることですが、それだけではなくて、この 神の恩寵・恵みは、ある一定の時代や 民族 ・ 地域において 「 集団的 」 に与えられることは、歴史が実証していることです。

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荒地から緑の生い茂る地に –明石清正–

 

 

明石清正
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  論説委員

※イスラエルへは過去五回訪問したことがあり、二回は、聖地旅行の企画を手がけています。「ホーリーランドツーリスト」「聖地旅行記

地図によって微妙に変わるイスラエル領

第一次中東戦争後の休戦ライン 出典:http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nobu/iraq/draft/iraq-1_palestina.htm

 イスラエルとその周辺の地図を見ると、少しずつその国境線が違うことに気づきます。しばしばそれが政治的な争点になることさえあります。「ヨルダン川西岸」「ガザ地区」「ゴラン高原」そして「エルサレム」が、イスラエルの帰属になっているのかどうか、その見方や立場の違いで、色分けをしています。日本地図では、北方領土は赤色になっているけれども、他の国々ではロシア領になっている、というようにです。 “荒地から緑の生い茂る地に –明石清正–” の続きを読む

戦争について考える(その1)−後藤 望−

<戦争に関する法律を学ぶ>

後藤望(ごとう のぞみ)
元航空自衛官、救難員として奉職。
現在は鍼灸師として西洋医学の隙間に落ち込んでいる人を助けたいと願っている。 将来はネット伝道師として働きたいと、現在JTJ宣教神学校で勉学中。 ベンチプレス105キロの体育会系クリスチャン。

「戦時国際法」について

戦時国際法

 「戦時国際法」とは別名戦争法、武力紛争法、国際人道法と呼ばれています。その内容は「戦争とは避けられないもの」という前提から、いかにフェアに戦うか、戦い方はどうするのか、誰と誰が戦うのか、戦う力を失った人、戦う力のない人の扱いはどうするのか、といった事を規定した法律です。

 勿論これは遠い根拠を探れば、紀元前12世紀のハンムラビ法典の精神から発しているのは間違いないでしょう。「目には目を、歯には歯を」の条文が有名ですが、このことばの意味するところは、「やられたらやり返せ!」ではなくて、やられてたら「倍返し」をしたい気持ちをぐっとこらえて、同害報復を限度とせよという意味なのです。つまり、「目に損害を受けた場合相手の目に同じくらいの損害を加えるまでにとどめよ」、「歯に損害をうけたならば、相手の歯に報復をする以上のことをするな」、という意味であり、その精神は「過剰報復の禁止」にあるのです。

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週の真ん中ストレート(5) 史上最高支持率総理 −田口 望−

首相官邸で連立協定について話す(右から)社会党の西尾末広書記長、国協同党三木武夫書記長、片山哲首相、民主党の芦田均総裁 ©共同通信社
・史上最高支持率総理とは
 なかば、この連載で恒例になりつつあるクイズです。
日本の総理大臣は衆議院本会議の首班指名選挙でえらばれますが、その際、最も多くの衆議院議員から指名され、首相になった人は誰でしょう?

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日本葬送宣教論 (4) 伴天連追放令 -金井望‐

トップの絵:フランシスコ・ザビエル上陸の図


金井 望(カナイノゾム)
日本キリスト者オピニオンサイト –SALTY–  論説委員

【前回】日本葬送宣教論(3)「家」と「村」-金井望‐

伴天連追放令

 キリシタン時代の始点は1549年、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルの鹿児島上陸である。それからおよそ100年の間に来日した宣教師が、およそ300名いた。各地の大名は、ポルトガルとの貿易が利益をもたらしたため、宣教師を歓迎し、自らキリシタンとなる者もいた。16世紀後半、ローマ・カトリック教会の宣教はめざましい勢いで、日本全土に拡大した。 “日本葬送宣教論 (4) 伴天連追放令 -金井望‐” の続きを読む

アベノミクスを追う(3)-中川晴久-


中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員


<アベノミクス3本の矢>

 前回までの『アベノミクスを追う』において、「デフレからの脱却」がいかに重要であるかを話しました。今回は、アベノミクスの核である金融政策について見ていきましょう。皆さんには、金融政策とは何かを理解しつつ、経済における「偽りを見抜く力」を身に着けてほしいと思います。これを理解すれば、何が正しく何が間違っているのかの識別をすることができるようになります。 “アベノミクスを追う(3)-中川晴久-” の続きを読む

『春の輝き・小麦の収穫』 −井草晋一−

 SALTY バイブルメッセージ

 

 

 

井草晋一
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  編集委員長

日本メノナイトブレザレン教団 牧師
ピヨ バイブル ミニストリーズ 代表

『春の輝き・小麦の収穫』

聖書:詩篇147篇7~14節

 新緑の美しい季節を迎えました。
今年のゴールデンウイークは、皆様の中には4月27日から数えると10連休という方もおありでしょう。

 ご家族や友人たちとの旅行や、子どもたちや孫たちと一緒に遊園地などに出かけるご予定のある方は大きな楽しみですし、きっと、子どもたちもワクワクしていることでしょうね。
また、ご自宅でゆっくり休養して庭の草花を見ながら心身ともにリフレッシュのご予定の方もおありかと思います。

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北朝鮮人民に自由を、拉致被害者に自由を -西岡力-

2018年4月28日、韓国国会議員会館で開催された「第15回北韓自由週間」開会式でのあいさつです。

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)会長

北朝鮮人民に自由を!、拉致被害者に自由を!

 アンニョンハシムニカ(こんにちは)。また、皆さんにお会いできてうれしいです。 15回めの行事です。長いことやってきました。しかし、まだ達成できていません。

 私はいつもこの行事に参加しながら強調していることがあります。この行事は「北韓自由週間」です。人権週間ではありません。日本には12月に北朝鮮人権週間があります。日本の北朝鮮人権法に定められた公式行事です。外国から見れば人権問題です。
しかし、私たちのこの行事は自由週間です。答えが自由だからです。自由統一だからです。人権の核心は自由です。人権侵害の根本は自由を奪われていることです。

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