『SALTY特別集会  8.11 東京』開催のお知らせ

写真:「SALTY特別集会<東京>」のチラシ

『SALTY特別集会  8.11 東京』開催のお知らせ

「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-」では、『SALTY特別講演会 8.11 東京』を 開催いたします。

開催日と会場は、以下の通りです。
お誘い合わせの上、ぜひ、ご参加ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。

・東京:8/11(月・祝日) 午後(開場:13:00 / 開演:13:30〜 )

テーマ: 『信教の自由を脅かす解散命令』
     〜旧 統一協会信者強制改宗の闇を暴く〜
 会場:お茶の水クリスチャンセンター 礼拝堂(8階)

 

特別公演(対談)

講師:
   西岡力(SALTY主筆、麗潭大学教授)
   中川晴久(SALTY論説委員、主の羊クリスチャン教会牧師)
ゲストスピーカー 砂川竜一(沖縄つきしろ教会牧師)

 参加費 1,000円

 会場(お茶の水クリスチャンセンター)

JR中央線・JR総武線 JR御茶ノ水駅より 徒歩2分
東京メトロ 丸ノ内線 東京メトロ 千代田線 新御茶ノ水駅より 徒歩3分

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統一教会解散命令を契機に考えるディプログラミング組織の闇−中川晴久−

 

 

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
SALTY-論説委員

 

2025年3月25日、東京地方裁判所は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対し、解散命令を下す決定を下しました。この判決に至る経緯は、複数の重大な問題をはらんでおり、法治国家としての公正性に疑問を投げかけています。

事の発端は、2022年7月8日に発生した安倍晋三元首相の暗殺事件です。容疑者である山上徹也が家庭連合への個人的な怨恨を動機として挙げたことで、メディアと世論の関心が一気に教団に集中しました。これにより、家庭連合と自由民主党との関係が過度に問題視され、政治的な圧力が急速に高まりました。当時の岸田文雄首相は、こうした空気の中で、宗教法人法第81条に基づく法人解散の要件に関する法解釈を一夜にして変更。非公開の宗教審議会を経て、文部科学省は解散命令請求を裁判所に提出し、審理も非公開で行われました。この異例のスピードと秘密裏のプロセスは、客観的な法手続きよりも政治的意図が優先されたとの批判を免れません。

文科省は解散請求の根拠として、平均して30年以上前に提起された32件の民事訴訟を挙げました。しかし、裁判過程で、文科省による証拠の捏造が複数発覚し、提出された資料の信頼性が大きく揺らぎました。さらに、これらの訴訟の原告の半数以上が、拉致監禁による強制棄教、いわゆる「ディプログラミング」の被害者であることが明らかになっています。

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