バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「芦屋福音教会」名誉牧師
「聖書を読む集い」牧師
“100年、80年、30年”
100年、80年、30年
今年は “昭和100年、戦後80年、阪神淡路大震災後30年” となります。2018年は明治150年の年と呼ばれ、明治新以来の日本近代化の歩みが回顧されました。こういう大きいスパンで歴史を眺めてみると、日々目前の出来事に一喜一憂するだけでなく、時代の大きな方向付けにどう先人たちが対処したかが分かり、参考になるものです。
日本キリスト者オピニオンサイト
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「芦屋福音教会」名誉牧師
「聖書を読む集い」牧師
100年、80年、30年
今年は “昭和100年、戦後80年、阪神淡路大震災後30年” となります。2018年は明治150年の年と呼ばれ、明治新以来の日本近代化の歩みが回顧されました。こういう大きいスパンで歴史を眺めてみると、日々目前の出来事に一喜一憂するだけでなく、時代の大きな方向付けにどう先人たちが対処したかが分かり、参考になるものです。
写真:「歴史認識問題研究会」のサイトより
2023年3月16日、歴史認識問題研究会訪韓団と
懇談する柳錫春元教授(写真左から2番目)
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
写真:拉致被害者御家族等との面会 (有本明弘さん:前列の右)
令和6年3月4日(首相官邸のサイトより)
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長
2月15日、家族会の創設メンバーである有本明弘さんが逝去された。
明弘さんは奥様の故嘉代子さんとともに、家族会・救う会ができる前から、拉致被害者救出運動に取り組んできた先駆者だった。その有本さんご夫妻がついに恵子さんと抱き合うことがかなわなくなってしまった。一緒に戦ってきた者として、悲しいし、悔しい、そして申し訳ない。
明弘さんは90歳を過ぎても新聞とテレビでニュースを見て国内外の政治情勢について考え、恵子さんをはじめとする拉致被害者をどのように助けるのかについてご自身お考えをまとめて、私たちや、首相や担当大臣を始めとする政府、有力国会議員に伝えてきていた。
昨年12月、林芳正担当大臣に政府がどのような道筋で被害者を助けようとしているのかを明らかにせよと強い調子で迫っていた姿を思い出す。
ご逝去の翌日の16日、私たち家族会・救う会は合同会議を開き「時間がない、政府は親の世代が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ」という新運動方針を決めたところだった。
残る家族会メンバーの親世代は横田めぐみさんの母の早紀江さんお一人になってしまった。私たちは新運動方針に沿った国民運動を全力で展開していく決意を新たにするものだ。
令和7年2月17日
写真元:ヨルダンの首都アンマンで販売されていたアラビア語のヒトラー著「我が闘争」2015年3月26日(Avi Lewis/Times of Israel, Benyamin Loudmer)
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
ガザ地区での停戦合意に基づいて、イスラム・テロ組織ハマスは、イスラエル人の人質解放を、ほぼ毎週行っており、2月8日には新たに3人を解放しました。私たちの教会では、献金感謝の祈りの時に、人質解放のための祈りを献げています。
今回解放された方々、上段が拉致される前、下段が、今回、解放される時のものです。
(関連投稿:ハマスによる虐待の実態)
これを見て、イスラエルの人たちは何を想起したでしょうか?そうです、ホロコーストの生き残りが、絶滅強制収容所から解放された直後の状態です。 “ハマスの反ユダヤ主義戦略 ~ 明石清正 ~” の続きを読む
写真:time.comから
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
トランプ大統領の就任式の翌日、1月21日に、米国聖公会ワシントン教区主座聖堂(ワシントン国民大聖堂)で行われた、国家祈祷会(あるいは、国民のための祈りA Service of Prayer for The Nation)が行われました。大統領の前で、米国聖公会ワシントン教区のマリアン・バディ(The Right Rev. Mariann Budde)主教が行った説教の内容が、感動的であったという反響が大きかった一方で、大きな問題を孕んでいるとして批判も多く出ています。私は後者でした。
テモテ第一2章によれば、上に立てられた人たちのために、祈り、願い、執り成すことが命じられています。それは、たとえ自分と政治信条が異なる人であっても、神に立てられた人であるゆえ(ロマ13:1)、敬うことが命じられています。当時は、専制的な皇帝であり、迫害を加える政治権力者であったのにも拘らず、使徒たちは手紙で教会にそう奨励していたのです。
しかし、当主教は、大統領選における争点になっているものを、「神の名」によって以下のように懇願しています。
「大統領閣下、最後に懇願させてください。何百万人もの人々があなたを信頼しています。そして、昨日、あなたが国民に語ったように、あなたは愛に満ちた神の摂理を感じておられるはずです。私たちの神の名において、今、恐怖を感じている自国の国民に慈愛を施してくださるよう、お願いいたします。
民主党、共和党、無所属の家庭には、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーの子どもたちがおり、中には命の危険すら感じている子どもたちもいます。私たちの農作物を収穫し、オフィスビルを清掃し、養鶏場や食肉加工工場で働き、レストランで食事をした後の食器を洗い、病院で夜勤をこなす人々の中には、市民権を持たないか、あるいは適切な書類を所持していない人がいるかもしれません。しかし、移民の大多数は犯罪者ではありません。彼らは税金を支払い、良き隣人でもあります。彼らは私たちの教会やモスク、シナゴーグ、グルドワーラ、寺院の忠実な信徒でもあります。
大統領閣下、どうか私たちのコミュニティで、親が連れ去られてしまうのではないかと恐れている子どもたちに対して慈愛の心を持ってください。そして、自国での戦地や迫害から逃れてきた人々に対して、この国で思いやりと歓迎の意を見出せるように支えてください。私たちの神は、私たちがよそ者に慈しみを向けるべきであると教えています。なぜなら、かつて私たちは皆、この土地ではよそ者だったからです。神が私たちに、すべての人間の尊厳を尊重し、愛をもって互いに真実を語り、互いに、そして神とともに謙虚に歩む強さと勇気をお与えくださいますように。すべての人々のため、この国と世界のすべての人々のために。
アーメン」
写真:尹錫悦大統領と青瓦台
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
2020年 1月20日
韓国の尹錫悦大統領支持派は昨年12月31日に大統領への逮捕状が出てから連日、数千から数万人を集めて路上集会と大規模デモを行ってきた。その一部が1月19日未明、勾留令状発付を決めたソウル西部地裁を一時占拠し器物破壊を行った。
尹大統領支持派は白地に赤い文字で「STOP THE STEAL」と書かれた紙のビラを持っている。これは米大統領選でトランプ氏の支持者が掲げた「不正選挙で票を盗むのをやめろ」という意味のスローガンだ。裏側には「CCP OUT」の文字があった。「中国共産党出て行け」という意味だ。尹大統領支持者は韓国で中国共産党が介入した不正選挙があったと信じているのだ。
写真:White House Wikimedia より
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「芦屋福音教会」名誉牧師
「聖書を読む集い」牧師
2025年1月16日
トランプ2.0
アメリカのトランプ2.0大統領政権が1月20日にスタートします。
この異形な政権の基盤は何か?またその目指すところは何か?世界はその影響を免れないがために、注目しています。以下、様々な意見を勘案しながら、筆者なりの理解を申し述べたいと思います。
支持基盤層
まず、この特異な政権の支持基盤です。1.0政権時代と今回の選挙運動中の動きの中で分かってきた事ですが、米国の歴史の中核を形成してきた多くの民衆です。しかも彼らは時代の激変に取り残され、努力が報われずルサンチマン(怨恨)が鬱屈していた。それを敏感に掬い上げたトランプ氏が彼らの代弁者となり、支持の岩盤層を形成した。具体的には、昔はWASPと呼ばれた白人アングロサクソン男性中心福音派プロテスタント、それも非大卒労働者です。
写真:ケビン・ドーク先生を囲む会
SALTYの働きのために、献金、ご寄付をくださいました皆様に、SALTY のWEB掲載にて感謝とお礼のご報告をさせていただきます。
(2024年4月〜2024年12月)
「日本キリスト者オピニオンサイト −SALTY−」は、4月1日に創立7周年を迎えます。2018年4月1日の創立以来、多くの皆様のご支援と祈りのサポートをいただき、心より感謝申し上げます。
昨年は、12月に『ケビン・ドーク先生を囲む会』(2024年12月2日:会場_カルバリーチャペル・ロゴス東京)を開催し、SALTY編集会議のメンバーが集い、貴重な研修の機会を持ちました。
2025年度の SALTYの活動を見据えて、良き備えの時ともなりました。
これも、継続して献金や寄付により SALTYの働きを支えてくださる皆様の心温まるご支援があっての働きであることを思い、心より感謝申し上げます。
昨年12月末までの SALTY「ゆうちょ銀行」宛のご支援について、ご報告させていただきます。
〜 SALTY編集会議ー2024年東京 〜
12月2日(月)午後2時より、東京都荒川区西日暮里の 「カルバリーチャペル・ロゴス東京」の教会を会場に、SALTY編集会議「ケビン・ドーク先生を囲む会」が開催されました。
毎月一回、ZOOMによる編集会議を開催していますが、今回は、昨年9月の「第7回 日本伝道会議」以来の1年2ヶ月ぶりの リアル編集会議でした。
創立メンバー9名に新たに1名加わり、10名となった編集会議のメンバー(大阪チーム、愛知・岐阜チーム、東京チーム)ですが、今回、後藤牧人顧問を交えて10名が参加し、ケビン・ドーク先生の講演とディスカッション、また、お互いの働きや取り組みの近況報告など、密度の濃い4時間の編集会議となりました。