「その時に備えて」に備えて(7)君主が異教徒…だからなんだってんだ?!後編-田口望

ヘンリク・シェミツラウキ
田口望
田口望

 

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

被支配階級に置かれた聖書の民(新約)

新約聖書の時代、ローマ帝国の皇帝は被支配階級である少数派のキリスト教徒を300年間に渡って断続的に迫害し続けるのですが、その迫害下でも徹底してローマの統治権を認め、反政府運動などをせずに徹底して臣従したのです。ただし、皇帝が自らを神として崇めよ、と皇帝礼拝を強いてきた時にはそれは偶像礼拝にあたるので敢然と拒否しています。 “「その時に備えて」に備えて(7)君主が異教徒…だからなんだってんだ?!後編-田口望” の続きを読む

「面従腹背」型の キリシタン − 久保田 Ukon 典彦 −

『キリシタン史からのメッセージ』

 高槻・Ukon:第18回

 

 

 

 

久保田 Ukon 典彦
阿武山福音自由教会 教会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰

 

「面従腹背」型の キリシタン

● 豊臣秀吉が、1587年に出しました 「 伴天連追放令 」 ですが、髙山右近の所にも、秀吉から、使者が遣わされて来て、“ 信仰を捨てて、秀吉だけに仕えるように ” 命令してきます。

 右近は、「 関白秀吉様のことを 大切に考えて、お仕えするつもりに 変わりはありませんが、神 ・ デウス への信仰を捨てるということは、話が違います。
神 ・ デウス への信仰を捨てる、ということは出来ません。」と、はっきりと 答えました。

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