「ケビン・ドーク先生を囲む会」開催! -SALTY-

「ケビン・ドーク先生を囲む会」開催される!

 〜 SALTY編集会議ー2024年東京 〜

12月2日(月)午後2時より、東京都荒川区西日暮里の 「カルバリーチャペル・ロゴス東京」の教会を会場に、SALTY編集会議「ケビン・ドーク先生を囲む会」が開催されました。

カルバリーチャペル・ロゴス東京

毎月一回、ZOOMによる編集会議を開催していますが、今回は、昨年9月の「第7回 日本伝道会議」以来の1年2ヶ月ぶりの リアル編集会議でした。

創立メンバー9名に新たに1名加わり、10名となった編集会議のメンバー(大阪チーム、愛知・岐阜チーム、東京チーム)ですが、今回、後藤牧人顧問を交えて10名が参加し、ケビン・ドーク先生の講演とディスカッション、また、お互いの働きや取り組みの近況報告など、密度の濃い4時間の編集会議となりました。

ケビン・ドーク先生(Kevin M. Doak :ジョージタウン大学教授、麗澤大学客員教授)の講演は、大統領選挙でのトランプ氏勝利の意味することと、「アメリカで起きていること」「アメリカのキリスト教会の現状」について、具体的な事実や裁判事例そして統計をもとに話されました。

1972年には、自分はクリスチャンだと考えていた人々が 90%で、1990年頃までは安定していたけれども、現在では 60%となり、2072年には46%になるとの予測があるとのこと。

また、今までの「LGBT」に関連する裁判事例の紹介と解説を踏まえながら、現在のアメリカに起こっている「アメリカ建国以来の伝統的価値観の喪失」、社会の基盤である「家庭」の崩壊、「自虐的アメリカ史観の現れ」「キリスト教への反感」「マルキシズムの台頭と影響」などを鋭い分析のもとに、わかりやすく話されました。

民主党の支持者や、いわゆる左派の人々、また、権力者・特権階級・富裕層が主張する「マイノリティ」や「LGBT」「中絶」などの課題に対する考え方の問題点を指摘しつつ、このようなマメリカの傾向は、「対岸の火事」ではなく、必ず日本にも、各種の裁判や社会運動などを通して大きな影響を与えてくる、いや、すでに影響が出てきていると指摘される中で、出席者一同、意見交換しながら危機感を持って受け止めました。

最後に、アメリカ人のみならず、日本人、世界の人々が、「自然法」に立脚する中に、一つの光、解決の糸口があると指摘されました。
キリスト教が戦国時代に日本に入ってくる遥か前から日本の民衆の中に培われてきた倫理観や歴史文化の伝統、新渡戸稲造が世界に発信した武士道精神に生きる日本人が、世界の困難な状況の中にある人々に対して貢献できる道がある、との見解には共感を覚えました。

また、このような時代であるからこそ、聖書を神の言葉と信じるキリスト者は真理のために立ち上がることが求められているとの勧めと信仰のチャレンジ(挑戦、勧め)に、出席者一同あらためて心さぐられる思いでした。

来年、2025年の「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-」の活動や講演会を企画する上でも、貴重な「リアル編集会議」の時間を持つことができ、幸いなひと時でもありました。

 

SALTYの働きのために、継続的にご支援くださる皆様に心より感謝いたします。

 

記:井草晋一(SALTY編集委員)
ピヨ バイブル ミニストリーズ 代表

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ケビン・M・ドーク 【略歴】
1960年生まれの米国の歴史学者。
(専攻:日本近代思想史)
高校時代に長野県上田市で留学を経験し、シカゴ大学から日本研究により博士号取得。イリノイ大学准教授などを経て、京都大学、東京大学、立教大学、甲南大学などで学び、現在はジョージタウン大学教授、麗澤大学で客員教授。
日本で出版された著書に、『日本浪漫派とナショナリズム』(柏書房、1999年)、『日本人が気付かない世界一素晴らしい国・日本』(ワック、2016年)などがある。また『大声で歌え「君が代」を』(PHP、2009年)で第1回 国基研日本研究賞を受賞。

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ケビン・ドーク先生 講演会

日時:12月21日(土) 14:00〜16:30
・クリック ⬇️
*申込みは、チラシの「お問い合わせ」まで。

アメリカの自虐史観とその宗教的背景

 

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<参考記事>

「変わるアメリカと日本のチャンス 2024米大統領選挙の深層」

「変わるアメリカと日本のチャンス 2024米大統領選挙の深層」 ケビン・ドーク・ジョージタウン大学教授

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ケビン・ドーク – 日本とわたし

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