日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-
第1回公開講演会 in大阪
祝福された集会となりました!
大きく左傾化したように見える、日本のキリスト教界の動きを憂うキリスト者たちが、2015年に始まった facebook グループの「社会問題を語るキリスト者のひろば」に集い、意見交換や提言、情報交換を続けてきました。そのような交流の中から、有志たちにより 2018年4月1日、『日本キリスト者オピニオンサイト SALTY-』の立ち上げが実現し、更には「ネットの世界から現実の世界に出た活動を」との声が上がりました。
10月14日月曜日、あの「大東宣言」(*1)を出された大東キリストチャペルにおいて、「第1回公開講演会 in 大阪」が開催されました。
当初予定しておりましたメイン講演の西岡力先生が海外出張中、台風19号の影響で帰国が間に合わず、急遽沖縄から参加を予定されていた依田啓示さんに「講演3」を依頼しました。
講演開始前に木下春樹牧師によるフルート演奏、エルガーの「愛の挨拶」がなされ、SALTYの編集委員長である井草晋一牧師の司会の元、講演会が始まりました。
講演1 大東キリストチャペル 田口望牧師(基調講演)
「日本のキリスト者は皇室とどう向き合うべきか」
「福祉に対するキリスト者の誤った認識」
講演3 沖縄で農場(カナンスローファーム)経営者 依田啓示氏
「沖縄にある真実 そして現実」
依田さんが語られた沖縄の真実は、参加者一同驚きをもって傾聴する内容でした。
講演の内容については、後日ご報告させて頂くこととして、約2時間の集会がとても祝され、休憩時間や終了後には、25名の参加者お互いの紹介とともに、笑顔あふれる歓談のひと時となりました。
いよいよ、「即位礼正殿の儀」が行われる、来週10月22日(火・祝日)には、東京で『第1回公開講演会 in 東京』が開催されます。
「第1回記念講演会 in東京」
場所 御茶ノ水クリスチャンセンター
時間 午後2時~
・講演1 西岡力氏 「キリスト者が政治に取り組む時に陥る罠」
・講演2 田口望氏 「キリスト者は皇室とどう向き合うべきか」
・講演3 後藤献児朗氏 「福祉に対するキリスト者の誤った認識」
・入場料はありませんが、席上献金があります。
関東地区の皆さん!
是非お越しください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
■ 「第1回公開講演会 in 大阪」の会場風景
—-> クリックすると拡大します。
(注:*1):「大東宣言」
政治的声明を出さない宣言
昨今、日本の主要なキリスト教界、諸団体においては、政治的な声明が発せられることがままあるが、我々の教会においては当該政治的課題が聖書と歴史的・正統的な教理に明白に反しない限りにおいては将来にわたって教会でかような声明を発しないことをここに宣言する。
原発反対、その主張は正しいかもしれない。しかし、電力会社とその関連会社につとめる者にとっても我々の教会は隣人でありたいのだ。
安保法制反対、その主張は正しいかもしれない。しかし、自衛官として生きるキリスト者、基地関連施設で働く者にとっても我々の教会は隣人でありたいのだ。
共謀罪反対、その主張は正しいかもしれない。しかし、暴力団をはじめとする組織犯罪に涙を飲んだ被害者たちに対しても我々の教会は隣人でありたいのだ。
「キリスト者の政見が絶対に正しい」とは「絶対に言えない」ことを我々は告白する。それは政治的志向の左右の別なくキリスト教を信じる信仰者として告白せざるを得ない。
かつてキリストの十二人の弟子たちの中に熱心党員シモンと取税人マタイがいた。もし、彼らにローマ帝国についての政見を尋ねれば前者は反ローマ、後者は親ローマと答えたであろう。十二使徒の間でさえ、政治的見解は一致をみず、ただ、キリストへの信仰によってのみ立場を超えてつなぎ合わされていたのである。
最後に我々の教会はまた、上述の政治的な声明を発するキリスト者たちをも排除せず、隣人として愛することをここに宣言するものである。
2017年7月16日 大東キリストチャペル 一同
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*「大東宣言」に関する「クリスチャン新聞」の記事
2018年1月7日・14日号(第16面)
● 特集・教会と政治 「政治的声明を出さない宣言」をめぐって