『拉致問題最新情勢』 講演会・懇親会 開催! −SALTY−

写真:福音宣教協力会 懇親会 会場:VIP関西センター礼拝堂

福音宣教協力会 懇親会 開催!

VIP関西センター

西岡力教授(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長)を迎えて、福音宣教協力会主催による懇親会が、6月30日(月)午前11時から午後2時まで、VIP関西センター9階礼拝堂にて開催されました。 

賛美リード 北山奨牧師
司会 菅原亘牧師

北山奨牧師の賛美リードで始まった懇親会では、菅原亘牧師(神戸キリスト栄光教会)の司会で、大久保みどり牧師(主イエスキリスト教会)の祈祷、福音宣教協力会委員長の村上好伸牧師(カリスチャペル)の挨拶がありました。 “『拉致問題最新情勢』 講演会・懇親会 開催! −SALTY−” の続きを読む

対イラン攻撃は「テロとの戦争」−西岡力−

写真:外務省ホームページより(海外安全情報 6/23)

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員

 

対イラン攻撃は「テロとの戦争」

 イスラエルと米国による対イラン攻撃は、米国のブッシュ(子)政権が始めた「テロとの戦争」の延長線上で見るべきだ。2001年9月のイスラム過激派テロ組織アルカイダによる米国への同時多発テロに対して、ブッシュ政権は犯罪を扱う警察ではなく、敵の攻撃に応戦する軍隊を動員した。警察が対応する場合はテロリストにも一定の人権を認めて様々な配慮がなされるが、軍隊が対応する場合は無関係の者をなるべく巻き込まないという配慮はするものの、テロリストに対しては容赦ない攻撃が加えられる。

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反日感情の政治利用が心配―新韓国大統領 −西岡力−

写真:李在明、金文洙、李俊錫候補の選挙ポスター

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員

反日感情の政治利用が心配―新韓国大統領

 韓国大統領選挙で「共に民主党」の李在明氏が新大統領に選ばれた。得票率は49%だった。尹錫悦政権の与党だった「国民の力」の金文洙氏が41%、保守新党「改革新党」の李俊錫氏が8%だった。
 
今回の選挙は、昨年12月の尹錫悦大統領(当時)による戒厳宣布のため大統領弾劾が成立したことを受けて実施された。李在明氏と李俊錫氏は、戒厳宣布は憲法違反で許されないという立場だった。この2人の得票を足すと約6割に達する。左派系のハンギョレ新聞は選挙結果について「韓国国民が投票で内乱を審判した」と書いた。韓国の自由民主主義は大統領による戒厳宣布という憲法破壊行為を法治の枠の中で処分した。それがこの選挙の第一の意味だ。

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韓国保守派の極右化を憂える −西岡力−

写真:ソウル市鐘路区にある憲法裁判所庁舎(Wikipedia より)

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員

韓国保守派の極右化を憂える

西岡力 / 2025.04.07 (月)

 4月4日、韓国の憲法裁判所が尹錫悦大統領を罷免した。韓国は陰謀論に取り付かれて戒厳令を宣布した大統領を憲法の枠の中で退けることに何とか成功した。

 ●戒厳宣布の大統領罷免
 憲法裁判所は全員一致で、戒厳宣布を重大な憲法違反、法律違反と認めた。韓国憲法は大統領に戒厳宣布の権限を付与しているが、「戦時、事変またはこれに準ずる国家非常事態」の場合、という要件を付けている。
 戒厳談話や憲法裁判所の審判で尹氏と弁護団は、野党が圧倒的多数を占める国会が「犯罪者集団の巣窟となり、立法独裁を通じて国家の司法・行政システムを麻痺させ、自由民主主義体制の転覆を企てている」として、宣布要件が満たされていたと主張した。また、現在の国会議員を選出した昨年4月の総選挙で国外勢力の介入による大規模な不正が存在したとか、戒厳宣布は野党の横暴を国民に知らせるための「警告性戒厳」「啓蒙令」だったと主張した。
 しかし、憲法裁判所は、野党との葛藤や不正選挙への疑いは「政治的、制度的、司法的手段を通じて解決すべき問題であって、兵力を動員して解決できるものではない」と述べ、国民への警告は憲法の定める戒厳の目的に当たらないとした。

LGBTQ問題はクリスチャンを分裂させる「踏み絵」か? −アリマタヤのヨセフ−

写真:大阪高等裁判所(Wikipedia)
2025年3月25日 「同性婚を認めないのは憲法違反である」
という判決を出した。

LGBTQ問題はクリスチャンを分裂させる「踏み絵」か?

 アリマタヤのヨセフ

 アメリカ長老教会(PCUSA)は3月12日、性的指向や性自認に基づく差別を禁じる教会憲法の修正案が正式に承認されたと発表しました。以下が、このことを報じる記事です。(*2025年3月21日付 Christian Today より)

 アメリカ合衆国長老教会(PCUSA)は12日、性的指向や性自認に基づく差別を禁じる教会憲法の修正案が正式に承認されたと発表した。承認された第24-A号修正案は、PCUSAの憲法第2部「教会規定」(英語)の「多様性の中の一致」の項目にある差別禁止をうたう文章の中に、性自認と性的指向を含める内容。同項目には、「神は、人種、民族、年齢、性別、障がい、地理的条件、神学的信念にかかわらず、洗礼によって人々を結び付ける」と書かれており、この中に「性自認」と「性的指向」が新たに加えられることになる。

 同修正案は昨年開催された第226回総会で既に可決されていたが、正式に承認されるにはPCUSAの166中会の過半数である84中会以上から賛成を得る必要があった。長老派のLGBT擁護団体である「長老派カベナント・ネットワーク」(CNP)の集計によると、20日までに94中会が同修正案に賛成し9中会が反対している。PCUSAの発表によると、過半数の中会が賛成したことで、同修正案は7月4日に発効する。

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解散命令は信教の自由を侵す―旧統一協会問題 −西岡力−

写真:東京地方裁判所(Wikipedia)

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員

解散命令は信教の自由を侵す―旧統一協会問題

令和7年3月31日

 3月25日、東京地裁は世界平和統一家庭連合(旧統一協会)に対して宗教法人としての解散命令を下した。家庭連合は即時抗告をするというので、上級裁判所の判断を待つことになる。だが、今回の決定で、わが国の信教の自由は大きく制限されたと思う。家庭連合の教義には全く同意できない。しかし、数十年間、この国で宗教法人として認められて宗教活動を行ってきた団体が、政府の突然の法人解散要件の変更とその遡及的適用で解散請求がなされ、地方裁判所が請求を受け入れる事態に、恐怖を感じざるを得ない。

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「慰安婦は売春婦」発言の韓国教授の無罪確定 −西岡力−

写真:「歴史認識問題研究会」のサイトより
2023年3月16日、歴史認識問題研究会訪韓団と
懇談する柳錫春元教授(写真左から2番目)

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員

「慰安婦は売春婦」発言の韓国教授の無罪確定

韓国の学問の自由は守られた。大学講義の中で戦時中の慰安婦の強制連行を否定し、慰安婦は「売春の一種」に従事していたと発言したことで刑事訴追された柳錫春・前延世大学教授の無罪が確定した。2月13日、韓国最高裁判所は、この発言は名誉毀損罪に当たらないとした高裁判決を維持し、検察の上告を棄却した。

 

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有本明弘さんのご逝去について − 西岡力 −

写真:拉致被害者御家族等との面会 (有本明弘さん:前列の右)
令和6年3月4日(首相官邸のサイトより)

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長

有本明弘さんのご逝去について

2月15日、家族会の創設メンバーである有本明弘さんが逝去された。

明弘さんは奥様の故嘉代子さんとともに、家族会・救う会ができる前から、拉致被害者救出運動に取り組んできた先駆者だった。その有本さんご夫妻がついに恵子さんと抱き合うことがかなわなくなってしまった。一緒に戦ってきた者として、悲しいし、悔しい、そして申し訳ない。

明弘さんは90歳を過ぎても新聞とテレビでニュースを見て国内外の政治情勢について考え、恵子さんをはじめとする拉致被害者をどのように助けるのかについてご自身お考えをまとめて、私たちや、首相や担当大臣を始めとする政府、有力国会議員に伝えてきていた。

昨年12月、林芳正担当大臣に政府がどのような道筋で被害者を助けようとしているのかを明らかにせよと強い調子で迫っていた姿を思い出す。

ご逝去の翌日の16日、私たち家族会・救う会は合同会議を開き「時間がない、政府は親の世代が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ」という新運動方針を決めたところだった。

残る家族会メンバーの親世代は横田めぐみさんの母の早紀江さんお一人になってしまった。私たちは新運動方針に沿った国民運動を全力で展開していく決意を新たにするものだ。

 

令和7年2月17日

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 西岡 力

ご支援への感謝とご報告 -SALTY-

写真:ケビン・ドーク先生を囲む会

皆様の尊いご支援に感謝いたします。

SALTYの働きのために、献金、ご寄付をくださいました皆様に、SALTY のWEB掲載にて感謝とお礼のご報告をさせていただきます。
(2024年4月〜2024年12月)

「日本キリスト者オピニオンサイト −SALTY−」は、4月1日に創立7周年を迎えます。2018年4月1日の創立以来、多くの皆様のご支援と祈りのサポートをいただき、心より感謝申し上げます。

昨年は、12月に『ケビン・ドーク先生を囲む会』(2024年12月2日:会場_カルバリーチャペル・ロゴス東京)を開催し、SALTY編集会議のメンバーが集い、貴重な研修の機会を持ちました。
2025年度の SALTYの活動を見据えて、良き備えの時ともなりました。

これも、継続して献金や寄付により SALTYの働きを支えてくださる皆様の心温まるご支援があっての働きであることを思い、心より感謝申し上げます。

昨年12月末までの SALTY「ゆうちょ銀行」宛のご支援について、ご報告させていただきます。

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