アベノミクスを追う(3)-中川晴久-
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員
<アベノミクス3本の矢>
前回までの『アベノミクスを追う』において、「デフレからの脱却」がいかに重要であるかを話しました。今回は、アベノミクスの核である金融政策について見ていきましょう。皆さんには、金融政策とは何かを理解しつつ、経済における「偽りを見抜く力」を身に着けてほしいと思います。これを理解すれば、何が正しく何が間違っているのかの識別をすることができるようになります。 “アベノミクスを追う(3)-中川晴久-” の続きを読む
北朝鮮人民に自由を、拉致被害者に自由を -西岡力-
2018年4月28日、韓国国会議員会館で開催された「第15回北韓自由週間」開会式でのあいさつです。
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)会長
北朝鮮人民に自由を!、拉致被害者に自由を!
アンニョンハシムニカ(こんにちは)。また、皆さんにお会いできてうれしいです。 15回めの行事です。長いことやってきました。しかし、まだ達成できていません。
私はいつもこの行事に参加しながら強調していることがあります。この行事は「北韓自由週間」です。人権週間ではありません。日本には12月に北朝鮮人権週間があります。日本の北朝鮮人権法に定められた公式行事です。外国から見れば人権問題です。
しかし、私たちのこの行事は自由週間です。答えが自由だからです。自由統一だからです。人権の核心は自由です。人権侵害の根本は自由を奪われていることです。
人権・核廃棄なしの板門店宣言 −西岡力−
西岡力
「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
モラロジー研究所教授、麗澤大学教授
人権・核廃棄なしの板門店宣言
悲しさをにじませた脱北者たち
「多くのテレビ局から、板門店会談で出された北朝鮮料理の解説をしてほしいという依頼がきたが全部断った。文在寅大統領と金正恩(委員長)が何を食べようと知ったことではない。国連機関によると北朝鮮住民の7割が栄養失調でその半分は餓死直前だという。それなのに北朝鮮住民に自由と人権を与える論議がなかったことは許しがたい」
文大統領と北朝鮮の独裁者・金委員長の会談翌日の4月28日、韓国の国会議員会館で開催された「第15回北朝鮮自由週間」開会式で、博士号を持つ北朝鮮料理専門家の女性脱北者が語った言葉だ。
発見!!「政治声明発表に関する『ガイドライン』」-後藤献児朗-
後藤献児朗
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY代表
有限会社サーブ介護センター 代表取締役
発見!「政治声明発表に関する『ガイドライン』」
− 日本ホーリネス教団の政治声明発表に関する「ガイドライン作成」の意義 –
外交政策に関する日本政府の各種法整備をめぐり、政府(政権)に対し「声明」を出す、キリスト教界の組織や団体、教団が相次ぎました。ところが、その声明が教団に属する信徒に知らされぬまま出されていたこともあり、「教会が政治活動を行うことへの疑問」が信徒の中から出始めたのです。
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安倍晋三という総理(2) -中川晴久-
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイト−SALTY− 論説委員
<積極的な外交の展開>
安倍総理が、亡き父・晋太郎氏(1991年没)の地盤を引き継ぎ代議士になったのは、1993年、総理が38歳の時でした。その政治センスが磨かれたのは、父・晋太郎氏が生前に外務大臣の要職にあるとき、秘書官として働いた経験が大きいようです。当時の中曽根康弘元首相は在任中の4期にわたって晋太郎氏を外務大臣として起用しました。その期間は3年8ヵ月に及びます。安倍総理は、3年間勤めた神戸製鋼を退社したのち、1982年から晋太郎氏に同行し、20回ほどの外遊に出ています。
誰もが多くの場合、最初の経験が後の経験の基礎をつくります。今日の安倍政権が外交に強い理由は、ここにあるのかもしれません。
週の真ん中ストレート(4) 戦後も続く吉野作造の潮流 −田口望−

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員
●ネットでも見れる辞典でその後の吉野作造を追ってみよう
吉野作造とその影響について考えています。インターネットでも確認できる3つの事柄をインターネット辞典を引用しながら見ていきましょう。まず吉野自身について
『統一朝鮮』の危機に備える −井草晋一−
井草晋一
日本キリスト者オピニオンサイト −SALTY− 編集長
■ 『統一朝鮮』の危機に備える ■
5月〜6月に予定されている、アメリカのドナルド・トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による「米朝首脳会談」ですが、今後の朝鮮半島情勢において、近未来的にいくつかの可能性が浮かび上がってきます。
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拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい(3) 全被害者帰国が実現する最善のシナリオが見えてきた −西岡力−
拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい(3)
全被害者帰国が実現する最善のシナリオが見えてきた
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト − SALTY − 主筆
4月19日の日米首脳の共同記者会見でトランプ大統領は、拉致被害者救出への熱意を以下のように明確に語った。私はそれを聞きながら胸が熱くなった。
「去年の秋、日本を訪問した際、愛する人たちを北朝鮮に拉致される痛ましい体験をした被害者の家族と会った。拉致被害者ができるだけ早く家族の元に戻れるようにしたい」
「この問題がシンゾウの心にある最も重要なことの1つだとわかっているし、われわれはこのことをよく話しあっている。拉致被害者を日本に連れ戻せるようわれわれはできることはすべてやる」
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沖縄にある「声に出せない」という苦しみ −後藤献児朗−
日本キリスト者オピニオンサイト-SALTY-代表
有限会社サーブ介護センター 代表取締役
「沖縄にある本当の苦しみ」
従業員の結婚式と私たちの結婚記念を祝うことと、兼ねてより「社会問題を語るキリスト者のひろば」というSNSグループの中で話題になっておりました、沖縄に住む方々の「本音」を知ること、つまり「平和運動を行っている方々」にではなく、沖縄県内で静かに暮らす「一般の方々」から、「生の声」を聴くことも旅行の目的でもありました。