安倍晋三という総理(3) −中川晴久−


中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員

   前回:安倍晋三という総理(2)


「保守」とは 

 歴史問題おいて、安倍総理は「保守」の政治家です。おそらく、このことについて異論のある人は、ほとんどいないでしょう。総理自身は「保守」について次のように言っています。「わたしにとって保守というのは、イデオロギーではなく、日本および日本人について考える姿勢のことだと思う。」と。実に的確な表現です。

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戦争について考える(その2)−後藤望−

後藤望(ごとう のぞみ)
元航空自衛官、救難員として奉職。
現在は鍼灸師として西洋医学の隙間に落ち込んでいる人を助けたいと願っている。 将来はネット伝道師として働きたいと、現在JTJ宣教神学校で勉学中。 ベンチプレス105キロの体育会系クリスチャン。


憲法九条について

 安倍政権は、今までタブーとされてきた事に対して着手しようとしていることから、政権を強く批判する方々がおられます。一般社会と同様、キリスト教界の中にも安倍首相批判の動きに同調する人も、少数とはいえ存在します。その是非はともかくとし、その非難の大きな理由が憲法九条改正の問題だと思われます。

 憲法改正の問題は、九条二項をそのまま残して新たな文言を書き加える「加憲」と、二項そのものを削除しようとする「改憲」がありますが、ここではその詳細について書くことを控え、まず憲法九条そのものの持つ意味と、そこから導き出される問題、そして「中立」について考えてみたいと思います。

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金正恩は核を廃棄する意思があるのか? ——北朝鮮のいう「朝鮮半島の非核化」は米韓同盟の解体 −西岡力−

 

西岡力

「救う会」会長
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆

金正恩は核を廃棄する意思があるのか?

— 北朝鮮のいう「朝鮮半島の非核化」は米韓同盟の解体 —

 トランプ政権は金正恩に対して、すべての大量破壊兵器の短期間での全面廃棄を求めている。トランプ大統領はボルトン補佐官らが主唱していた「リビア方式」という用語を否定した。その上で、カダフィは大量破壊兵器廃棄を実行したが内乱により殺されたことをあげて、金正恩が大量破壊兵器廃棄を実行すれば安全と繁栄を保証するとした。しかし、もし実行しなければリビアのように金正恩も滅ぼされる、と警告した。それが「トランプ方式」だ。

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トランプ大統領の米朝首脳会談中止決断を支持する -西岡力-

拉致被害者救出のためにこの道しかない

平成30年5月25日


西岡力(「救う会」会長)
日本キリスト者オピニオンサイト −SALTY−  主筆

 

 トランプ米大統領が5月24日夜(日本時間)金正恩に「現時点では会談を行うのは不適切だ」とする書簡を送り、6月12日に予定されていた米朝首脳会談を拒否することを通告した。

同書簡でトランプ大統領は、会談拒否の理由として、北朝鮮が最近、米国に対して「猛烈な怒りと露骨な敵意を示してきた」と書いた。 “トランプ大統領の米朝首脳会談中止決断を支持する -西岡力-” の続きを読む

なぜ朝鮮学校への補助金に反対するのか −西岡力−

 

 

西岡力

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
「救う会」 会長
(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)

なぜ朝鮮学校への補助金に反対するのか

 私は北朝鮮に拉致された日本人を救う国民運動のリーダーとして、朝鮮学校への地方自治団体からの補助金を中止すべきだと訴え続けてきました。今年(平成30年)の「家族会(*1)」・「救う会(*2)」の運動方針でも、「朝鮮学校に対する自治体補助に対して、拉致に関する教育内容の観点などから反対する。各自治体への運動を継続強化する。朝鮮大学校の各種学校認可取り消しを求める運動を行う」ということを決めました。

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戦争について考える(その1)−後藤 望−

<戦争に関する法律を学ぶ>

後藤望(ごとう のぞみ)
元航空自衛官、救難員として奉職。
現在は鍼灸師として西洋医学の隙間に落ち込んでいる人を助けたいと願っている。 将来はネット伝道師として働きたいと、現在JTJ宣教神学校で勉学中。 ベンチプレス105キロの体育会系クリスチャン。

「戦時国際法」について

戦時国際法

 「戦時国際法」とは別名戦争法、武力紛争法、国際人道法と呼ばれています。その内容は「戦争とは避けられないもの」という前提から、いかにフェアに戦うか、戦い方はどうするのか、誰と誰が戦うのか、戦う力を失った人、戦う力のない人の扱いはどうするのか、といった事を規定した法律です。

 勿論これは遠い根拠を探れば、紀元前12世紀のハンムラビ法典の精神から発しているのは間違いないでしょう。「目には目を、歯には歯を」の条文が有名ですが、このことばの意味するところは、「やられたらやり返せ!」ではなくて、やられてたら「倍返し」をしたい気持ちをぐっとこらえて、同害報復を限度とせよという意味なのです。つまり、「目に損害を受けた場合相手の目に同じくらいの損害を加えるまでにとどめよ」、「歯に損害をうけたならば、相手の歯に報復をする以上のことをするな」、という意味であり、その精神は「過剰報復の禁止」にあるのです。

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週の真ん中ストレート(5) 史上最高支持率総理 −田口 望−

首相官邸で連立協定について話す(右から)社会党の西尾末広書記長、国協同党三木武夫書記長、片山哲首相、民主党の芦田均総裁 ©共同通信社
・史上最高支持率総理とは
 なかば、この連載で恒例になりつつあるクイズです。
日本の総理大臣は衆議院本会議の首班指名選挙でえらばれますが、その際、最も多くの衆議院議員から指名され、首相になった人は誰でしょう?

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北朝鮮人民に自由を、拉致被害者に自由を -西岡力-

2018年4月28日、韓国国会議員会館で開催された「第15回北韓自由週間」開会式でのあいさつです。

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)会長

北朝鮮人民に自由を!、拉致被害者に自由を!

 アンニョンハシムニカ(こんにちは)。また、皆さんにお会いできてうれしいです。 15回めの行事です。長いことやってきました。しかし、まだ達成できていません。

 私はいつもこの行事に参加しながら強調していることがあります。この行事は「北韓自由週間」です。人権週間ではありません。日本には12月に北朝鮮人権週間があります。日本の北朝鮮人権法に定められた公式行事です。外国から見れば人権問題です。
しかし、私たちのこの行事は自由週間です。答えが自由だからです。自由統一だからです。人権の核心は自由です。人権侵害の根本は自由を奪われていることです。

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人権・核廃棄なしの板門店宣言 −西岡力−

 

西岡力
「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  主筆
モラロジー研究所教授、麗澤大学教授

人権・核廃棄なしの板門店宣言

 悲しさをにじませた脱北者たち

 「多くのテレビ局から、板門店会談で出された北朝鮮料理の解説をしてほしいという依頼がきたが全部断った。文在寅大統領と金正恩(委員長)が何を食べようと知ったことではない。国連機関によると北朝鮮住民の7割が栄養失調でその半分は餓死直前だという。それなのに北朝鮮住民に自由と人権を与える論議がなかったことは許しがたい」

 文大統領と北朝鮮の独裁者・金委員長の会談翌日の4月28日、韓国の国会議員会館で開催された「第15回北朝鮮自由週間」開会式で、博士号を持つ北朝鮮料理専門家の女性脱北者が語った言葉だ。

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発見!!「政治声明発表に関する『ガイドライン』」-後藤献児朗-

 

 

 

 

 

 

後藤献児朗
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY代表
有限会社サーブ介護センター 代表取締役

発見!「政治声明発表に関する『ガイドライン』」

− 日本ホーリネス教団の政治声明発表に関する「ガイドライン作成」の意義 –

 外交政策に関する日本政府の各種法整備をめぐり、政府(政権)に対し「声明」を出す、キリスト教界の組織や団体、教団が相次ぎました。ところが、その声明が教団に属する信徒に知らされぬまま出されていたこともあり、「教会が政治活動を行うことへの疑問」が信徒の中から出始めたのです。
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