週の真ん中ストレート(6)どうして反共であるはずのキリスト教の牧師さんが日本共産党を支持するのか? −田口 望−

反共主義
田口望
田口望

 

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

長らく、SALTY内の連載『週の真ん中ストレート』を長期休載していたことをお詫び申し上げます。

 今となってはですが、連載当初の構想としましては、欧州の中心的政治思想ともいえる「キリスト教民主主義」を紹介し、日本の政治思想の中にもかすかに見えるクリスチャン政治家のその影を追い、次に共通項として「キリスト教民主主義」やその背景にある「正統的なキリスト教」は一貫して共産主義に反対していることを歴史的に、思想的にご紹介しようと考えていました。

 しかしながら、私自身が遅筆であり、長期休載期間中に、日本のキリスト教界の聖職者、教役者の中で日本共産党支持を公言することを憚(はばか)らない方々も出てまいりました。
事態は急を要するため、本来無神論である共産主義・日本共産党をどうして、牧師さんたちが支持してしまうのか?また何が問題なのか?等を解説する動画を作成し、ここに公表することとしました。ご笑覧いただければ幸いです。

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日本語指導の必要とその宣教的ポテンシャルについて −金井 望 −

(トップの写真の出典:神戸YMCA 日本語会話クラス)

論説委員 金井 望

 外国人材受け入れ拡大法(改正出入国管理・難民認定法)が12月8日未明に参議院で可決・成立しました。政府は、2019年度から5年間に14業種で最大34万5150人の受け入れを、見込んでいます。少子高齢化が進行し、人口減少・人手不足が深刻化する日本社会の現状を考えると、これは避けて通れない道でしょう。しかし、問題課題は山積しています。

「改正入管法が成立 外国人労働者の受け入れ拡大 10日に国会閉会へ」(産経)

「「移民流入」世界4位の日本で、頑なに「移民」と言いたがらない安倍首相の頭の中」(文春)

日本の保険証が狙われる ~外国人急増の陰で~(NHK)

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日本は戦時労働の実態を広報するための備えをせよ −西岡力−

11月29日 産経新聞に掲載された韓国最高裁の三菱重工への不当判決に対する談話

 

 

 


西岡 力

・モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆

日本は戦時労働の実態を広報するための備えをせよ

 先人たちが知恵を絞ってつくった日韓の国交正常化の枠組みを、根底から覆す判決が再び出た。今回の判決も「日本の植民地支配は不法だった」と論理がみられるが、日本は1910(明治43)年の日韓併合条約や併合の時期は合法だったとの立場で一貫してきた。韓国はその日本から1965(昭和40)年の日韓請求権協定で当時の国家予算に匹敵する3億ドルを受け取った。後になって日本の立場はけしからんから日本の民間企業に賠償させるというのは、これまでの日韓関係をあまりにも無視した判決で、到底容認できるものではない。

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事実を無視する韓国の戦時労働裁判 −西岡力−

 

 

西岡 力
「救う会」:北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会 会長
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
国基研企画委員・麗澤大学客員教授

事実を無視する韓国の戦時労働裁判


安倍晋三首相は11月1日の衆院予算委員会で、韓国最高裁判決が新日鉄住金に戦時労働の賠償を払うように命じた4人の原告について、「政府としては『徴用工』という表現ではなく、『旧朝鮮半島出身の労働者』と言っている。4人はいずれも『募集』に応じたものだ」と答弁した。日韓のマスコミが使い続けている「徴用工」という表現を首相が否定したのだ。
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韓国最高裁の不当判決に抗議する –西岡力–

産経ニュース報じる
*著者の意向により産経新聞『正論』投稿記事(原稿)より転載。

 

 

 

西岡 力
「救う会」:北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会 会長
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆

韓国最高裁の不当判決に抗議する

 10月30日、韓国の最高裁判所が新日鉄住金(旧日本製鉄)に対して戦時中に同社で働いた4人の元工員に1人1億ウォン(約1千万円)の損害賠償を支払うよう命じた。

 すでに私は8月8日付本欄などでこの事態を予想して2つの提言をしてきた。

●日韓揺らす徴用工判決に準備を(2018.8/8)

第1に、政府が積極的に介入して民間企業の財産を守ること。第2に官民が協力して国際社会に、戦時労働動員と日韓戦後処理の真実を広報することだ。

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慰安婦問題で韓国にいかに反論すべきか – 西岡 力 –

 

 

西岡 力
 「救う会」:北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会 会長
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆

慰安婦問題で韓国にいかに反論すべきか

 「慰安婦問題は戦時に幼い少女を性奴隷として連行していった人権と正義に関する自然法の問題であり、契約法論理を適用できないと伝えた」。2017年6月12日、韓国の与党「共に民主党」秋美愛(チュ・ミエ)代表が、訪韓中の二階俊博自民党幹事長らと会談した後、SNSに書いた内容だ。

 秋代表の説明によると、二階幹事長は両国間の約束なので慰安婦合意は守らなければならないと主張したという。それに対して秋代表は「約束なので守らなければならないというのは、契約法上の論理に過ぎない。被害者を脇に置いたまま、真実の発見にはいかなる努力もしなかった国がいくばくかのお金を出して合意したことに韓国国民は同意できないとはっきりと声を上げている」などと反論し「韓日慰安婦再交渉を要求した」とSNSに書いた。 “慰安婦問題で韓国にいかに反論すべきか – 西岡 力 –” の続きを読む

北の「交渉術」披露した平壌宣言 −西岡 力−

北方限界線

産経ニュース報じる
*著者の意向により産経新聞『正論』投稿記事(原稿)より転載。

 

西岡 力
「救う会」:北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会 会長
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆

【正論】北の「交渉術」披露した平壌宣言

2018.9.24 11:00
モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力

歓声に応える韓国の文在寅大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=19日(平壌写真共同取材団・共同)
<写真>
https://www.sankei.com/column/photos/180924/clm1809240006-p1.html

 「餅をくれるはずのやつはそんな考えはないのにキムチの汁から飲んでいる」— 韓国のことわざで、拙速に自分の都合のいいように事態を考える愚かさを意味している。韓国の文在寅大統領と北朝鮮の独裁者、金正恩朝鮮労働党委員長が署名した「9月平壌共同宣言」を読んでそれを想起した。
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日韓揺らす徴用工判決に準備を −西岡 力−

産経ニュース報じる
*著者の意向により産経新聞『正論』より転載。

 

西岡 力
「救う会」:北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会 会長
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆

【正論】日韓揺らす徴用工判決に準備を

2018.8.8 11:20
モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力

 日韓関係を揺るがす重大事態が近く出現するのではないか。韓国の最高裁判所(大法院)が、日本企業を相手に韓国人徴用工らが起こした裁判で、日本企業の敗訴を確定する判決を近く下す可能性が高まっているからだ。

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講演会「西岡力 語る会」のお知らせ

この都度、ソルティーの協賛で西岡力教授の講演会があります。キリスト教に普段、触れる機会のない方々に特に来ていただきたいと願っています。ぜひ、知人・友人・ご家族の方々をお誘いのうえ、お越しください。(※座席が50人弱しかないので、お早めに。もしよろしければ、ご自身で小さな椅子を持ってこられても良いと思います。)

※下の画像をクリックを押すと、PDFファイルが開きます。そこに開催場所の行き方などの情報も入っています。

LGBT同性愛者について考える −金井 望−

トップの写真の出典 杉田 水脈 (@miosugita) | Twitter

SALTY論説委員 金井 望

 

杉田発言の波紋

 LGBTに関する杉田 水脈(すぎた みお)衆議院議員の発言が今、波紋を呼んでいます。ここ数日、左派やリベラル派の政治家・マスコミ・市民運動家などが一斉に、杉田議員に対する批判を繰り広げています。7月27日に永田町の自民党本部前で行われたデモには「約5000人」が参加した、という報道もあります。

問題とされている杉田議員の寄稿文を、これらの人々は読んだのでしょうか。ほんの一部分を切り取ったツイッターの記事などに反応した人々が、少なくないのではないでしょうか。

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