写真:大阪城・石垣の清掃 第36普通科連隊 2015年1月13日
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
自衛隊明記の闘いから逃げてはならない
日本キリスト者オピニオンサイト
写真:大阪城・石垣の清掃 第36普通科連隊 2015年1月13日
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
自衛隊明記の闘いから逃げてはならない
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
10月26日、韓国最高裁判所は朴裕河・世宗大学名誉教授の著書『帝国の慰安婦』の記述は「学問的主張ないし意見表明」であって名誉毀損罪で処罰される「事実の摘示」と見ることは困難だとして、罰金1000万ウォン(約110万円)を宣告した2審判決を無罪趣旨で破棄し、高裁に差し戻した。学問の自由の観点から歓迎したい。
●学問の自由を重視
朴氏は2013年に韓国で『帝国の慰安婦』を出版した。それに対して仏教系の慰安婦支援組織ナヌムの家に居住する元慰安婦9人が2014年6月にソウル地裁に販売禁止仮処分申請と名誉毀損民事訴訟を起こし、同時に検察に名誉毀損罪で告発した。
ソウル地裁は2015年2月仮処分申請を認めて同書を販売禁止とし、原告が求めた53カ所のうち34カ所について削除を命じた。
(現在、韓国で販売されているのは削除を行った後の修正版であり、2014年日本で出版された同書も修正版を元に、さらに著者による修正が加えられている)。
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
クリスチャンのみなさんへ
ホロコーストの時のキリスト者の過ちを繰り返してはいけない、そして、その決意は今しなければいけないことを申し上げます。
10月7日にハマスがイスラエル人を惨殺し、大虐殺を実行して間もなくして、あるユダヤ教ラビが、クリスチャンたちへの呼びかけがありました。一つは、祈ってほしいこと。次に、声を上げてほしいことです。
今、世界中で暴力的デモが多発しています。ロシアでは、テルアビブ発の飛行機が降り立った途端、群衆が飛行機にまで押し寄せてきて、イスラエル国籍の者がいたらなぶりものにするために集まってきています。トルコでは、イスタンブールで、「ユダヤ人お断り」の標識を付けたお店まで出てきました。
ホロコーストは、ナチスドイツだけで起こったのではありません。彼らはユダヤ人の影響力を悪魔化して、ユダヤ人を何とかしなければ世界にとって危険であると流布し、歴史的にユダヤ人に対して反感や敵意を抱いていた、ドイツ以外の国々の人々もその動きに同意しました。各国は、反ユダヤ政策がドイツで取られているのを知りながらも傍観していました。
ナチスは、ユダヤ人種をどうすればよいかの「解決」策をいろいろ立て、 “ホロコースト時のキリスト者と「今」 ~ 明石清正 ~” の続きを読む
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
麗澤大学特任教授
国基研企画委員兼研究員
ついに政府が世界平和家庭連合(旧統一協会)の解散命令を東京地裁に請求した。私は昨年10月31日付の本欄(国家基本問題研究所「今週の直言」)で、福音派キリスト教信者として「政府と国会が現在進めている旧統一協会への対応に恐怖を感じている。…なぜなら、信教の自由という憲法で保障されている大原則によってこれまでできないとされてきたことが、次々とできることにされているからだ」と書いた。その恐怖はより強くなっている。特に、キリスト教、仏教、神道などのリーダーを含む宗教法人審議会が解散命令請求に全会一致で賛成したことに戦慄を覚えた。
・参照:『最近の旧統一協会への扱いに関する2つの危機感』
2023年2月1日 SALTYにて掲載
田口 望
我孫子バプテスト教会 牧師
SALTY 論説委員
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
日本キリスト神学院院長
SALTY-論説委員
< 恐ろしいトーク >
・今月13日に統一協会に対する解散請求がなされました。そこに至る最大のターニングポイントは昨年10月19日での岸田文雄総理の宗教法人法81条1項の宗教法人解散要件の解釈変更にあります。
・前日18日衆議院の予算委員会では「法令違反は刑事事件に限る。」といい、刑事事件を起こしていない統一教会に対して解散請求ができないことことを示唆しました。ところが、翌日19日の参議院予算委員会では「民法の不法行為」も入りうるとし、統一協会の解散命令請求が「ありうると考えている」と語ったのでした。
・質問に立っていた小西洋之議員(立憲民主党)は、「朝令暮改にも程がある。確認だが民法の不法行為責任について解散命令の請求ができるというのが政府見解でいいか」と問いただしたところ、岸田総理「ご指摘のように、政府としては改めて考え方を整理した」と述べたのでした。
・しかし、恐ろしいことに、この一日の解釈変更について今年8月20日における「放送不可能。Ⅱ」上映後のトークイベントにて、小西洋之議員(立憲民主党)が、岸田総理に対して国民に「嘘」の説明する内容まで伝授したことを暴露していたのである。
The bodies of people, some of them elderly, lie on a street after they were killed during a mass-infiltration by Hamas gunmen from the Gaza Strip, in Sderot, southern Israel, Oct. 7, 2023. Photo: REUTERS/Ammar Awad
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
10月7日の午前6時、イスラエルでは仮庵の祭りの最終の八日目、安息日に、ハマスのイスラエル攻撃が始まりました。こちらに、時系列で整理した、BBCによる記事があるのでご参考ください。
【解説】 イスラエルへの急襲、不可能と思われたが…ハマスはどうやって
ところで、実にやるせないのは、岸田首相のツイート(X)です。全くイスラエル支持を表明していません。
昨日、ハマス等パレスチナ武装勢力が、ガザからイスラエルを攻撃しました。罪のない一般市民に多大な被害が出ており、我が国は、これを強く非難します。
御遺族に対し哀悼の意を表し、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます。 https://t.co/G1ljiMKT2w— 岸田文雄 (@kishida230) October 8, 2023
https://platform.twitter.com/widgets.js
多くの方々が誘拐されたと報じられており、これを強く非難するとともに、早期解放を強く求めます。
また、ガザ地区においても多数の死傷者が出ていることを深刻に憂慮しており、全ての当事者に最大限の自制を求めます。— 岸田文雄 (@kishida230) October 8, 2023
https://platform.twitter.com/widgets.js
①「昨日」というように、その日に非難声明を出していません。 “テロ組織ハマスを非難しない日本 ~ 明石清正 ~” の続きを読む
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
日本キリスト神学院院長
SALTY-論説委員
< はじめに >
・日本政府は10月にも統一協会に対する宗教法人解散請求を裁判所に提出するといわれています。私もアンチの立場から25年の間観察してきた経緯もあり、この組織については関連記事をいくつか書いてきました。ただ、その中で日々思わされるのは、世間の風評と実態との乖離です。当初、紀藤正樹弁護士と日頃から親しい有田芳生氏、鈴木エイト氏、西田公昭教授などが、テレビに出演しこの問題を語っていました。私には一つのグループがそれぞれに一つの意見を言っているようにしか見えなかったのですが、さすがに別の角度からの議論も起こるだろうと思っていると、まるでブレーキがかかる気配すらなく、あれよあれよという間に話が1つの方向に進んでいくではありませんか。
全国霊感商法対策弁護士連絡会 (以下「全国弁連」)は政府に解散請求を出させたく世論を動かしたい意図は分かるのですが、普通はそこに両論併記や反対意見などの議論があって方向の修正や矯正がなされるものです。ところが、市場に出回っている情報は過度に一部が強調されすぎています。1つのグループの1つの意見のみが全体を覆っているように私には見えます。
第二ヴァチカン公会議の神学者ハンス・キュンクの言葉を借りれば「半分の真理は半分の偽りでもある。」のです。とくに宗教の問題にあっては、世相を騒がす芸能人や政治家のスキャンダルと同じような結果になってはなりません。もっと慎重を要するはずです。とくにこの問題は、安倍元総理が殺されたことに端を発して騒ぎが拡大したもので、安倍元総理の殺害に至るまでには、多くの誤情報が積み重なっていました。ですから今考えられている以上に根深い問題としてみる必要があります。
井草晋一
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 編集委員
ピヨ バイブル ミニストリーズ / Piyo ePub Communications 代表
日本メノナイトブレザレン教団 武庫川キリスト教会 協力牧師
~「第二の宗教改革」の備えとしての「電子書籍とPOD版出版」
12年の取り組みと今後の可能性~
◎「第7回 日本伝道会議」<分科会 9> 発題 2023年9月20日
<参考記事> 待った無し! キリスト教会の出版革命「電子書籍」
私は、1980年4月に 福音聖書神学校(EBS)に入学しましたが、その前年の7月に、大阪キリスト教書店で南原繁著『国家と宗教』を購入しました。
著書の最後、第4章「ナチス世界観と宗教」の後に「補論 カトリシズムとプロテスタンティズム」の論文があり、その中の「六」に記されていた、将来、「日本発の『第二の宗教改革』」が起きるとの預言的な一文が、非常に心に響きました。