田口 望
我孫子バプテスト教会 牧師
SALTY 論説委員
日本キリスト者オピニオンサイト
田口 望
我孫子バプテスト教会 牧師
SALTY 論説委員
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
日本キリスト神学院院長
SALTY-論説委員
< 恐ろしいトーク >
・今月13日に統一協会に対する解散請求がなされました。そこに至る最大のターニングポイントは昨年10月19日での岸田文雄総理の宗教法人法81条1項の宗教法人解散要件の解釈変更にあります。
・前日18日衆議院の予算委員会では「法令違反は刑事事件に限る。」といい、刑事事件を起こしていない統一教会に対して解散請求ができないことことを示唆しました。ところが、翌日19日の参議院予算委員会では「民法の不法行為」も入りうるとし、統一協会の解散命令請求が「ありうると考えている」と語ったのでした。
・質問に立っていた小西洋之議員(立憲民主党)は、「朝令暮改にも程がある。確認だが民法の不法行為責任について解散命令の請求ができるというのが政府見解でいいか」と問いただしたところ、岸田総理「ご指摘のように、政府としては改めて考え方を整理した」と述べたのでした。
・しかし、恐ろしいことに、この一日の解釈変更について今年8月20日における「放送不可能。Ⅱ」上映後のトークイベントにて、小西洋之議員(立憲民主党)が、岸田総理に対して国民に「嘘」の説明する内容まで伝授したことを暴露していたのである。
The bodies of people, some of them elderly, lie on a street after they were killed during a mass-infiltration by Hamas gunmen from the Gaza Strip, in Sderot, southern Israel, Oct. 7, 2023. Photo: REUTERS/Ammar Awad
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
10月7日の午前6時、イスラエルでは仮庵の祭りの最終の八日目、安息日に、ハマスのイスラエル攻撃が始まりました。こちらに、時系列で整理した、BBCによる記事があるのでご参考ください。
【解説】 イスラエルへの急襲、不可能と思われたが…ハマスはどうやって
ところで、実にやるせないのは、岸田首相のツイート(X)です。全くイスラエル支持を表明していません。
昨日、ハマス等パレスチナ武装勢力が、ガザからイスラエルを攻撃しました。罪のない一般市民に多大な被害が出ており、我が国は、これを強く非難します。
御遺族に対し哀悼の意を表し、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます。 https://t.co/G1ljiMKT2w— 岸田文雄 (@kishida230) October 8, 2023
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多くの方々が誘拐されたと報じられており、これを強く非難するとともに、早期解放を強く求めます。
また、ガザ地区においても多数の死傷者が出ていることを深刻に憂慮しており、全ての当事者に最大限の自制を求めます。— 岸田文雄 (@kishida230) October 8, 2023
https://platform.twitter.com/widgets.js
①「昨日」というように、その日に非難声明を出していません。 “テロ組織ハマスを非難しない日本 ~ 明石清正 ~” の続きを読む
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
日本キリスト神学院院長
SALTY-論説委員
< はじめに >
・日本政府は10月にも統一協会に対する宗教法人解散請求を裁判所に提出するといわれています。私もアンチの立場から25年の間観察してきた経緯もあり、この組織については関連記事をいくつか書いてきました。ただ、その中で日々思わされるのは、世間の風評と実態との乖離です。当初、紀藤正樹弁護士と日頃から親しい有田芳生氏、鈴木エイト氏、西田公昭教授などが、テレビに出演しこの問題を語っていました。私には一つのグループがそれぞれに一つの意見を言っているようにしか見えなかったのですが、さすがに別の角度からの議論も起こるだろうと思っていると、まるでブレーキがかかる気配すらなく、あれよあれよという間に話が1つの方向に進んでいくではありませんか。
全国霊感商法対策弁護士連絡会 (以下「全国弁連」)は政府に解散請求を出させたく世論を動かしたい意図は分かるのですが、普通はそこに両論併記や反対意見などの議論があって方向の修正や矯正がなされるものです。ところが、市場に出回っている情報は過度に一部が強調されすぎています。1つのグループの1つの意見のみが全体を覆っているように私には見えます。
第二ヴァチカン公会議の神学者ハンス・キュンクの言葉を借りれば「半分の真理は半分の偽りでもある。」のです。とくに宗教の問題にあっては、世相を騒がす芸能人や政治家のスキャンダルと同じような結果になってはなりません。もっと慎重を要するはずです。とくにこの問題は、安倍元総理が殺されたことに端を発して騒ぎが拡大したもので、安倍元総理の殺害に至るまでには、多くの誤情報が積み重なっていました。ですから今考えられている以上に根深い問題としてみる必要があります。
井草晋一
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 編集委員
ピヨ バイブル ミニストリーズ / Piyo ePub Communications 代表
日本メノナイトブレザレン教団 武庫川キリスト教会 協力牧師
~「第二の宗教改革」の備えとしての「電子書籍とPOD版出版」
12年の取り組みと今後の可能性~
◎「第7回 日本伝道会議」<分科会 9> 発題 2023年9月20日
<参考記事> 待った無し! キリスト教会の出版革命「電子書籍」
私は、1980年4月に 福音聖書神学校(EBS)に入学しましたが、その前年の7月に、大阪キリスト教書店で南原繁著『国家と宗教』を購入しました。
著書の最後、第4章「ナチス世界観と宗教」の後に「補論 カトリシズムとプロテスタンティズム」の論文があり、その中の「六」に記されていた、将来、「日本発の『第二の宗教改革』」が起きるとの預言的な一文が、非常に心に響きました。
ティモシー・E・セランダー
太平洋放送協会(PBA)常務理事
主の御名においてご挨拶申し上げます。
TEAMの宣教師、ティモシー・セランダーです。太平洋放送協会(PBA)にリクルートされ、1981年に来日しました。
日本宣教。これは私が執筆を依頼されたテーマです。 何を書けばいいのか、長い間苦労しました。 今、書き始めた記事の冒頭ですが、結末がどうなるのか、そしてこの文章がその結末に到達するためにどのような道をたどるのか、まだわかりません!
日本の人々と文化を愛するようになった私
特別な資格はありません。 学者でも、戦略的思想家でもありません。 私は日本宣教で 40 年以上働いてきましたが、それは放送伝道という狭い分野にすぎませんでした。 そしてそこでも、私の仕事のほとんどは、機械、カメラ、マイク、ケーブルといった最も重要でない部分に関するものでした。
私の唯一の資格は、日本の人々と文化を愛するようになったということのようです。 そして、イエスが「わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。」と言われたことを信じています。 イエスを通して御父のもとに来た日本人が非常に少ないのは痛ましいことです。そのため私は、日本宣教に非常に興味があり、また日本の教会にも大きな敬意を払っています。
来週の9月19日(火)から、22日まで長良川国際会議場で開催される、「第7回 日本伝道会議」(JCE7)の AGT(分科会 31)をSALTY が担当します。
分科会 31 9月21日(木) 16:00〜17:30
『日本宣教へのパラダイムシフトを考える ~「日本宣教論」からの提言』
・主な内容
宣教師から伝えられた福音と福音宣教のアプローチ、また、日本の歴史や精神風土を顧みない宣教の姿勢は、再考すべき時が来ているのではないか?
「日本宣教論」からの提言をもとに、拉致問題、安全保障、国防、教育、福祉、社会保障、企業、教会などの現場への適応を考え、分かち合います。
開催形態: ハイブリッド方式(会場とオンライン)
主催団体名: 日本キリスト者オピニオンサイト SALTY
<前半> 16:00〜16:45
講師:後藤牧人(SALTY 顧問)
欧米キリスト教と日本の精神を見極める必要がある。 ―『日本宣教論』出版(2011 年)から13年目に語るー
<略歴>
日本ピニオンサイトSALTY顧問 ウェストミンスター神学校ThM(新約学) 聖光学院高等学校校元校長(福島県) 町田聖書キリスト教会牧師
<後半> 16:45〜17:30
講師:西岡力(SALTY 主筆)
日本民族性悪説と戦うことが日本宣教の鍵 ―日本人キリスト者は日本民族を徹底的に愛すべきー
<略歴>
日本ピニオンサイトSALTY主筆 麗澤大学 客員教授 救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)会長
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
ソルティーの主筆・西岡力氏と、評論家・江崎道朗氏が、「闇鍋ジャーナル(仮)」というユーチューブ番組に出演しました。
江崎氏による経済安保の話についてなど、とても分かりやすい解説があったが、次の産経新聞の記事を西岡氏を中心に取り上げています。
西岡氏が、「自由が悪魔の道具」というドーク教授の言葉を取り上げています。つまり、自由主義社会に生きている時に、自由の上に、道徳や宗教がなければ、それは悪魔の道具になる、というものです。
西岡氏は加えて、二代目大統領のジョン・アダムズが、「私たちの憲法は道徳的で宗教的な人たちのみのために造られた」と言っていることを指摘しています。それから、「日曜日に教会に行き、世界を造り、人類の罪のためにキリストが十字架につけられたということに、頭を垂れる人々が秩序を造っていた。自分よりも偉大な存在があるとしないと、道徳は成り立たない」と言われています。
日本においても、世界においても、この傾向、つまり「自分たちを超えたところにある存在」つまり、神を恐れないでいるために、全体主義が蔓延り、歪んだ自由主義が蔓延しているのです。全体主義は独裁者が自分より上に主権者がいることを忘れていますが、それに対抗する自由主義社会が、神を認めないので、自由が悪魔に利用されているので、それで、真の意味での自由が失われている、ということです。 “「自由が悪魔の道具になる」とは? ~ 明石清正 ~” の続きを読む
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
「日本人キリスト者のできるイスラエル支援①」の続きです。
米国では、福音派の信仰を持ちながら政治の中心にいる人々が数多くいます。トランプ前政権には、側近たちは、ペンス副大統領、ポンペオ国務長官を始めとする、福音的信仰を持つ人々に囲まれていました。聖書信仰を持つ人々が、中東の平和に政治的にも関与しているのが、今の情勢です。2020年に結ばれた、敵性国家同士であった、イスラエルとアラブ諸国が和解した、歴史的な合意は「アブラハム合意」と呼ばれています。信仰に深く関わる合意であることは、その名から容易に分かるでしょう。ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の共通の父祖であるアブラハムの名によって、現実的な政治が進展しています。
しかし、日本においてはどうでしょうか?日本における最も大きな課題は、福音的信仰を持つキリスト者が、非常に少ないということです。イスラエル国内で、親イスラエルの日本のキリスト教団体と言えば、「幕屋」を挙げるイスラエル人が多いです。イスラエルに対して、幕屋の方々は実質的に最も大きな貢献を果たしています。しかし、福音派の日本の教会の存在は、ほとんど知られていません。 “日本人キリスト者のできるイスラエル支援② ~明石清正~” の続きを読む
明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
5月28日から6月4日にかけて、参議院議員であり、キリスト教の牧師でもある金子道仁氏のイスラエル訪問に同行させていただきました。その中心的な目的は、「エルサレム祈祷朝餐会(Jerusalem Prayer Breakfast) 」と呼ばれるイベントに参加することです。そこは、イスラエルの国会議員や政府関係者と、世界中からの国会議員やキリスト教関係者が集まり、エルサレムの平和のために共に祈りを献げる、というものです。
キリスト教の放送局による報道です。
金子議員ご本人からも報告がありますので、下の動画二つをご覧ください。
イスラエルに行ってきました!イスラエル訪問報告① “日本人キリスト者のできるイスラエル支援① ~明石清正~” の続きを読む