拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい(2)トランプ大統領が、拉致問題を米朝会談に出すと約束 -西岡力-


拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい(2)

トランプ大統領が、拉致問題を米朝会談に出すと約束

 

 

西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト − SALTY − 主筆

 私は先日(4月8日)、本サイトに「拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい」と題する一文をアップした。4月17日、トランプ大統領が来たるべき米朝首脳会談で拉致問題を出すと語ったという。それについて書きたい。

前回私は、3月末、家族会・救う会が政府に日米首脳会談に関して次のような要請をしたと書いた。 “拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい(2)トランプ大統領が、拉致問題を米朝会談に出すと約束 -西岡力-” の続きを読む

週の真ん中ストレート(3) 民ポン主義って何だ!? −田口望−

憲政の本義
  • 中高生を悩ませる「民本(ポン)主義」なる造語

 吉野作造が1916年1月号の中央公論に「憲政の本義を説いて有終の美を済(な)すの途(みち)を論ず」という論文を寄稿しこれが大正デモクラシーに理論的根拠を与えました。今回はこの論文の中で彼が主張した、「民本主義」について掘り下げます。今も義務教育中学社会で習う必須単語「民本(ミンポン)主義」ですが、そもそもどうして、「民主(ミンシュ)主義」ではなくて、「民本(ミンポン)主義」を唱えたのでしょうか?この「民本主義」とは現在でいう「民主主義」とほぼ同義です。訳語も当然「Democracy」です。民本主義という言葉は吉野の造語です。彼がミンポンという造語までしてあるもののと一線を画したかったのです。それがために、今の日本の中学生は間違いやすい歴史の単語を一つ多く覚えなければならなくなったのです(笑)。

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アベノミクスを追う(2)-中川晴久-


中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員

<デフレからの脱却>
 2012年12月からスタートした第2次安倍政権は「デフレからの脱却」を掲げ、経済政策を前面に打ち出しました。3本の矢で構成される「アベノミクス」です。1本目の矢はアベノミクスの主軸で「大胆な金融政策」、2本目は「機動的な財政政策」、3本目は「民間投資を喚起する成長戦略」です。 “アベノミクスを追う(2)-中川晴久-” の続きを読む

日本葬送宣教論 (2) 大きく変わる日本の葬送 −金井望−

(トップの絵:堀江優作「十字架より主を降ろす」)

 

 

 

 

 

 

 

金井 望(カナイノゾム)
日本キリスト者オピニオンサイト SALTY  論説委員

【前回】日本葬送宣教論 (1) 序論

本 論

第1章 葬式仏教の消滅

第1節 大きく変わる日本の葬送

 

「わたしの霊は、永久には人のうちにとどまらない。人は肉にすぎないからだ。それゆえ人の齢は120年にしよう」(創世記6:3)


世界で最高レベルの高齢化率 − 日本
 今や我が国は世界でトップクラスの長寿国となっている。終戦後間もない1974年には、日本人の平均寿命は男性が50.06歳、女性が53.96歳であった。2016年の日本人の平均寿命は女性が87.14歳、男性が80.98歳で、いずれも過去最高を更新した(厚生労働省「簡易生命表」)。平均寿命が延びている理由の一つは、がん、心疾患、脳血管疾患の3大疾患による死亡が減ったことである。医学の進歩によって、これから日本人の寿命は100歳に近づくと言われている。「人生50年」と「人生100年」では、人生観もライフスタイルも大きく変わるのは、当然である。

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週の真ん中ストレート(2) あなたはキリスト者吉野作造を知っているか?

 

田口望
田口望

 

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員

 

  • 日本人キリスト者も知らないキリスト教民主主義

 毎週週の真ん中水曜日、今も世界をリードする世界で最もスタンダードな政治思想の一つといえる「キリスト教民主主義」についてご紹介していきます。読んで字のごとく、キリスト者の、キリスト教倫理観に基づいた民主主義思想のことです。
世界や、日本を理解するために物差しとしても差し支えの無いこの政治思想がこの日本ではほとんど語られていないのです。枝葉末節、辺縁ばかりが語られて、スッポリとど真ん中が空いているように私には感じます。

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待った無し! キリスト教会の出版革命「電子書籍」 −井草晋一−

 

井草晋一
ピヨ バイブル ミニストリーズ  代表
Piyo ePub Communications  代表
『SALTY』編集長

電子書籍の時代、到来!!

 現代は、iOS 搭載の iPhone や iPad、また、Google の Android OS 搭載の各種メーカーのスマホやタブレットで様々な「電子書籍」が読める時代になってきました。もちろん、Mac や Windows パソコンでも。
皆様の中には、すでに電子書籍の出版サイトから漫画や小説、専門書、週刊誌や月刊誌、写真集などのグラビア誌を購入して読んでおられる方も大勢おられると思います。
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拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい -西岡力-


西岡力・日本キリスト者オピニオンサイトSALTY  主筆

拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい

 拉致問題が最大の山場を迎えています。
北朝鮮の独裁者金正恩が、米国の軍事圧力と国連の経済制裁に音を上げ、ついにトランプ大統領に会談を求めてきました。トランプ大統領は3月8日、北朝鮮が核ミサイルを放棄する気があるなら会ってもよいと、会談に応じると返事しました。その後、3月22日、対北原則論者のジョン・ボルトン氏を外交安保補佐官に指名しました。外交安保補佐官は日本で言うなら外交と安保分野の官房長官にあたる政権の核心的地位です。 “拉致被害者救出の絶好のチャンスを生かしたい -西岡力-” の続きを読む

安倍晋三という総理(1) -中川晴久-

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員

<はじめに>
 日本に生まれ育ち、今日、日本という国に生きているのであれば、自国の総理大臣について、少しでも深く知っておくことは、あってしかるべきでしょう。
2012年2月より第2次安倍政権が発足して以来、第4次安倍政権に至る長期政権となりました。現在、国内問題のみならず近隣諸国、とくに朝鮮半島情勢はひっ迫していることからも、日本における力強いリーダーとして内外からも期待されています。 “安倍晋三という総理(1) -中川晴久-” の続きを読む

訪中で聞こえてきた金正恩氏の悲鳴 -西岡力-

産経新聞に昨日(2018.4.3)掲載された北朝鮮情勢に関する私の分析です。

訪中で聞こえてきた金正恩氏の悲鳴

西岡力

 金正恩朝鮮労働党委員長が訪中し、習近平国家主席と会談した。私には、この訪中から金正恩氏の悲鳴が聞こえてくる。対北圧力を最高度に高めて政策を変えさせるという、安倍晋三首相とトランプ米大統領が主導して進めてきた戦略が効果を上げてきた。 “訪中で聞こえてきた金正恩氏の悲鳴 -西岡力-” の続きを読む

週の真ん中ストレート(1)キリスト教民主主義-田口望-

中道民主インターナショナル
田口望
田口望

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師

 毎週水曜日掲載予定のコラム「週の真ん中ストレート」を担当することになった本紙論説委員の田口望です。

 突然ですが、皆さんにクイズです。EU(欧州連合)には国会に相当する欧州議会というものが存在しますが、その欧州議会の第一党は何党でその政治信条はどんなものでしょう? “週の真ん中ストレート(1)キリスト教民主主義-田口望-” の続きを読む