シリーズ寄稿、「反日」とは何かの最終回です。
【寄稿】第2回「反日」とは何か?−中道平太−
しかしながら、言葉の意味は辞書的意味だけによって捉えられているものではなく、文脈によっては言及的意味(“聖書を解釈するということ” 2020, 南野浩則)についても考えていかなければなりません。言及的意味とは、文脈の中で特定の対象について用いられるときに語句が持つ意味のことです。聖書の解釈において「◯◯という意味も持つ」という主張を挟むことは聖書が伝えたい意図を不明確にするため、文章の持つ価値を変えてしまうことになります。 “【寄稿】第2回「反日」とは何か?−中道平太−” の続きを読む
【寄稿】第1回「反日」とは何か?−中道平太−
【寄稿】 第0回 「反日」とは何か?−中道平太−
こんにちは。中道 平太(なかみち へいた)です。日本同盟基督教団の信徒で、関西在住です。いわゆるペンネームですので、検索しても出てくる情報はTwitterとInstagramだけだと思います。ペンネームを用いるのは個人の特定を避けて職場や教会などの所属組織を守るためであり、発言に責任を持たないためではありません。すでに本人をご存知の方は、アウティングをなさらないようにお願いいたします。
10月に大阪と東京で SALTY第1回公開講演会 を開催します
キリスト者と政治
日本キリスト者オピニオンサイト SALTY 「第1回公開講演会」
SALTY 短信:SALTY主筆 西岡力の論説『「韓国の反日は差別主義」と韓国保守派が自己批判』(2018年10月9日 公開)が注目されています。
日頃、SALTY の論説記事や各種の情報提供に注目し、ご愛読くださいます皆さまに感謝申し上げます。
編集長からの「SALTY 短信」(No.1)をお届けいたします。
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現在、SALTY 主筆 西岡力の論説『「韓国の反日は差別主義」と韓国保守派が自己批判』(2018年10月9日に「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-」で公開)の アクセス数が増大しています。
(写真:西岡力 主筆)
「反日種族主義」や「李栄薫(イ・ヨンフン)・前ソウル大学教授」のお名前などで、検索がかけられているようです。
「李栄薫(イ・ヨンフン)・前ソウル大学教授」ご自身の TouTube (日本語の字幕付き)が、今年の 4/25 に公開されたことも影響しているのでしょう。
皆さま、ぜひ、西岡力主筆の論説と、李栄薫(イ・ヨンフン)・前ソウル大学教授 の YouTube をご覧ください。
(SALTY 編集長:井草 より)
<西岡力 主筆 の論説>
『「韓国の反日は差別主義」と韓国保守派が自己批判』
<李栄薫(イ・ヨンフン)・前ソウル大学教授の YouTube >
『1. 反日種族主義を打破しようシリーズを始めるにあたって』
キリスト教界の反日的な傾向(2)~その原因を探る~ −中川晴久−
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員
前回の「キリスト教界の反日的な傾向(1)」について、「反日的」というタイトルに対する批判を数人の方から頂きました。ただ、「反日的」という言葉については「予めご了承願います。」とお伝えした通り、この記事は世間から問われる「なぜキリスト教は反日的か?」の問いに答えるためのもの、となっています。この問いに真正面から答えることをしなければ、キリスト教会への「誤解」は、益々大きくなるばかりです。特に、真面目に福音宣教(伝道)活動を行っている日本の多くの教会や牧師たちのみならず、韓国系キリスト教会への風評的被害が拡大するだろう、と私は懸念しています。
私たちはキリスト者として、一般社会のキリスト教に対する正しい理解へ向け、丁寧な弁明が必要ですし、日本の教会の兄弟姉妹とともに、同じ信仰を持つ韓国の(特に在日の)兄弟姉妹をも守っていかねばなりません。改めてタイトルの「反日的」という言葉の使用について、ご理解を賜りますようお願い致します。
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キリスト教界の反日的な傾向(1)~その原因を探る~ −中川晴久−
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員
キリスト教界からなぜ反日的な声明がでるのか
元号「令和」の発表や天皇の皇位継承「御代替わり(みよがわり)」における昨今の世相を見ていると、皇室皇統が日本国民からとても大切に思われていることが分かります。譲位された上皇陛下御夫妻は、日本国民からとてもよく愛されていたことが改めて確認できました。
人が大切にしている事柄を否定して、物事が上手くいった試しはありません。
.残念なことに、私たちのキリスト教界からは様々な声明や宣言が表に出され、その多くは一般的な日本人の感覚からは「反日」的と言われても仕方ないものとなっています。
私たちキリスト者は、時代が要請する問いに回答を用意せねばなりません。また「真理」を体現するものとして自己批判を持ち、時に身を危険にさらしても語るべきは語らねばなりません。それがキリスト者の精神と心得ています。ゆえに、あえてここで「反日」という厳しい言葉を使用するのも、世間が要求する問い(この場合「なぜキリスト教界は反日的か?」)に対して、回答を用意する必要があるからです。この点については予めご了承願います。
「韓国の反日は差別主義」と韓国保守派が自己批判 – 西岡 力 –
西岡 力
「救う会」:北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会 会長
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
「韓国の反日は差別主義」と韓国保守派が自己批判
◎韓国の反日は日本の統治が理由ではない
私は今の韓国の「反日」は日本統治時代の体験から来るものではなく、北朝鮮と韓国親北左派によって1980年代以降に作り出されたものが大部分だと考えている。その分かりやすい証拠は、日本統治時代を経験した年長世代より、80年代以降、左傾化した学校教育に接した若い世代の方が「反日感情」が強いことだ。最近の海上自衛艦の旭日旗への反発も、ここ10年くらいの間に起こったものだ。2008年には海上自衛艦は旭日旗を掲げて韓国に入っている。
◎「反韓史観」の拡散
その背景を理解する鍵は、1980年代以降、韓国で急速に拡散した「反韓史観」がある。