荒地から緑の生い茂る地に –明石清正–

 

 

明石清正
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  論説委員

※イスラエルへは過去五回訪問したことがあり、二回は、聖地旅行の企画を手がけています。「ホーリーランドツーリスト」「聖地旅行記

地図によって微妙に変わるイスラエル領

第一次中東戦争後の休戦ライン 出典:http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nobu/iraq/draft/iraq-1_palestina.htm

 イスラエルとその周辺の地図を見ると、少しずつその国境線が違うことに気づきます。しばしばそれが政治的な争点になることさえあります。「ヨルダン川西岸」「ガザ地区」「ゴラン高原」そして「エルサレム」が、イスラエルの帰属になっているのかどうか、その見方や立場の違いで、色分けをしています。日本地図では、北方領土は赤色になっているけれども、他の国々ではロシア領になっている、というようにです。 “荒地から緑の生い茂る地に –明石清正–” の続きを読む

戦争について考える(その1)−後藤 望−

<戦争に関する法律を学ぶ>

後藤望(ごとう のぞみ)
元航空自衛官、救難員として奉職。
現在は鍼灸師として西洋医学の隙間に落ち込んでいる人を助けたいと願っている。 将来はネット伝道師として働きたいと、現在JTJ宣教神学校で勉学中。 ベンチプレス105キロの体育会系クリスチャン。

「戦時国際法」について

戦時国際法

 「戦時国際法」とは別名戦争法、武力紛争法、国際人道法と呼ばれています。その内容は「戦争とは避けられないもの」という前提から、いかにフェアに戦うか、戦い方はどうするのか、誰と誰が戦うのか、戦う力を失った人、戦う力のない人の扱いはどうするのか、といった事を規定した法律です。

 勿論これは遠い根拠を探れば、紀元前12世紀のハンムラビ法典の精神から発しているのは間違いないでしょう。「目には目を、歯には歯を」の条文が有名ですが、このことばの意味するところは、「やられたらやり返せ!」ではなくて、やられてたら「倍返し」をしたい気持ちをぐっとこらえて、同害報復を限度とせよという意味なのです。つまり、「目に損害を受けた場合相手の目に同じくらいの損害を加えるまでにとどめよ」、「歯に損害をうけたならば、相手の歯に報復をする以上のことをするな」、という意味であり、その精神は「過剰報復の禁止」にあるのです。

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