安息日から主日への礼拝になったのはいつ? −中川晴久−

 

 

 

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

 

キリスト教はいつユダヤ教の安息日から主日(日曜日)の礼拝になったのでしょうか。

 巷には「カトリック教会が土曜日から日曜日へ勝手に変えた。」という話から、「ローマの教皇がミトラ教の太陽神信仰を取り込んだためだ。」という話まで、ローマ教皇が政治的支配権を握ってキリスト教教義を変質させたという誤解までも、飛び交っていたりします。もちろん、そんなわけありません。
新約聖書正典のみではなかなか理解できないことですが、聖書解釈においてはより正確に理解するために、時代背景やそれにともなう時代考証、補助となる資料を調べることも怠ることできません。その意味でも『使徒教父文書』の存在はありがたいものです。

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信仰者に学ぶ(第三回)~アッシジのフランチェスコ(3) −中川晴久−

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

<フランシスコの説話>

 『聖フランシスコの小さき花』には、たくさんの逸話が語られています。これらは全てが真実ではありません。後の時代になって作られた話も多くあります。しかし、フランシスコの霊性をよく伝えているものだと思います。ぜひ、読んでみてほしい作品です。
今回は、その中からいくつかを紹介したいと思います。 “信仰者に学ぶ(第三回)~アッシジのフランチェスコ(3) −中川晴久−” の続きを読む

信仰者に学ぶ(第二回)~アッシジのフランチェスコ(2) −中川晴久−

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

<第二回目の回心> 

 信仰者に学ぶ(一)では、フランチェスコの第一回目の回心について触れました。彼はそれまで忌み嫌っていたハンセン病の患者を抱きしめ、手に口づけしたとき、天の御国が開かれるような体験をしたのでした。それから間もなくして、第二回目の回心が起ります。彼は十字架から語りかけるイエスさまの声を聞いたのでした。
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信仰者に学ぶ(第一回)~アッシジのフランチェスコ(1)~ −中川晴久−


中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  論説委員

<はじめに>

 「自分が出会った神さまは、本当にそんな方か?」
 これは、私が信仰において迷ったときに、何度も自分自身に問いかけてきたことです。神さまと最初に出会ったあの瞬間、あの時。本当に心から「イエスを主」と告白した自分の信仰の原点に返ることは、大切なことです。

 自分の出会ったイエス・キリストと向き合い、神さまの召しに忠実に歩んだ人物として紹介したいのが、アッシジのフランチェスコです。とても分かりやすく真っすぐにイエスさまに向かった人です。プロテスタント教会では名前を聞いたことがあるくらいで、ほとんど馴染みのない人でしょう。しかし、まだカトリックとプロテスタントが分かれてない時代です。神はキリスト教界に面白い信仰者を輩出させたのです。今回は、このアッシジのフランチェスコについて簡単に紹介できたらと思います。 “信仰者に学ぶ(第一回)~アッシジのフランチェスコ(1)~ −中川晴久−” の続きを読む

アベノミクスを追う(4)-中川晴久-


中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員

 前回:アベノミクスを追う(3)

 2013年1月22日、日銀は大きな政策転換をしました。当時の日銀総裁白川正明氏は、インフレターゲットとして「物価上昇率2%」を目標として受け入れたのです。しかしそにはこの政策転換を迎えて、なおも「面従腹背」で臨む日銀との闘いがあったのです。アベノミクスは単に経済の政策であるだけでなく、長年染みついた考え方や人の心までも変えていく闘いでもあります。この闘いが、今も続いているのです。
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安倍晋三という総理(3) −中川晴久−


中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
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   前回:安倍晋三という総理(2)


「保守」とは 

 歴史問題おいて、安倍総理は「保守」の政治家です。おそらく、このことについて異論のある人は、ほとんどいないでしょう。総理自身は「保守」について次のように言っています。「わたしにとって保守というのは、イデオロギーではなく、日本および日本人について考える姿勢のことだと思う。」と。実に的確な表現です。

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アベノミクスを追う(3)-中川晴久-


中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
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<アベノミクス3本の矢>

 前回までの『アベノミクスを追う』において、「デフレからの脱却」がいかに重要であるかを話しました。今回は、アベノミクスの核である金融政策について見ていきましょう。皆さんには、金融政策とは何かを理解しつつ、経済における「偽りを見抜く力」を身に着けてほしいと思います。これを理解すれば、何が正しく何が間違っているのかの識別をすることができるようになります。 “アベノミクスを追う(3)-中川晴久-” の続きを読む

安倍晋三という総理(2) -中川晴久-

 

 

 

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイト−SALTY− 論説委員

 

<積極的な外交の展開>

 安倍総理が、亡き父・晋太郎氏(1991年没)の地盤を引き継ぎ代議士になったのは、1993年、総理が38歳の時でした。その政治センスが磨かれたのは、父・晋太郎氏が生前に外務大臣の要職にあるとき、秘書官として働いた経験が大きいようです。当時の中曽根康弘元首相は在任中の4期にわたって晋太郎氏を外務大臣として起用しました。その期間は3年8ヵ月に及びます。安倍総理は、3年間勤めた神戸製鋼を退社したのち、1982年から晋太郎氏に同行し、20回ほどの外遊に出ています。
もが多くの場合、最初の経験が後の経験の基礎をつくります。今日の安倍政権が外交に強い理由は、ここにあるのかもしれません。

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アベノミクスを追う(2)-中川晴久-


中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
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日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員

<デフレからの脱却>
 2012年12月からスタートした第2次安倍政権は「デフレからの脱却」を掲げ、経済政策を前面に打ち出しました。3本の矢で構成される「アベノミクス」です。1本目の矢はアベノミクスの主軸で「大胆な金融政策」、2本目は「機動的な財政政策」、3本目は「民間投資を喚起する成長戦略」です。 “アベノミクスを追う(2)-中川晴久-” の続きを読む

安倍晋三という総理(1) -中川晴久-

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
日本キリスト者オピニオンサイトSALTY 論説委員

<はじめに>
 日本に生まれ育ち、今日、日本という国に生きているのであれば、自国の総理大臣について、少しでも深く知っておくことは、あってしかるべきでしょう。
2012年2月より第2次安倍政権が発足して以来、第4次安倍政権に至る長期政権となりました。現在、国内問題のみならず近隣諸国、とくに朝鮮半島情勢はひっ迫していることからも、日本における力強いリーダーとして内外からも期待されています。 “安倍晋三という総理(1) -中川晴久-” の続きを読む