「祈りの人」髙山右近 −久保田典彦 −

※ 写真:「祈る髙山右近」 (水戸成幸・画)

 

『キリシタン史からのメッセージ』
 高槻・Ucon:第25回 

 

━ 久保田 Ucon 典彦 ━

阿武山福音自由教会 教会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰

「祈りの人」髙山右近

 髙山右近も お父さんの飛騨守も、 「 祈りの人 」 でしたよ!

高槻城内にあった教会、今の 野見神社の所にあった教会では、毎朝、早天のミサ ・ 早天祈り会が持たれていました。

 毎朝、キリシタン達が集まってきて、祈りをささげていたわけですが、教会に 一番にやって来たのは、誰だったと思いますか?

 高槻城主である髙山右近か、お父さんの 飛騨守か、この二人の内の どちらかだったのです。

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【動画】SALTY 第1回公開講演会『キリスト者と政治』(東京) 2019 10/22

SALTY 第1回公開講演会『キリスト者と政治』(東京) 2019 10/22

日時:2019年 10月22日(月) 午後2時〜
会場:御茶ノ水クリスチャンセンター

● SALTY 公式ホームページでの<東京>開催報告 (10/22)
https://wp.me/p9MlHb-16D

*注: スマホで後ろから録画している関係で、音声が不明瞭な部分があります。
ヘッドホンやイヤホンで試聴されると、聴きやすくなります。

 

講演1 麗澤大学客員教授・SALTY主筆  西岡 力 先生(基調講演)
『キリスト者が政治に取り組む時に陥る罠』

講演2 大東キリストチャペル  田口 望 牧師
『日本のキリスト者は皇室とどう向き合うべきか』

講演3 サーブ介護センター代表取締役  後藤献児朗氏
 『福祉に対するキリスト者の誤った認識』

 


講演1 麗澤大学客員教授・SALTY主筆  西岡 力 先生(基調講演)
『キリスト者が政治に取り組む時に陥る罠』


講演2 大東キリストチャペル  田口望牧師
『日本のキリスト者は皇室とどう向き合うべきか』


講演3 サーブ介護センター代表取締役  後藤献児朗氏
『福祉に対するキリスト者の誤った認識』


● SALTY 公式ホームページでの<大阪>開催報告 (10/14)
https://salty-japan.net/?p=4167

■ 【動画】SALTY 第1回公開講演会『キリスト者と政治』(大阪) 2019 10/14
https://wp.me/p9MlHb-18W

 

今、世界を揺るがす左翼と右翼 −金井 望−

SALTY論説委員 金井 望

最近、香港、ソウル、ジャカルタなどアジアの各地で、政府の方針に反対する市民の大規模な抗議活動が、相次いで起こっています。それは、政府によって国民の自由と民主主義が脅かされていることに対する危機感が、人々に高まっていることが、要因の一つと言えるでしょう。

  香港で政府と市民のせめぎあいが激しさを増している

香港では今年4月に政府が、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案を、立法会に提出しました。6月以降、これに反対する市民の大規模な抗議活動が続き、10月23日の立法会本会議で、香港政府は正式に条例の改正案を撤回しました。

中国の習近平(シー・チンピン)国家主席は11月4日夜、上海で香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官と会談し、「秩序を回復することが香港政府の最重要任務であり、法に基づいて暴力活動を処罰することが香港市民の幸福を守ることになる」と述べました。中国共産党は、香港の情勢を安定させるために、法制度の整備を進める方針を打ち出しています。

11月24日に予定されている区議会議員選挙を前にして、民主派の議員3人が、逮捕・起訴されました。政府や警察が強硬姿勢を示す中で、市民の反発は激しさを増しており、抗議活動に参加する市民が数万人の規模になっています。若者たちは地下鉄の駅や店舗を壊したり、道路にバリケードを築いて燃やすなど、過激な行為に及んでおり、警察は催涙弾を多用しています。

11月4日に行われた抗議活動に参加していた男子大学生が、警察の強制排除の最中に建物から転落して、8日に病院で死亡しました。11日の朝には、抗議活動に参加していた若者たちに警察官が発砲し、男性1人がけがをして一時重体となりました。

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キリスト教はイエス・キリストを信じる −三浦三千春−

*写真:『イーゼンハイム祭壇画(第1面)』グリューネヴァルト 作_Wikipedia  より

 

 

 

三浦三千春
著述業
元・クリスチャン新聞大阪支局長

キリスト教はイエス・キリストを信じる
<寄稿文>

 日本国内の世論が、他の多くの、自由な言論が許された諸国と同じく、大きく真っ二つに分断されているような感覚を私は抱いています。それは、「右」と「左」の対立というようにいわれますが、左右の両者が実のある対話を行い、共存して生きていかなければならないことと思います。
ことにキリスト教徒(クリスチャン)は見解を左右異(こと)にしていても、相互に深く信頼し、深く話し合える基盤を有していると思います。その共通の基盤は何なのか確認する論を提示したいと思います。実のある対話がさらに進むことを願いつつ……。

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「第1回 公開講演会 in 東京」 −大阪で行われた講演会に引き続き大盛況!− 

● 写真:御茶ノ水クリスチャンセンター

 

 

 

 

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-
「第1回 公開講演会 in 東京」

−大阪で行われた講演会に引き続き大盛況!− 

 10月14日(月)に大阪で行われた公開講演会に引き続き、10/22(火・祝日:即位礼正殿の儀)に、東京でも準備し開催した「第1回 公開講演会」では、テーブル席(30名分)では足りないほどの方々が参加されました。

司会:明石清正牧師

日本のキリスト教界の左傾化を憂う者たちが、ネットの世界から現実世界に飛び出し、共に集った記念すべきこの講演会。祝福の内に開催されましたことを、神様に感謝いたします

遠くは北九州から駆け付けた方もおられ、西岡力教授の講演を前のめりで聴いておられる皆様の表情がとても印象的でした。

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『キリスト者と政治』公開講演会に参加して −久保田典彦−

 

 

 

久保田 Ucon 典彦
阿武山福音自由教会 会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰

 

『キリスト者と政治』公開講演会に参加して

<SALTY 寄稿文>

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-
『第一回公開講演会 in 大阪』

テーマ:【 キリスト者と政治 】
2019年10月14日 ( 月 ・ 祝 ) 14:00 ~ 16:45
会場 :  大東キリストチャペル

・講演1  「 日本のキリスト者は 皇室と どう向き合うべきか 」
田口 望 ( 大東キリストチャペル 教役者 )

・講演2  「 キリスト者の 福祉に対する誤った認識 」

後藤献児朗 ( サーブ介護センター 代表 )

・講演3  「 沖縄で起こっている現実 」

依田啓示 ( カナンファーム 代表 )

● キリスト者による、このような集まりは、なかなかないことですし、私 ( 久保田 Ucon 典彦 ) も、 [ SALTY ] に 『キリシタン史からのメッセージ』の原稿を掲載していただいていますので、妻も誘って、夫婦で 出かけて行きました。
偏ってしまっている キリスト教界の、政治に対する現状を、是正していこうとする立場からの提言で、改めて自分を見つめ直す、貴重な機会となりました。 感謝主!

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SALTY『第1回公開講演会 in大阪』開催されました!


日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-
第1回公開講演会 in大阪

祝福された集会となりました!

 大きく左傾化したように見える、日本のキリスト教界の動きを憂うキリスト者たちが2015年に始まった facebook グループの「社会問題を語るキリスト者のひろば」に集い、意見交換や提言、情報交換を続けてきました。そのような交流の中から、有志たちにより 2018年4月1日、『日本キリスト者オピニオンサイト SALTY-』の立ち上げが実現し、更には「ネットの世界から現実の世界に出た活動を」との声が上がりました。

 10月14日月曜日、あの「大東宣言」(*1)を出された大東キリストチャペルにおいて、「第1回公開講演会 in 大阪」が開催されました。

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変わりゆく世界の教会と変わらない日本の教会(3)− 大橋秀夫 −

・写真:秋の花_エルサレムアーティチョーク

● 3回の連載:<第3回>

 

 

大橋秀夫
「日本教会成長研究所」
(現、JCGIネットワーク)
コメンテイーター、理事、全国講師
日本福音自由教会
クライスト・コミュニティ教会 顧問牧師

 

変わりゆく世界の教会と変わらない日本の教会(3)

—–> <前回、2. 教会の構造が変った  より続く>

3. 世界の潮流が変わった

 世界の福音派教会に強い影響力を与えたのは、「ローザンヌ世界宣教会議」でしょう。1910年のイギリスで開催されたエディンバラ宣教会議を経て、1974年にスイスで開催された「第1回ローザンヌ世界宣教会議」がその潮流をけん引しました。2010年第3回の会議が南アフリカ共和国のケープタウンで開催され、そこで発表された「ケープタウン決意表明」の初めのところに次のような一文があります。「1910年のエディンバラ宣教会議から100年の間に世界のキリスト教会に大転換が起きた。その変化とは、全世界的キリスト教会の成長である」。

 何がそれをもたらしたのでしょうか。第1回ローザンヌ世界宣教会議の主たるテーマは、①福音的宣教の使命を明文化。②未伝地の発掘。③包括的な福音宣教論の構築でした。この会議のイニシャチブを取ったのは、欧米の白人教職者たちであり、アジアやアフリカから招待された人々は、会衆席を埋めるにとどまっていました。

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変わりゆく世界の教会と変わらない日本の教会(2)− 大橋秀夫 −

・写真:秋の花_エルサレムアーティチョーク

● 3回の連載:<第2回>

 

 

大橋秀夫
「日本教会成長研究所」
(現、JCGIネットワーク)
コメンテイーター、理事、全国講師
日本福音自由教会
クライスト・コミュニティ教会 顧問牧師

 

変わりゆく世界の教会と変わらない日本の教会(2)

—–> <前回、1. 聖書の読み方が変わった  より続く>

2. 教会の構造が変わった

 宗教改革が打ち立てた大きな三つの原則は「聖書のみ・恵みと信仰のみ・信者のみ」で、これには変りはありません。しかし、いわゆる「信者のみ」に基づく万人祭司に基づく教会の構造的な変化が世界中で起こりつつあるのです。

 宗教改革者 マルティン・ルターがこだわったのは、恵みと信仰による救いでした。反対に彼がほとんど関心を示さなかったのは、当時のカトリック教会の礼拝儀式です。彼は「礼拝の儀式などは、福音に反しない限りどちらでもよいこと」(アディアフォラ)として儀式の多くを残してしまったのです。

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