日本宣教と放送伝道_ティモシー・セランダー

 

 

 

ティモシー・E・セランダー

太平洋放送協会(PBA)常務理事

日本宣教と放送伝道

主の御名においてご挨拶申し上げます。

TEAMの宣教師、ティモシー・セランダーです。太平洋放送協会(PBA)にリクルートされ、1981年に来日しました。

日本宣教。これは私が執筆を依頼されたテーマです。 何を書けばいいのか、長い間苦労しました。 今、書き始めた記事の冒頭ですが、結末がどうなるのか、そしてこの文章がその結末に到達するためにどのような道をたどるのか、まだわかりません!

日本の人々と文化を愛するようになった私

特別な資格はありません。 学者でも、戦略的思想家でもありません。 私は日本宣教で 40 年以上働いてきましたが、それは放送伝道という狭い分野にすぎませんでした。 そしてそこでも、私の仕事のほとんどは、機械、カメラ、マイク、ケーブルといった最も重要でない部分に関するものでした。

私の唯一の資格は、日本の人々と文化を愛するようになったということのようです。 そして、イエスが「わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。」と言われたことを信じています。 イエスを通して御父のもとに来た日本人が非常に少ないのは痛ましいことです。そのため私は、日本宣教に非常に興味があり、また日本の教会にも大きな敬意を払っています。

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日本人キリスト者のできるイスラエル支援② ~明石清正~

 

明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

日本人キリスト者のできるイスラエル支援①」の続きです。

福音的信仰のもたらした中東和平

 米国では、福音派の信仰を持ちながら政治の中心にいる人々が数多くいます。トランプ前政権には、側近たちは、ペンス副大統領、ポンペオ国務長官を始めとする、福音的信仰を持つ人々に囲まれていました。聖書信仰を持つ人々が、中東の平和に政治的にも関与しているのが、今の情勢です。2020年に結ばれた、敵性国家同士であった、イスラエルとアラブ諸国が和解した、歴史的な合意は「アブラハム合意」と呼ばれています。信仰に深く関わる合意であることは、その名から容易に分かるでしょう。ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の共通の父祖であるアブラハムの名によって、現実的な政治が進展しています。

トランプ米大統領、UAE シェイク・アブダッラー・ビン・ザーイド外務大臣、バーレーンのアブドゥル・ラティーフ・アル・ザヤーニ外務大臣、イスラエルのベベニヤミン・ネタニヤフ首相が、ホワイトハウスのトルーマンバルコニーから手を振る(AFP)

福音的信仰者の日本人国会議員

 しかし、日本においてはどうでしょうか?日本における最も大きな課題は、福音的信仰を持つキリスト者が、非常に少ないということです。イスラエル国内で、親イスラエルの日本のキリスト教団体と言えば、「幕屋」を挙げるイスラエル人が多いです。イスラエルに対して、幕屋の方々は実質的に最も大きな貢献を果たしています。しかし、福音派の日本の教会の存在は、ほとんど知られていません。 “日本人キリスト者のできるイスラエル支援② ~明石清正~” の続きを読む

日本人キリスト者のできるイスラエル支援① ~明石清正~

 

明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

 

 5月28日から6月4日にかけて、参議院議員であり、キリスト教の牧師でもある金子道仁氏のイスラエル訪問に同行させていただきました。その中心的な目的は、「エルサレム祈祷朝餐会(Jerusalem Prayer Breakfast) 」と呼ばれるイベントに参加することです。そこは、イスラエルの国会議員や政府関係者と、世界中からの国会議員やキリスト教関係者が集まり、エルサレムの平和のために共に祈りを献げる、というものです。

 キリスト教の放送局による報道です。

 金子議員ご本人からも報告がありますので、下の動画二つをご覧ください。

イスラエルに行ってきました!イスラエル訪問報告① “日本人キリスト者のできるイスラエル支援① ~明石清正~” の続きを読む

矛先は「統一協会」だけではない ~明石清正~

 

明石清正
SALTY論説委員
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

演説中の、しかも選挙戦における凶弾

 安倍首相の暗殺から始まる一連の流れには、「統一協会がいかに悪であるか、それをつぶさなければいけない」という視点で論じているものが、かなりあります。私は初めから、「これは、とっても嫌なことが起こる・・」と思いました。

 言論の自由は、民主主義の根幹です。政治というものは権力闘争の性質を帯びているものですが、言論によって闘わせるというルールを設けることによって自由と社会秩序を担保するのが、近代の自由主義の基です。言論の自由を象徴する演説中に、しかも、民主主義の根幹でもある選挙活動において、どんな理由があれ暴力でそれを封じることは、断固として認められないものです。

 ですから世界の自由民主主義国は、暴力で政治的また宗教的主張をかなえようとするものを、テロリストとしてどんなことがあっても、妥協せず、対峙し、戦い、罰していきます。ところが、今回の暗殺テロの場合、日本国民の間にどんな理由があれ、容認的雰囲気が出てきたのが極めて深刻なことだと感じます。

 戦前、五・一五事件を契機に、政治家に対するテロが頻発しましたが、国民の同情をかえって買い、テロに対する容認的空気が醸成されていきました。そして、二・二六事件が起こり、日本の政治と経済は、軍による戦時統制下に入ります。 “矛先は「統一協会」だけではない ~明石清正~” の続きを読む

紀元2023年 新年の抱負

 

田口 望

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  論説委員

新年あけましておめでとうございます。

 教会暦上では1月の上旬(顕現日)まではキリストの誕生をお祝いしますし、クリスマスカードを見ても「メリークリスマス&ハッピーニューイヤー」と書かれていることが多く、「クリスマスおめでとう」と「新年おめでとう」はキリスト教文化圏では一体となっていることが多いのですが、日本においては12月25日まではあれほどクリスマスソングがながれていたのに12月26日からは一転してお正月モードになり、スーパーやデパートもお正月関連のものが商品棚にならび、広告も和装を来た人がチラホラと出てきます。 “紀元2023年 新年の抱負” の続きを読む

皆様の尊いご支援に感謝いたします -SALTY-

 

皆様の尊いご支援に感謝いたします。

クリスマスおめでとうございます

救い主 イエス・キリストのご降誕を記念し、皆様とご家族お一人お一人の祝福と平安を心よりお祈り申し上げます。

2018年4月1日の「日本キリスト者オピニオンサイト −SALTY−」の創立以来、多くの皆様のご支援と祈りのサポートをいただき、心より感謝申し上げます。

SALTYの働きのために、献金、ご寄付をくださいました皆様に、SALTY のWEB掲載にて感謝とお礼のご報告をさせていただきます。

<受領日>  <お名前(イニシャル:姓・名)>

2022 – 2/12   M・T 様
同じく、3/5、 4/3、5/6、 5/27、6/27、7/26、9/15、
10/7、10/23、10/27、11/27

2022 – 7/16   I・N 様

2022 – 8/11; 8/15   「2022 SALTY  特別講演会」 席上献金

来年度も、ご支援ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2022年12月26日

日本キリスト者オピニオンサイト −SALTY−
代表 木下春樹
主筆 西岡力
編集会議一同

2022年 クリスマスメッセージ −木下春樹−

 

 

 

木下春樹

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 代表

網干キリスト教会 牧師

 

2022年 クリスマスメッセージ

クリスマスおめでとうございます。

 クリスマス、そしてそれに続くお正月は、子どもにとってワクワクする年中行事です。

 大人になっても老人になっても、そのワクワクは大切にしましょう。とにかく楽しみましょう。

 日常生活は忙しいです。最も大切な人は身近過ぎて摩擦も多くなるので、最も腹立たしい人に思えるという恐ろしさがあります。なので、少し日常を離れ、冷静になれば、真実が見えます。最も身近な人は、最も感謝すべき人であることがわかります。

それゆえ、クリスマス、お正月に限らず、誕生日や結婚記念日に、日常をちょっと離れて、あらためて神と人とに感謝することは、年中行事に託された祝福です。

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旧統一教会事件から学ぶ −亀井俊博−

 

 

 

バイブル・ソムリエ:亀井俊博

「芦屋福音教会」名誉牧師
「聖書を読む集い」牧師

“旧統一教会事件から学ぶ”

2022年12月1日

一年を振り返る時期

 キリスト教会では待降節を迎え、2022年も終わりに近づきました。一年を振り返る時期です。各自個人的な忘れがたい出来事があった事でしょうが、社会的には多難な年でした。世界的にはコロナ禍が続き、ゼロ・コロナからウイズ・コロナへと、頑なにゼロ・コロナ政策にこだわる中国を除いて、多くの国々で舵を切り替えました。またロシアによるウクライナ侵略に、欧米・日本等グローバル・ノース(主に北半球の先進諸国で帝国主義時代の旧宗主国が多い)先進諸国は憤りロシア制裁・ウクライナ支援を開始。中国・インド始めグローバル・サウス(主に南半球の発展途上国で、旧植民地が多い)の国々は結構な数が中立を決め込み、かつてのグローバル・ノースの植民地支配へのトラウマと反発を思い知らされました。

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安倍さんは統一協会と関係ない。(3)~敵対関係という「関係」~ −中川晴久−

 

 

 

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
日本キリスト神学院院長
SALTY-論説委員

 世間ではまだほとんど取り上げられていない重要な問題があります。それは安倍元総理が第一次政権より「戦後レジームからの脱却」を掲げ、その後も一貫して取り組んできた教育改革です。この教育改革は、統一協会による日本人支配を阻止するために必要不可欠なものでした。本来、統一協会問題を語る上ではもっとも語られるべきテーマなのです。 “安倍さんは統一協会と関係ない。(3)~敵対関係という「関係」~ −中川晴久−” の続きを読む

オリベット大学に世界福音同盟の事務所開設!  〜えっ?、異端・カルトの本拠地と言われた敷地内に?〜 −後藤献児朗−

写真:WEA の公式ホームページより

 

 

 

 

日本キリスト者オピニオンサイト-SALTY-代表
有限会社サーブ介護センター 代表取締役

オリベット大学に世界福音同盟の事務所開設!
〜えっ?、異端・カルトの本拠地と言われた敷地内に?〜

 WEA(世界福音同盟)のHPに、オリベット大学敷地内にWEAの事務所が開設されたという記事がアップされた。

2022- 6/8

“WEA & Communion of Churches in Korea Meet to Discuss Closer Collaboration for Mission, Dedicate New WEA Office”

日本にもJEA(日本福音同盟)という福音派の教会(教団)等が名を連ねる超教派組織があるが、JEAもまたWEAに加盟している。JEAはWEAの下部組織ではないと言っても、関係が深いことには違いない。

関係者の方々にとって、大きな関心事である「クリスチャントゥデイ  カルト疑惑問題」によって、クリスチャントゥデイにカルト疑惑を抱いていた方々が、今大きな瀬戸際に立たされていると言っても過言ではありません。

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