軍に仕え信仰を最優先に −スティーブ・A・タウン−

9月12日(土曜日)に開催された、コルネリオ会(防衛関係キリスト者の会)の例会(Zoom)での、スティーブ・A・タウンさん(元アメリカ陸軍将校)のメッセージ(証し)です。(YouTube 動画)

日本の防衛問題と、在日米軍と自衛隊の連携と働き、また、与えられた責務、任務にキリスト者として如何に忠実に遂行していくのかを、ご自身の体験を交えて語られています。

みなさま、どうぞお聞きください。

タイトル:『軍に仕え信仰を最優先に』

証し:スティーブ・A・タウン

収録:2020年 9月12日(土)

・動画の提供:コルネリオ会
・SALTY 掲載:井草晋一(SALTY 編集長)
(コルネリオ会教職顧問:関西地区)

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SALTY『第1回公開講演会 in大阪』開催されました!


日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-
第1回公開講演会 in大阪

祝福された集会となりました!

 大きく左傾化したように見える、日本のキリスト教界の動きを憂うキリスト者たちが2015年に始まった facebook グループの「社会問題を語るキリスト者のひろば」に集い、意見交換や提言、情報交換を続けてきました。そのような交流の中から、有志たちにより 2018年4月1日、『日本キリスト者オピニオンサイト SALTY-』の立ち上げが実現し、更には「ネットの世界から現実の世界に出た活動を」との声が上がりました。

 10月14日月曜日、あの「大東宣言」(*1)を出された大東キリストチャペルにおいて、「第1回公開講演会 in 大阪」が開催されました。

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2019 AMCF 東アジア大会を終えて − 石川信隆 −

写真:2019-AMCF 日本宣教大会-開会礼拝_2019-0829_横浜指路教会

石川信隆 JMCF会長

 

 

石川信隆
コルネリオ会 会長
防衛大学名誉教授

 

2019 AMCF 東アジア大会を終えて

-イエス・キリストにあって一つ-

1.     はじめに

 「イエス・キリストにあって一つ(ガラテヤ3:28)」。このみことばは、AMCF(世界軍人クリスチャンの会)のモットーです。このみ言葉を体験するため、毎年、東アジアの軍人クリスチャンは、大会 (Conference)(約100人規模)とリーダー研修会(Interaction)(約30人規模)を開催しています。大会の目的は「交わりと励まし」であり、研修会の目的は、軍人クリスチャンとしての祈り方と聖書の学び方と証しです。

 今回の東アジア大会は、1986年の日本で開催した第1回目以来、第5回目になります。私は日本で開催された5回の大会にすべて参加できる恵みを得ました。10年に1度の世界大会(約1000人~3000人規模)も3回参加しました。

AMCF-2019_日本宣教大会_チラシ

 しかしながら、日本のコルネリオ会(防衛関係キリスト者の会)という小さなグループ(実動会員 約10名)が、このような大きな大会を開催するのは至難の業です。ひとえに主の憐れみとコルネリオ会員、牧師先生方のご協力および各教会および会員家族、さらに金学根牧師(日本自衛隊宣教会 代表)の献身的な働きのお蔭によって成り立ちました。

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主の両腕における連携と連帯による平和づくり − 井草晋一 −

世界軍人クリスチャンの会『2019年 東アジア大会』
「証し」 8月31日(金) 08:30ー09:20

 

 

 

井草晋一
日本メノナイトブレザレン教団
武庫川キリスト教会 協力牧師
ピヨ バイブル ミニストリーズ 代表
コルネリオ会 教職顧問(関西地区)

主の両腕における連携と連帯による平和づくり

 兄弟姉妹の皆様、おはようございます。私たちの主イエス・キリストの御名を賛美いたします。

私は、井草晋一と申します。
日本メノナイトブレザレン教団の牧師で、大阪の近く(兵庫県尼崎市)の武庫川キリスト教会の協力牧師を担当しています。メノナイトブレザレン教会は、歴史的平和教会の一つです。

2005年から「日本防衛関係キリスト者の集い(コルネリオ会)」の教職顧問を担当しています。

 最初に、私の家族を紹介いたします。私の妻は、井草和子と申します。私たちには二人の息子があります。
長男は恵一と言い32才です。陸上自衛隊の隊員であり、8年前の2011年2月から8月までの7ヶ月間、ハイチの震災復興のために350人のPKOメンバーの一人として派遣されました。

 次男は聖二といい、30才です。 2010年の9月に、アメリカのカンザス州ウィンフィールドで開催された「世界フィンガーピッキング・スタイル ギターコンテスト」でトップ5を受賞しました。現在、プロのギタリストとして活躍しています。

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主にあって愛する軍人クリスチャンの皆様に − 西岡 力 −

2019年「世界軍人クリスチャンの会『東アジア大会』」で行った聖書講演

2019年(令和元年)8月30日

西岡力教授(SALTY主筆)

 

 

西岡力
(麗澤大学客員教授・東京基督教大学前教授)
・SALTY 主筆

主にあって愛する軍人クリスチャンの皆様に

 私は軍人ではありません。しかし、悪と戦う第一線にいらっしゃるここにいる自由世界の軍人自衛官クリスチャンの皆様を心から尊敬しています。私は30年近く、海上自衛隊幹部学校で朝鮮問題を講義してきました。

 ここで、一人の日本人クリスチャンとして日本の自衛官クリスチャンの皆様に謝罪いたします。日本の教会の中には自衛隊を否定する考えが広がっていて皆様方がこの日本で主に仕えるときに妨げになっているためです。本当に申し訳ないと心から謝罪します。

さて、今日、皆様のために準備してきた聖書のメッセージを語ります。

聖書をまず朗読します。

聖書ルカ10章38〜42節 と ヨハネ12章1〜3節です。

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世界軍人キリスト者の会(AMCF)の「東アジア大会」が開催!

*写真:8/31(土)「派遣礼拝」— 説教:朝岡勝牧師(徳丸町キリスト教会)

世界軍人キリスト者の会(AMCF)の「東アジア大会」が開催!

 8月29日(木)から31日(土)にかけて、横浜(桜木町)で、世界軍人キリスト者の会(AMCF)の「東アジア大会(日本宣教大会)」が開催されました。

テーマは、「平安があなた方にあるように(ヨハネ 20:20)」です。

石川信隆 JMCF会長
石川信隆 JMCF会長

 今回は、日本の「防衛関係キリスト者の会(JMCF・コルネリオ会)」(会長:石川信隆 防衛大学名誉教授)が主催し、韓国(32名)、台湾(11名)、モンゴル(10名)、中央アジア各国、(カザフスタン:2名、キルギスタン:2名、タジキスタン:1名)、アメリカ(5名)、スリランカ(2名)、日本(40名近く)の、100名ほどの参加。

 横浜オンヌリ教会(西山慎一牧師)を会場に、8/29(木)と8/30(金)の夜の「宣教大会」は、約160年前にヘボン宣教師が来られてスタートし、日本で二番目に創立された横浜指路教会(藤掛順一牧師)で行われました。

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『キリスト教と日本』 ー 日本福音主義神学会西部部会「2019年度春季研究会議」開催ー

『キリスト教と日本』
ー 日本福音主義神学会西部部会「2019年度春季研究会議」開催ー

 大阪市旭区の神学校、大阪聖書学院で6月10日(月)に開催された研究会議には、110名の牧師や神学生が集い、時節にかなった基調講演や研究発表、パネル・ディスカッション、そして、熱心な質疑応答(Q&A)がなされました。
当日の運営担当者から伺った話では、当初、50名くらいの登録が、直前になって参加者が急に増えてきたとのこと。

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キリスト教界の反日的な傾向(1)~その原因を探る~ −中川晴久−

 

 

 中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員

 

キリスト教界からなぜ反日的な声明がでるのか

 元号「令和」の発表や天皇の皇位継承「御代替わり(みよがわり)」における昨今の世相を見ていると、皇室皇統が日本国民からとても大切に思われていることが分かります。譲位された上皇陛下御夫妻は、日本国民からとてもよく愛されていたことが改めて確認できました。

 人が大切にしている事柄を否定して、物事が上手くいった試しはありません。
残念なことに、私たちの
キリスト教界からは様々な声明や宣言が表に出され、その多くは一般的な日本人の感覚からは「反日」的と言われても仕方ないものとなっています。

 私たちキリスト者は、時代が要請する問いに回答を用意せねばなりません。また「真理」を体現するものとして自己批判を持ち、時に身を危険にさらしても語るべきは語らねばなりません。それがキリスト者の精神と心得ています。ゆえに、あえてここで「反日」という厳しい言葉を使用するのも、世間が要求する問い(この場合「なぜキリスト教界は反日的か?」)に対して、回答を用意する必要があるからです。この点については予めご了承願います。

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「その時に備えて」に備えて(2) ナショナルセンターの名を借りて政治的な冊子を出すこと自体が間違い -田口望-

ヴィクトリア女王一家(フランツ・ヴィンターハンター画)
田口望
田口望

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

日本福音同盟とは何ぞや?

 読者諸兄には日本のクリスチャンギョーカイ(業界)について詳しくない方もいらっしゃるでしょうから、ご存じな方には冗長な説明になること承知の上であえて解説しておきます。

 今回、天皇制に疑義を呈する冊子「その時に備えて」は日本福音同盟社会委員会の名によって出版されました。この「日本福音同盟」とは単一の教会名でも、教団名でもありません。小さな、日本のキリスト教界の中では極めて大きい団体であり、多くの教派が加盟しています。労働組合でいえば、労働者個人が、種々雑多な多くの企業別労働組合に加盟し、その企業別労組が、産業別の労働組合が加盟し、さらにその産別労組が加盟する組合として日本労働組合総連合会(連合)というの存在しますよね。その国中の労働組合の総元締めを「ナショナルセンター」といいますが、言ってみれば日本福音同盟というのは、日本のプロテスタント・福音派の教団教派の大部分が加盟するプロテスタント教団・教派版ナショナルセンターのような存在なのです。
(※ 以下、日本福音同盟はJEAと略する)

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『その時に備えて』に備えて(1) 信徒に罪を犯させるな! − 田口 望 −

田口望
田口望

 

 

 

 

田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

『その時に備えて』が教会に頒布されることに備えよう

昨年11月に「その時に備えて」と題して日本福音同盟社会委員会から、本年5月に行われる天皇の御代替わりについて考える小冊子が出版されました。

 しかしながら、この冊子には多くの行き過ぎ、偏り、非キリスト教的な思想を内包するため、教会に分裂をもたらし、教会を離れる人も出てくるのではと私は考えています。そこで、この冊子に対する応答として、オピニオンサイト ソルティーに緊急連続寄稿をすることといたしました。
 事態は急を要すると私は考えます。なぜなら、