週の真ん中ストレート(10)共産党…存在することすら許されない政党ー田口 望

反共主義
田口望
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田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

 

西ドイツにも迫った共産党の魔の手

旧ドイツ共産党旗
旧ドイツ共産党旗

 前回の週の真ん中ストレートでは、東ドイツの共産党が見せかけだけの柔軟路線で社民党と合併し、ドイツ社会主義統一党という政党をつくり、多くの弾圧や離散家族を生んだことを学びました。では西ドイツの共産党はどうなったのでしょうか?
西ドイツでも戦後まもなく共産党は再建され、国政選挙にも進出し5パーセント以上の得票率を得て、十数議席を得ました。今の日本共産党が得る得票率、議席数とほぼ同じです。しかし、西ドイツは東ドイツや戦前のワイマール共和国の轍を踏むことはありませんでした。

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「その時に備えて」に備えて(6)君主が異教徒…だからなんだってんだ?!前編-田口望

田口望
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田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

聖書は異教徒の為政者の改宗を迫っていない

 JEA社会委員会が出版した小冊子「その時に備えて」には聖書によらない誤導が散見されます。同書P34には次ような一文があります。

ーーーーーーーー<引用>ーーーーーーーーー

天皇は異教の祭司ですから唯一の神を信じるキリスト者がこれに賛成するのは難しいでしょう。

ーーーーーーー<引用 終り>ーーーーーーーー

と断じて、その後、以下のような展開をします。

ーーーーーーーー<引用>ーーーーーーーーー

それなのに、伝道の妨げになるからといって見て見ぬふりをし、沈黙するならば、神の栄光をあらわすことはできません。伝道で何より大切なのは主のことばを忠実に語ることです。そうすることで、主の声を聞いた主の羊が主に立ち帰ります。教勢拡大のためには手段を選ばず教理も曲げて、というのでは伝道になりません。・・・

ーーーーーーー<引用 終り>ーーーーーーーー

 『天皇に賛成するのは難しい…』聖書のどこを読めばそのような解釈になるのか理解に苦しみます。私もまた聖書を誤って解釈する可能性のある人間ですから全否定はしませんが、私は、「神に栄光をあらわし」、「神の言葉に忠実に語る」からこそ、「天皇が異教の祭司であっても」、その人の祝福の為に祈ることはキリスト者の道として十分成り立ちうると考えます。

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「その時に備えて」に備えて(5) 千代田区神田カテキズム? -田口望

「良心の自由の表明」 ジョン・ロジャース・ハーバート画
田口望
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大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

これは対話ではなく教化の手段

プロテスタントの中には聖書そのものを重視し、あまり、信条や教理問答などを作らない教派も、ありますが、一部の教派ではカテキズム(教理問答)というものを大変重んじるグループも存在します。そして、今回JEA社会委員会が出版した冊子「その時に備えて」はそのカテキズムの体裁をとっているがために厄介なのです。カテキズムそのものを批判している訳ではありませんし、私自身は大変有用なものと評価しているのですが・・・

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「その時に備えて」に備えて(4) 悪魔の問答 -田口望

アダムとエバの原罪と楽園追放 システィーナ礼拝堂天井画
田口望
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田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
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エデンの園での問答

クリスチャンでない人もご存じででしょう。エデンの園で蛇(サタン)がエバ(イヴ)に投げかけた質問を思い出して頂きたいのです。サタンはエバに次のように尋ねました。

「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか。」(創世記3:1)

この答え、正解はイエスでしょうか?それともノーでしょうか?その答えを知るために、もともと神が人に命じた戒めはどのようなものであったかをみてみましょう。 “「その時に備えて」に備えて(4) 悪魔の問答 -田口望” の続きを読む

「その時に備えて」に備えて(3) ガラテヤ主義には正しく怒れ! -田口望-

ヘンドリック・テル・ブルッヘン作「聖マタイの召喚」
田口望
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田口 望
大東キリストチャペル 教役者
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この冊子の中に隠れた忌むべき「ガラテヤ主義」的思考

 JEA社会委員会が出した天皇制反対を促す冊子「その時に備えて」。私がこの冊子に対して怒っている最大の主因は、この冊子が、「反天皇制だから」怒っている訳でも、「自分が尊皇家だから」怒っている訳でもないのです。私が激烈に怒っているのは、この冊子の思想的背景に「ガラテヤ主義」をみるからです。そして、その様なものを放置することはクリスチャンの福音主義者の沽券にかかわる大問題なのです。

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週の真ん中ストレート(9)警戒せよ!共産党が最近の戦術は終戦直後にドイツ社会主義統一党がしてたことと一緒! -田口望-

長らく東ドイツの政権党だったドイツ社会主義統一党の旗
田口望
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大東キリストチャペル 教役者
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歴史に学ぶことの重要性

 私は歴史を学び、そこから、日本の現状に警戒感を持つことは反対しません。むしろ必要なことだと思います。でもね、政治運動が好きな左翼のキリスト者は方はなんでいつも74年前(1945年)のドイツばかり引き合いに出すのでしょうか? なんでボンヘッファー(その時ナチスに逆らってヒトラー暗殺計画を実行した牧師)ばっかりなんでしょうか?
 1945年と今とを比べたら1945年5月まではナチスが政権党だったんですから、そこからばっかり学んでいたら現在の政権党たる自民党がナチスに見えて、そして安倍首相がヒトラーに見えて仕方ない事でしょう。 でもそれが、偏った見方なんです。たまには時計の針を1年進めて、73年前(1946年)のドイツと今の日本の現状を比較して類似点をみてみたらいかがでしょう?その時、ベルリンで何が起きていたか・・・

週の真ん中ストレート(8)共産主義はキリスト教系の異端思想からはじまった  −田口 望−

反共主義
田口望
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田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

日本のプロテスタントは歴史的に戦前、国家神道によって、弾圧をうけ辛酸をなめた過去があるので、いわゆる政治的な右の動きに対しては警戒を怠ることはありません。その一方で、左の政治的な動きに関しては日本の教会は歴史的に共産主義者に弾圧をうけたことがないので、驚くほど受容してしまっています。

世界的にはキリスト教は共産主義によって最も苛烈な弾圧を受け、(現在も世界中の共産主義諸国でクリスチャンは弾圧をうけ殉教しています。)左の政治的な動きに対して警戒をしているので、日本のキリスト教界の警戒レベルの低さは、異常であるといえましょう。

日本共産党というのは端的にいえばキリスト教の異端なんです。 “週の真ん中ストレート(8)共産主義はキリスト教系の異端思想からはじまった  −田口 望−” の続きを読む

週の真ん中ストレート(7)日本共産党のご飯論法 共産党が目指す「私有財産の簒奪と国有化」の野望を暴く  −田口 望−

反共主義
田口望
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田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員

日本共産党は国会にも議席をもち、前委員長の不破氏などはスマイリング・コミュニスト(微笑する共産主義者)などと呼ばれ、人当たりがよさそうに見えるがために、リベラル政党の一つ化のように見えます。15年前には綱領を改定し、革命の文字も消え、ソフト路線をずっと打ち出しています。政治にほとんど興味のない人、あるいは、最近興味を持ち出した人などにとっては良い政策を掲げている清廉潔白な人たちに彼らがみえるかもしれません。しかして、その実態は、人類史上最も多くの人を殺めた、ソ連共産党をはじめとする往年の東側世界の共産主義政党の性質をそのまま色濃く残したままであり、西側諸国最大の規模を持つ、マルクス主義政党です。綱領においてはその意図を隠し言葉の言い換えでその意図を末端の党員や大衆には分からないようにする企図さえ見受けられます。

日本のキリスト教で、また日本社会全体が容共(共産主義の態度に明確な反対をしないまでも受容するような態度をとること)の雰囲気に流されつつあるのは、日本共産党の長期的な宣伝政策がある意味成功している証左です。

今回は日本共産党のご飯論法と題しまして、同党がいかに欺瞞的でかつ、私有財産の国有化という恐ろしい考えを今も堅持し将来において実効に移そうと目論んでいることを論駁していこうと考えます。

もって、自由で民主的な社会がこれからも維持されることをキリスト者として願ってやみません。

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あなたの心に!「キリスト教の電子書籍」〈2〉 −井草晋一−

『日本メノナイト教会宣教史』山出正一著

 

 

井草晋一

ピヨ バイブル ミニストリーズ 代表
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  編集長
日本メノナイトブレザレン教団 牧師

“Piyo ePub Communications” 代表

〜戦後の「日本教会史」における一つの流れ(信仰の系譜)から見えてくる、21世紀の宣教と教会形成への提言として〜

■「日本メノナイト教会宣教史」 山出正一 著

〜戦後のアナバプテスト・メノナイト教会の日本宣教〜のご紹介

昨年(2017年)の6月1日に、「電子書籍出版サイト」の5社(*1)から出版いたしました、『日本メノナイト教会宣教史』(山出正一著)ですが、購入してくださった皆様にとても好評です。

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あなたの心に!「キリスト教の電子書籍」〈1〉 −井草晋一−

●キリスト教会における「電子書籍」による新たな文書伝道の発展のために

 

 

井草晋一

ピヨ バイブル ミニストリーズ 代表
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  編集長
日本メノナイトブレザレン教団 牧師

“Piyo ePub Communications” 代表

 

 昨年(2017年)の6月より “Piyo ePub Communications” から電子書籍として出版されている先生方に、『Piyo ePub ニュース(著者版)』を配信しています。
(現在、 No.7)

この度、電子書籍の紹介と啓蒙のために、少し手直しして、SALTY で連載記事<あなたの心に!「キリスト教の電子書籍」>として紹介してまいります。
どうぞ、ご期待ください。

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