必勝の神機 −井草晋一−

 

 

 

ピヨ バイブル ミニストリーズ
代表 井草晋一

・SALTY 論説委員
・日本メノナイトブレザレン教団
武庫川キリスト教会 協力牧師
・「剣道とキリスト教」主催

 

「剣道とキリスト教」(第5回)

『必勝の神機』

~「気理合一」を目指して~

最近、小野派一刀流 宗家の笹森順造先生のいくつかの 言葉を思い起こします。

「必勝の神機」、「気理合一」、「日本人のとらざるところ」・・・。

 

「必勝の神機」とは、何でしょうか?

剣道の教えと、聖書の奥義「圧倒的な勝利」について、お話しします。

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ヘンリー王子・メーガン妃の極秘婚騒動−栗生 稔−

ヘンリー王子・メーガン妃の極秘婚騒動

結婚式パレード ウィキペディアより

 

 

SALTY論説委員
栗生 稔

 英国王室の話題が日本のワイドショーをにぎわせています。王室をめぐるいくつかのニュースの内、先月8日に米国の人気司会者オプラ・ウィンフリー氏のインタビューに答えた英国王室のヘンリー王子とメーガン妃が、約3年前の結婚式について、世界が注目した2018年5月19日のウィンザー城でのロイヤルウェディングの前に、実はカンタベリー大主教とヘンリー王子とメーガン妃だけで、秘密の結婚式をしたと暴露しました。その後、数日して英国国教会が秘密の結婚式があったことを否定しました。
 この秘密の結婚式については、日本のメディアはイギリスやアメリカのメディアの報道をただ翻訳して報道するばかりで釈然としなかったのではないでしょうか?
これ、キリスト教にまつわる日本、米国、英国の婚姻制度の違いから、日本人には理解しがたいものになっています。そこで、せっかくキリスト教のオピニオンサイトであるこの場を借りて、あのニュースを一般の日本人にもわかるように深掘り解説しようと思います。

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「攻め」のないキリスト教? −井草晋一−

・写真:葬儀の朝_教会の空
   (能勢川バイブルキャンプ_2020-11/26)


 

ピヨ バイブル ミニストリーズ
 代表 井草晋一

・コルネリオ会教職顧問(関西)
・SALTY 論説委員
・日本メノナイトブレザレン教団
 武庫川キリスト教会 協力牧師

 

「攻め」のないキリスト教?

~「促し」をしているのでしょうか?~

● コルネリオ会(防衛関係キリスト者の会)
 12月例会メッセージ(2020-12/12 )

 最近、「コロナ後のキリスト者・教会の働き」について思い巡らすことがあります。
 2020年1月以降の「新型コロナウィルス感染症」の世界的蔓延と、11月以降の第三次の感染拡大の中で、日本の私たちも、また、世界の全ての国々の人々も、トンネルの出口が見えないような苦難と大きな試練の中をぐぐり抜けている、まさに「今」です。
 けれども、そのような中で、もしかすると、キリスト者として、あるいは、地域教会としてキリスト教信仰における最も大切なものを忘れかけているのではないか?、と最近、特に思わされました。

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一座建立 −久保田典彦−

『キリシタン史からのメッセージ』
 高槻・Ucon:第31回 

 

 

 

 

━ 久保田 Ucon 典彦 ━

阿武山福音自由教会 教会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰

一座建立

 

● 髙山右近たち、キリシタン時代の 茶の湯において、大切に考えられていた 3つの事柄は

「 市中の山居(しちゅうのさんきょ) 」 「 和敬静 ( 清 ) 寂(わけいせいじゃく) 」 「 一座建立(いちざこんりゅう) 」 

 ━━ ということでした。

● 「 一たび 茶によって結ばれた 人間相互の結合は、いかなることがあっても、鎖断することがない。」  ( 西村 貞  「 キリシタンと 茶道 」 )

 “ 一たび キリスト によって結ばれた 人間相互の結合は、いかなることがあっても、鎖断することがない。”

 ━━ と 言えそうですネ。

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和敬静寂・和敬清寂 −久保田典彦−

『キリシタン史からのメッセージ』
 高槻・Ucon:第30回 

 

 

 

 

━ 久保田 Ucon 典彦 ━

阿武山福音自由教会 教会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰

和敬静寂 ・ 和敬清寂 

 

● 髙山右近たち、キリシタン時代の 茶の湯において、大切に考えられていた 3つの事柄は、

 「 市中の山居(しちゅうのさんきょ) 」 「 和敬静 ( 清 ) 寂(わけいせいじゃく) 」 「 一座建立(いちざこんりゅう) 」 

 ━━ ということでした。

 

 これらのことを 極めながら、

 “ 世間の すべてのものから離れて、真の 心の自由に至り、世の移り変わりを越えて、心の安定と平和に至る ”

ことを 目指していったのでした。

 

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『集団免疫』を求めるのか、それとも『日本民族の姿』を求めるのか? −井草晋一−

 

井草晋一
SALTY 編集長
日本メノナイトブレザレン教団
武庫川キリスト教会  協力牧師

『集団免疫』を求めるのか、それとも『日本民族の姿』を求めるのか?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する感染防止の取り組みについて、西洋社会の一角、それも、20世紀以来の福祉国家と言われる、スウェーデンの「集団免疫政策」の報道を知り、驚きを禁じ得ません。

<Newsweek 2020-0501>
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93307.php

しかし、日本の場合は、発熱者、体調不良の自覚者のみを検査し、軽症以上の人を自宅待機、指定されたホテルでの自主隔離、また、重病の方や重症化の危険性のある方のみを入院させるという方法は、この「スウェーデンの集団免疫政策」に近いのかも知れません。(4月末現在)

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イエズス会と茶道 −久保田典彦−

写真:「 茶室で祈る髙山右近 」 ( 柳柊二・画 )

『キリシタン史からのメッセージ』
 高槻・Ucon:第27回 

 

 

 

━ 久保田 Ucon 典彦 ━

阿武山福音自由教会 教会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰

イエズス会と茶道

● 日本に初めて 正式にキリスト教を伝えた 宣教師フランシスコ ・ ザビエルを始め、巡察師ヴァリニャーノや オルガンチーノ神父など、イエズス会の宣教師たちは、

日本人に キリスト教を伝えていくためには、

日本 ・ 日本人を よく理解し、それらに適応していきながら、願いである “ 救いの福音 ” を伝えていくことが 大切なことであると考えていました。 ( 全員が 一致していたわけではありませんが )

“ 日本人とお茶 ” の関係 ・ 日本文化としての “ 茶の湯 ” ( わび茶 ) が、日本では 大切に考えられていることを 認識していきました。

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書評 倉山満著『ウェストファリア体制』 −中川晴久−

 

 

 

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員

 日本の福音宣教を考えるとき、倉山満著『ウェストファリア体制』(PHP新書)が、いかに重要なテーマをであるか。〈日本のキリスト者が未だ語ってこなかったものであり、語らねばならないメッセージであり、語る使命がある〉。この『ウェストファリア体制』はそれを教えてくれます。私なりに「書評」という形でこの場をかりてお伝えしたい。私はこの本をぜひ日本のキリスト者にこそ読んでほしいと思っています。
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キリスト教界の反日的な傾向(1)~その原因を探る~ −中川晴久−

 

 

 中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員

 

キリスト教界からなぜ反日的な声明がでるのか

 元号「令和」の発表や天皇の皇位継承「御代替わり(みよがわり)」における昨今の世相を見ていると、皇室皇統が日本国民からとても大切に思われていることが分かります。譲位された上皇陛下御夫妻は、日本国民からとてもよく愛されていたことが改めて確認できました。

 人が大切にしている事柄を否定して、物事が上手くいった試しはありません。
残念なことに、私たちの
キリスト教界からは様々な声明や宣言が表に出され、その多くは一般的な日本人の感覚からは「反日」的と言われても仕方ないものとなっています。

 私たちキリスト者は、時代が要請する問いに回答を用意せねばなりません。また「真理」を体現するものとして自己批判を持ち、時に身を危険にさらしても語るべきは語らねばなりません。それがキリスト者の精神と心得ています。ゆえに、あえてここで「反日」という厳しい言葉を使用するのも、世間が要求する問い(この場合「なぜキリスト教界は反日的か?」)に対して、回答を用意する必要があるからです。この点については予めご了承願います。

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平成の天皇 明仁陛下のご譲位、並びに、新天皇 徳仁陛下のご即位を心よりお喜び申し上げます。

平成の天皇 明仁陛下のご譲位、並びに、
新天皇 徳仁陛下のご即位を心よりお喜び申し上げます。


平成の天皇明仁陛下と美智子皇后陛下に心より感謝申し上げます。

31年間、国民に寄り添い共に歩まれた両陛下の足跡は、国民の心に刻まれ、譲位された後も幾多の慰めと喜びとともに思い起こされることでしょう。

憲法の定める国民統合の象徴としての天皇皇后両陛下のご公務とお働きは、国民の様々な宗教的背景や信条、立場の違いを超えさせ、日本国民としての一致と一体感をより強固になさしめるものです。

皇室を戴く私たちの国日本は、「和」の文化の継承において、世界の人々と共に生きる喜びをもたらし、受け継がれてきた「武」の精神は、文字通り鉾(戈)を止めるという意味合いにおいて、世界平和の成就に貢献していくことでしょう。

また、皇室の悠久の歴史と伝統の中に伝えられてきた「愛されたごとくに人を愛する」という永遠の命令に、全身全霊をもって仕えて来られた歴代の天皇皇后両陛下のお姿は、人々の心を慰め和らがせる祭司の姿そのものと言えましょう。

私たち日本国民は、尊敬と敬意をもって新たな天皇徳仁陛下のご即位を喜び、令和の時代を共に歩みたいと念願いたします。

新天皇 徳仁陛下と雅子皇后陛下のこれからのご公務とお働きの上に、また、皇室の皆様の上に、神様からの豊かな慈しみと守りがありますようにと、心よりお祈り申し上げます。

令和 元年(2019年)5月1日
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-
 代 表:後藤献児朗
 主 筆:西岡 力
 編集長:井草晋一
 編集会議・論説委員一同

 

(*写真:宮内庁ホームページより)