寄り添い世代とアニマル・スピリット世代のコラボ −亀井俊博−

写真:武庫大橋と子どもたち/「環境神学」あとがき  p.103

 

 

 

バイブル・ソムリエ:亀井俊博

「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師

寄り添い世代とアニマル・スピリット世代のコラボ

2022・1・15

ほほえみの国、日本!

 先日あるベテラン・エコノミストが某TV番組で話していました。コロナ禍が始まる直前の事、香港に仕事で行ったとき、空港であるパンフレットを見てショックを受けたと言う、そこには“ほほえみの国、日本ツアー案内”とあった。“ほほえみの国”と言えば、かつてはタイであったはず、いや私を含め今でもそう思っている人が多いでしょう。しかし中国人から見れば、もはや日本はかつてのエコノミック・アニマルの儲け話にぎらつく目を止め、厳しいビジネス競争に疲れた香港人はじめ、中国のビジネス・パーソンを癒す、優しい“お・も・て・な・し”のこころをたたえた“ほほえみの国”になった、と見えている,と言うのです。エコノミスト氏だけでなく、私もかなりショックでした。

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新しい年にあたって −西岡力−

 

 

西岡 力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆

新しい年にあたって

 年末に『同性愛は生まれつきか? 同性愛の誘発要因に関する科学的探究』(2020/5/30)という本の訳者である、韓国人キリスト者学者の楊尚眞(ヤンサンジン)弘前学院大学教授とお話しする機会があった。

 楊尚眞教授が訳出した同書では、韓国のキリスト者学者らが同性愛問題に科学的に取り組み、遺伝や先天的なものではないという最近の学会の研究成果をわかりやすくまとめた上で、同性愛にどう取り組むべきかを真摯に論じている。楊教授自身も2021年7月に『同性愛と同性婚の真相—医学・社会科学的な根拠―』という力作を出版されている

 楊尚眞教授は韓国のキリスト教界に比べて、日本のキリスト教界が同性愛やLGBTの問題に科学的に取り組む姿勢がほとんどなく、一部は社会的弱者を守るというヒューマニズムに傾斜して過激な左派の家族破壊運動に加担していると嘆いていた。

 

 私は昨年上梓した『わが体験的コリア論 覚悟と家族愛がウソを暴く』で「被害者もウソをつく」という大変重たい問題提起をしたと話した。拙著で正面から取り上げた慰安婦問題について、やはり、日本のキリスト教界が社会的弱者を守るというヒューマニズムに傾斜して過激な左派がまき散らしているウソに加担してきたと、楊尚眞教授の嘆きに共感した。

 聖書は十字架以外に救いはないと教えている。その意味するところは、人間は全員、罪人であっていくら被害者であっても弱さと自己中心性を心に持ち、ウソをつくこともある。その弱さと自己中心性はもちろん私にもある。

 パウロ先生も「私は、したいと願う善を行わないで、したくない悪を行っています。…私は本当にみじめな人間です」と告白しているとおりだ。その罪をあがなうことができるのは唯一イエス・キリストの十字架の救いしかない。

 ソルティ(SALTY)は今年も、日本のキリスト教界にはびこる被害者中心主義という反キリスト的ヒューマニズムに立ち向かいたい。

 

令和4年初春
ソルティ主筆 西岡 力
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皆様への感謝のご報告

クリスマスおめでとうございます

救い主 イエス・キリストのご降誕を記念し、皆様とご家族お一人お一人の祝福と平安を心よりお祈り申し上げます。

2018年4月1日の「日本キリスト者オピニオンサイト −SALTY−」の創立以来、多くの皆様のご支援と祈りのサポートをいただき、心より感謝申し上げます

SALTYの働きのために、献金、ご寄付をくださいました皆様に、SALTY のWEB掲載にて感謝のご報告をさせていただきます

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美田を残す、元気印老人の夢 −亀井俊博−

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写真:「西谷の森公園」宝塚市

 

 

 

バイブル・ソムリエ:亀井俊博

「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師

「美田を残す、元気印老人の夢」

2021・11・3

人生120年時代の到来

 先日、芦屋キリスト教協議会と言う、芦屋市内のカソリック、プロテスタント等市内キリスト教会のほとんどが参加する団体が主催する“市民教養講座”で、“モーセ”についてお話しくださいと依頼を受けました。そこで“人生120年時代のヒント、モーセに学ぶ”と題してお話ししました。

 モーセと言う人は120才まで生きた人で、超長寿社会到来(“人生120年時代が来る「抗老化」研究最前線リポート”週刊朝日2021・7・23)の現代人の生き方モデルとなると思います。

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眞子さんに エール! −久保田典彦−

<写真> ご婚約内定の記者会見をなさる眞子内親王殿下と小室圭氏
2017年9月3日(宮内庁ホームページより)

 

 

 

 久保田 Ucon 典彦

「髙山右近研究室・久保田」主宰
 阿武山福音自由教会 教会員

眞子さんに エール!

2021年10月4日 (記)

● 眞子さま、複雑性PTSD ( 心的外傷後 ストレス障害 ) と診断

“ 誹謗中傷と感じられる出来事を、長期にわたり反復的に体験された結果、平穏で 幸福な生活を送りたいという願いが、不可能になってしまう恐怖を感じるようになられた ”

インターネット上の攻撃、過剰な 週刊誌 ・ マスコミ報道!

何と、悲しいニュースでしょうか。

眞子さんを、このような病気になるほどに追い込むことに関係した者すべてが、愛と正義の主なる神のお取り扱いによって、自らの罪を自覚し、罪人 ( つみびと ) であることを認め ・ 悔い改めへと 導かれますように!

 ● 小室圭 ( こむろけい ) さん ・ 眞子さん
   10月26日 結婚。 おめでとうございます!

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「感謝とお礼のご挨拶』 〜Piyo ePub Communications 創立10周年記念日〜 −井草晋一−

 

 

 

ピヨ バイブル ミニストリーズ
Piyo ePub Communications
代表 井草晋一

・コルネリオ会教職顧問(関西)
・SALTY 論説委員
・日本メノナイトブレザレン教団
武庫川キリスト教会 協力牧師

「感謝とお礼のご挨拶』
〜Piyo ePub Communications 創立10周年記念日〜
 
 
“Piyo ePub Communications” 創立10周年記念日(10月5日)にあたり、みなさまに「感謝とお礼のご挨拶」を、YouTube ライブ配信にてさせていただきます。
 
日時:2021年 10月5日(火)
   午後3時〜3時30分   YouTube ライブ の URL 

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最後のマエストロ達(3) −亀井俊博−

 

 

 

 

バイブル・ソムリエ:亀井俊博

「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師

「最後のマエストロ達」(第3回)

 

(第2回)より

(d)最後の K.マルクス

(1)「人新世の『資本論』」

 終わりに昨年刊行以来ベストセラーの少壮経済・社会学者斎藤幸平(1987~)「人新世の『資本論』」を“最後のマルクス”と言う視点で、少し詳しく取り上げます。その理由は本書が人類存亡の危機、地球環境破壊の解決策として注目され多くの読者を得、英訳が出版されている程ですから。

 さて斎藤の研究によると経済学のマエストロ、カール・マルクス(1818~1883)は主著たる資本主義の崩壊と革命による社会主義社会の到来への実践書「共産党宣言」と、資本主義経済社会の社会科学的分析研究書「資本論」を出版後、15年もの長い沈黙があった。しかし最近、晩年までの長期沈黙時代の膨大な研究ノートが整理解明刊行され MEGA(Marx-Engels-Gesamtausgabe)と呼ばれる。そこで有名な大月書店版「マルクス・エンゲルス全集」とは別に、新しい「マル・エン全集」100巻刊行が進み、斎藤もその編集者の一人だと言う。とりわけマルクスの「研究ノート」が新たに発見され、マルクス晩年の驚くべき、思想の大転回が発見されたと言う。これを私は”最後のマルクス“と言う訳です。

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書評 中川コージ著『巨大中国を動かす紅い方程式』 −中川晴久−

 

 

 

 

 

中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
日本キリスト神学院院長
SALTY-論説委員


< 中川コージ著『巨大中国を動かす紅い方程式』 >

 今回紹介したいのは、中川コージ著『巨大中国を動かす紅い方程式』です。

中川コージ先生は、北京大学大学院戦略管理学科で日本人初の博士号を取得された方です。そしてこの本は、長く中国に滞在している中で組織戦略論の視点から中国共産党を真正面から取り扱った本です。
中国共産党による国家運営と統治の方法も日本とはまるで違います。だから誤解も多く、さらに中国の情報統制による不透明さゆえに理解が難しいことは、皆さんも感じていることだと思います。
とはいえ、この本を実際に手に取り開いて見てすぐにわかることですが、この本を誰もが読みやすく、分かりやすいと思うはずです。さらに1章までを読むだけでも、不透明に思えた中国共産党の組織構造が驚くほどクリアになってしまいます。
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スピリチュアルケアとは −亀井俊博−

 

 

 

バイブル・ソムリエ:亀井俊博

「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師

「スピリチュアルケアとは」

2021・6・7

「全人医療とスピリチュアルケア」書評

田頭真一先生との関り

 SALTY誌上での拙稿 “教会にはなぜ女性が多いか?”(5月28日)でご紹介しました、畏友 田頭真一(たがみ しんいち)先生の近著「全人医療とスピリチュアルケア、聖書に基づくキリスト教主義的理論とアプローチの手引き」(いのちのことば社)の書評を述べさせていただきます。

SALTY:“教会にはなぜ女性が多いか?” (2021-5/28)

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軍に仕え、信仰を最優先に(4)−スティーブ・タウン−

2020年9月12日のコルネリオ会(防衛関係キリスト者の会)の例会(オンライン)で語られた、スティーブ・タウンさんのメッセージ(第4回)です。

 

 

 

米陸軍退役大佐
スティーブ・タウン

 

「軍に仕え、信仰を最優先に」(4)

-2020.9.12 コルネリオ会での証-

第4回>

<第3回より>  <—– クリック

4.東北大震災における神の恵み「米軍トモダチ作戦」

 「米軍トモダチ作戦」でも、私の最後の大きな任務がありました。

 それは、2011年3月 米軍横田基地連絡官事務所に勤務していた時、テレビNHKを見ていました。NHKの臨時ニュースで 「地震が来ます。注意しなさい。」というテロップが流れました。私がそれを見て他の人達に「みんな地震が来るそうです」と叫びましたが、みんなは状況がよくわかりませんでした。

 すぐに司令部の参謀長に電話して「これはひどいことになる。これから日米関係の大きな問題になり、大きな任務になるから、直ちに日米共同調整所、そして防衛のオペレーションセンターを立ち上げて、日米共同作戦の準備をしたほうがいい」と言いました。ほとんど最初は誰も何もやりたくなかったみたいでしたが、とりあえず情報収集をしていました。

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