「信教の自由を守る日」ならば・・・−明石清正−

 

 

明石清正
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表

日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-  論説委員

「信教の自由を守る日」ならば、

 日本に今ある自由に感謝を!

 世界の迫害を受けている兄弟姉妹のための祈りを!

 

 明日が、建国記念の日ということで、「信教の自由を守る日」と名打って、キリスト教関連の集会が諸所で行われるようです。

「2月11日は「建国記念の日」として祝日だが、神武天皇が即位した日「紀元節」を戦後復活させたという経緯がある。そのため、戦前から戦中、天皇制によって信仰が弾圧された歴史を踏まえて、キリスト教諸団体は「信教の自由」が守られるよう、この日に各地で集会を開いている。」
2・11(信教の自由を守る日)関連集会リスト」(クリスチャンプレスから)

 しかし、日本の信教の自由は、米国務省による「国際的な宗教の自由度の報告(International Religious Report)」の調査で、日本は憲法によって高い自由が守られていることが書かれています。

2018 Report on International Religious Freedom: Japan

 しかし、世界では、前代未聞の過酷な迫害と弾圧の報告が出ています。

毎日、世界で8人のクリスチャンが信仰のために殺されている。

毎週、182の教会やキリスト教系の建物が襲撃されている。

毎月、309人のクリスチャンが不当に服役させられている。
【CHRISTIANITY TODAY】クリスチャンでいるのが困難な国トップ50(前編)」(クリスチャンプレスから)

各集会で、戦時中にキリスト教会が弾圧を受けたことを覚えることは良いことだと思いますが、

1)今の日本の宗教的自由に深く、神に感謝し、

2)その自由を享受できていない、私たちの兄弟姉妹のために祈る時間を持っていただけたらと、切に願います。