2018年4月1日 創立
「日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY-」は、本日、創立3周年を迎えました。
皆様のご支援と、寄稿者の皆様、そして、SALTYの記事をお読みくださる皆様に、心より感謝申し上げます。
いよいよ、4年目の働きに入ります。
キリスト教会から社会に発信する、確かな情報、良き道しるべとなる論説や見解ををこれからも発信してまいります。
今後とも、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
2021年4月1日
代表:後藤献児朗
主筆:西岡 力
編集会議 一同
*写真:「ゴルゴダの道」_宮地聴 作_1985・日展入選作品
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
<第3回(最終回)>
・3回の連載で掲載いたしました。(SALTY編集部)
<第2回>より <—– クリック!
「中国キリスト教の躍進に学ぶ」
(C)中国キリスト教躍進の要因分析と日本キリスト教の学ぶべき点
中国宣教は、世界の教会の悲願でしたが、無神論共産主義に阻まれ、宣教の門は閉じられていました。多くの欧米のチャイナ・ミッションは中国から撤退させられたのです。しかしその閉鎖状況の中に、教会は大きく成長していたのです。まさに神の恵みであり、人間的には奇跡と言うほかありません。同時に、人間的視点からその発展の要因を探る事も、無意味ではないでしょう。以下わたしの要因分析を述べます。
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
<第2回>
・3回の連載で掲載いたします。(SALTY編集部)
<第1回>より <—– クリック!
(c)改革開放時代
1990年代、文化革命による、社会の破壊と荒廃から再建するため、1989年の天安門事件を経て、鄧小平が“改革開放”を唱え、政治の共産党支配、経済の資本主義市場導入を計りました。その結果、欧米との国際交流が盛んとなり、1990年以降宗教ブームが生じ、キリスト教会も中国駐在のビジネスマン、外交官、学生等のキリスト者の礼拝のため、北京、上海に「国際教会」(International Christian Fellowship,ICF) を認可、ホテル礼拝、やがて会堂が建てられ、パスポートを提示し外国人信徒の礼拝が認められました。これは共産党政府下の「特区」としての市場開放、宗教開放策でした。しかし中国人への伝道は禁止され、中国人キリスト者との交流も認められませんでした。
令和3年3月1日 産経新聞「正論」コラム(一部修正)
西岡力
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 主筆
モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授、
歴史認識問題研究会会長
戦前わが国は公娼制度を持っていた。慰安婦はそれを戦地に持ち込んだものだ。慰安婦となった女性たちは貧困の犠牲者だった。そのことは日本人も韓国人もみな知っていた。ところが1990年代初め日本の一部反日勢力が、日本軍が国家総動員法に基づく挺身(ていしん)隊として奴隷狩りのように朝鮮女性を連行し慰安婦にさせたという荒唐無稽な嘘を大々的に発信した。
≪嘘と戦う韓国の学者ら≫
激しい論争の結果、国内では権力による強制連行ではなく公娼制度の一環だったという見方が支配的になった。外務省も重い腰を上げて2019年から外交青書とホームページで強制連行、性奴隷、20万人という3つの嘘に反論を加え始めた。しかし韓国と国際社会にはまだ「朝鮮人の若い娘20万人が日本軍によって強制連行され、性奴隷となった」という嘘のイメージがはびこっている。わが国にとっての慰安婦問題とはこの嘘をどうやって打破するのかなのだ。
・写真:ネコヤナギの花
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
<第1回>
・3回の連載で掲載いたします。(SALTY編集部)
“戦前の中国のキリスト教徒は、ライス・クリスチャンと呼ばれ、宣教師がお米をくれるから教会に来ていた。だから今は無神論の共産党支配になってしまい、教会は消滅したと思う”、わたしが半世紀も前に戦前の中国の教会を知る先輩牧師からお聞きした話です。
しかしこの予測は見事に裏切られました。2025年、中国キリスト者数は1億6千万人を数え、2030年には2億4・7千万人に成長し、アメリカを抜き世界一のキリスト教人口になると予測されると言う(Fenggang Yang、米国バーデユ大学教授)。
そこで危機感を抱いた中国政府は、強力な規制をキリスト教にかけていると言う。わたしはこの奇跡的な現象に関心を抱き、さらには省みて日本のキリスト教不振に比べて、中国キリスト教から学ぶべき事がないか、牧師として切実な思いを持っていました。
・写真:ビオラの花
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
執筆:2021年1月13日
<第1回>
・4回の連載で掲載いたします。(SALTY編集部)
こんなに長期戦になるとは思っていませんでした。新型コロナ・ウイルスとの戦いです。戦争ならどこか遠くに戦線があって、夕食のTVニュースを見ながら心を痛めているのですが、この戦いは私たちの日々の生活が最前線で、私の様な後期高齢者にはいつ弾が当たって感染、死に至る病になるか戦々恐々です。医療者、経済界、教育者、政治家、ジャーナリスト等、様々な観点から意見や、行政の取り組みに批判を述べています。中には宗教界からも、コロナ封じの御祈祷の勧めがなされています。まさに総力戦の観を呈しています。私も今まで、その時々に意見を述べてきましたが、ここにキリスト教福音派の視点で神学的な考察を試みてみます。なお参考資料の「拙著」は電子図書で刊行されています。