※写真は、大分・遊歩公園の「聖フランシスコ・ザビエル像」
『キリシタン史からのメッセージ』
高槻・Ukon:第21回
久保田 Ucon 典彦
阿武山福音自由教会 教会員
「髙山右近研究室・久保田」主宰
ザビエルがとった宣教の方法
写真:絵画フランス革命「テニスコートの誓い」(Wikipedia より)
田口 望
大東キリストチャペル 教役者
大阪聖書学院 常勤講師
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員
私は本誌の週の真ん中ストレートにおいて、度々日本共産党の危険性について指摘し、その本質は、キリスト教と似て非なるものであり、「キリスト教の異端」「フォイエルバッハ急進派」と呼んでも差し支えないとまで申し上げました。
しかし、それは、私が右翼であるとか、現政権を支持していることを意味することではありません。また政治的に左の考えを持つこと自体がキリスト教倫理において罪だと言っているわけでもありません。むしろ、私自身のキリスト者としてのあり様をいくから披歴するならば、私こそが、左なのです。 “週の真ん中ストレート(11)良い左、ダメな左ー田口 望” の続きを読む
中川晴久
東京キリスト教神学研究所幹事
主の羊クリスチャン教会牧師
SALTY-論説委員
前回の「キリスト教界の反日的な傾向(1)」について、「反日的」というタイトルに対する批判を数人の方から頂きました。ただ、「反日的」という言葉については「予めご了承願います。」とお伝えした通り、この記事は世間から問われる「なぜキリスト教は反日的か?」の問いに答えるためのもの、となっています。この問いに真正面から答えることをしなければ、キリスト教会への「誤解」は、益々大きくなるばかりです。特に、真面目に福音宣教(伝道)活動を行っている日本の多くの教会や牧師たちのみならず、韓国系キリスト教会への風評的被害が拡大するだろう、と私は懸念しています。
私たちはキリスト者として、一般社会のキリスト教に対する正しい理解へ向け、丁寧な弁明が必要ですし、日本の教会の兄弟姉妹とともに、同じ信仰を持つ韓国の(特に在日の)兄弟姉妹をも守っていかねばなりません。改めてタイトルの「反日的」という言葉の使用について、ご理解を賜りますようお願い致します。
・ “キリスト教界の反日的な傾向(2)~その原因を探る~ −中川晴久−” の続きを読む
明石清正
カルバリーチャペル・ロゴス東京 牧師
ロゴス・ミニストリー 代表
日本キリスト者オピニオンサイト -SALTY- 論説委員
明石清正牧師による「社会問題」に関する時事評論です。
「ロゴス・ミニストリーのブログ」に掲載された小論ですが、「SALTY」に、一部変更後、転載いたします。
非常に興味深い英文記事を読みました。昭和天皇とマッカーサー元帥とのやり取りを伝道者、故ビリー・グラハム氏が、マッカーサー氏本人から聞いた話です。
ニューヨークタイムズの記事1964年4月7日
General Told of Barring Offer To Create a Christian Japan
~~~~〜
ビリー・グラハム師は、ここで昨日、ダグラス・マッカーサー元帥がかつて彼に語ったことに言及し、裕仁天皇が、日本をキリスト教国にするという申し出られたことを、断ったということだ。
なぜ申し出を断ったのか、「一国民にどんな宗教も強制してはならない」からだと、元帥がグラハム氏に言った。このバプテスト派の伝道者が思い出すに、日本が降伏後、天皇は私的にキリスト教を国家宗教にする用意があると言明しておられたと、マッカーサー元帥が言ったということだ。
元帥は、「考える時間を下さい」とお願いした後、その提案を考慮し、天皇にお応えした。「いいえ、そのようなことはあってはなりません。どの国も、どんな宗教に対しても遵奉させるようなことがあってはいけません。自主的に行なわなければならないものです。」
ウォルドルフ=アストリアにおける、市長朝食祈祷会にて、グラハム氏が説教し、元帥の死を哀悼を表した。彼は自分の説教の前置きとして、極東から帰国したばかりの時にあった会話を思い起こしていた。
~~~~〜 “キリスト教国家を申し出た天皇、断ったマッカーサー −明石清正 −” の続きを読む
31年間、国民に寄り添い共に歩まれた両陛下の足跡は、国民の心に刻まれ、譲位された後も幾多の慰めと喜びとともに思い起こされることでしょう。
憲法の定める国民統合の象徴としての天皇皇后両陛下のご公務とお働きは、国民の様々な宗教的背景や信条、立場の違いを超えさせ、日本国民としての一致と一体感をより強固になさしめるものです。
皇室を戴く私たちの国日本は、「和」の文化の継承において、世界の人々と共に生きる喜びをもたらし、受け継がれてきた「武」の精神は、文字通り鉾(戈)を止めるという意味合いにおいて、世界平和の成就に貢献していくことでしょう。
また、皇室の悠久の歴史と伝統の中に伝えられてきた「愛されたごとくに人を愛する」という永遠の命令に、全身全霊をもって仕えて来られた歴代の天皇皇后両陛下のお姿は、人々の心を慰め和らがせる祭司の姿そのものと言えましょう。
私たち日本国民は、尊敬と敬意をもって新たな天皇徳仁陛下のご即位を喜び、令和の時代を共に歩みたいと念願いたします。
新天皇 徳仁陛下と雅子皇后陛下のこれからのご公務とお働きの上に、また、皇室の皆様の上に、神様からの豊かな慈しみと守りがありますようにと、心よりお祈り申し上げます。
(*写真:宮内庁ホームページより)
写真:『天皇陛下御在位三十年記念式典』
開催日:平成31年2月1日(首相官邸 ホームページより)
・亀井俊博牧師による「社会問題」に関する時事評論です。
「西宮ブログ」の『バイブルソムリエ』に掲載された小論ですが、この度、著者の了承を得ましたので、「SALTY」に転載いたします。
2019・1・23
バイブル・ソムリエ:亀井俊博
「西宮北口聖書集会」牧師
「芦屋福音教会」名誉牧師
今年の日本の大きなイベントは、4月30日の天皇譲位、10月1日の消費税増税だと言われます。ただ消費税は大きな経済変動があればどうなるか分からないそうです。ここでは確定した天皇譲位について考えます。2016年8月8日、天皇から国民への異例のメッセージに端を発した生前譲位が実現します。そこで天皇制について考える機会となります。アリストテレス「政治学」によると政治体制には、王制、貴族制、共和制、僭主制、寡頭制、民主制の6種類があります。日本は王制と民主制を組み合わせた立憲民主制の下での天皇制です。天皇制も王制の一種と考えれば、世界の歴史的傾向では王制はすたる傾向です。わずかに残った世界の王制国家も、国民の支持なくしては存続出来ないので、王室はそれぞれ苦心しています。日本も同様です。
日本キリスト者オピニオンサイト
-SALTY- 主筆
モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力
● 3月5日(水)の「産経新聞」に寄稿した米朝首脳会談に関する拙文です。
産経新聞 2019.3.5
≪トランプ大統領の決断は正しい≫
2度目の米朝首脳会談が合意文書署名に失敗して決裂した。安倍晋三首相はトランプ大統領の決断を全面的に支持すると語ったが、私も同じ意見だ。
昨年6月の最初の首脳会談について、トランプ大統領が金正恩委員長の術策にはまったとする批判が多かったが、今回の結果から術策にはまったのは金正恩氏の方だということが明確になった。